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 医学部 医学科 薬理学講座
 Department of Pharmacology

教授:
  杉山 篤
准教授:
  赤羽 悟美
講師:
  古川 勝雄
助教:
  中井 修三
  中瀬古 寛子
  伊藤 雅方
大学院生:
  丸山 博子
非常勤研究生:
  守本 慎一
  坂倉 智子
  西村 聰魅
  安東 賢太郎
  葛西 智恵子
  千葉 克芳
  坂口 靖江
  秋江 靖樹
  中村 政彦
  林  隆志
  中谷 美砂子
  清水 憲次
  斉藤 裕之
  中村 裕二
■ 概要
薬理学講座
遺伝子−臓器・器官レベルで得られた情報を生体に反映させ、統合的に解釈し、医療の現場に貢献できる研究を展開している。研究対象も薬物に限定せず、再生医学に基づいた治療手段や医療機器など、幅広い研究を総合的に推進している。

1.薬物性QT延長症候群の予知システム: 薬物性QT延長症候群を回避することが創薬における最優先課題の一つになっている。「In vivo不整脈モデル」や「ヒトES/iPS由来心筋細胞オンチップモデル」を用いて新規候補化合物の有効性と安全性を評価する検査システムの国際標準化を推進している。

2.心房細動の薬物治療: 慢性房室ブロックモデルを応用して慢性持続性心房細動モデルの開発に成功した。心房選択的イオンチャンネル修飾薬の抗心房細動作用を総合的に分析することにより、有望な心房細動の治療標的分子を明確にし、心房細動に対する有効かつ安全な薬物療法の確立を目指している。

3.超小型ミニブタの開発・応用: 動物実験反対運動の対象になりにくいと考えられる種「ブタ」の実験動物モデルへの応用研究を進め、成豚でも体重10 kg未満の世界最小サイズの超小型ミニブタ(登録名:マイクロミニピッグ)の開発に成功した。慢性心不全、動脈硬化、薬物代謝・動態、QT延長症候群など、種々な分野の研究へ応用が期待されている。

4.血管平滑筋に対する自律神経薬の作用メカニズム: 顔面静脈は脳の温度調節に関わっており、その収縮弛緩の調節メカニズムを解明することは脳の温度調節における恒常性の解明の一助となる。顔面静脈はノルアドレナリンで弛緩するが、α遮断薬のフェントラミンで収縮を示す。その収縮にはα1受容体、Kチャネル、PGの関与はなく、現在、α2受容体の関与および受容体以外のメカニズムを検討している。また、α2受容体作用薬のクロニジンは門脈圧亢進症の治療薬であるが、α2以外の受容体の関与についての報告はされていない。クロニジンの作用メカニズムを明らかにすることは、肝硬変などによる門脈圧亢進症の治療がさらに進歩すると考え、現在研究中である。

5.Ca2+シグナルの制御機構およびその破綻から疾患へ至るメカニズムの解明: Ca2+は細胞の存在・増殖・死をはじめ心筋細胞のリズムと収縮など多くの細胞機能を担う重要な細胞内シグナル分子であり、細胞内Ca2+濃度は精微に制御されている。一方、その制御の破綻は細胞機能に異常を来たし、不整脈や心不全をはじめさまざまな疾患の原因となる。我々は、Ca2+シグナル制御のしくみを明らかにし、その破綻から疾患へ至る分子メカニズムの解明を行っている。

6.イオンチャネル作動薬の分子薬理学的解析: 電位依存性Ca2+チャネル、BKチャネルをはじめ、イオンチャネルをターゲットとした薬物の作用メカニズムについて、分子薬理学的手法と電気生理学的手法を組み合わせて解析を進めている。

7.勃起障害(erectile dysfunction:ED)治療のための勃起のメカニズムに関する研究: ウサギの陰茎海綿体を用いて、EDの治療という観点から海綿体平滑筋の収縮・弛緩に関する薬物の作用を受容体サブタイプの点から研究している。これまで、adrenaline ?受容体、muscarine M受容体、serotonin 5HT受容体、prostaglandin E受容体、ATP受容体などの受容体サブタイプについて報告してきた。現在はVIPの収縮・弛緩作用に関する受容体サブタイプの関与について研究中である。
■ Keywords
Cardiovascular Pharmacology, Heart, Atria, Ventricle, Calcium, Calcium channel, Potassium channel, Sodium channel, Long QT syndrome, Torsade de pointes, Atrial fibrillation, Microminipig, Alge
■ 特許
1.  Atsushi Sugiyama :Enzymatic fluorometric assay for cAMP and adenylate cyclase and kit therefor  ―United States Patent No. 7,807,367 B2  (2010/10/05登録)
2.  杉山篤, 高原章, 橋本敬太郎 :心房細動モデル動物の作製方法、心房細動を誘発させる方法及び心房細動を誘発させた動物を用いた心房細動抑制剤の評価方法  ―日本国特許第4704712  (2011/03/18登録)
3.  高原章, 杉山篤, 橋本敬太郎 :不整脈治療剤  ―日本国特許第4613496  (2010/10/29登録)
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  平成22年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)  (研究課題番号:22590237)
 研究課題:心房細動の治療標的分子の同定:持続性心房細動モデル犬を用いて  (研究代表者:杉山 篤)
 研究補助金:1950000円  (代表)
2.  独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 平成22年度「iPS細胞等幹細胞産業応用促進基盤技術開発」プロジェクト
 研究課題:iPS細胞等幹細胞を活用した創薬スクリーニングシステムの開発  (研究分担者:杉山 篤)
 研究補助金:3000000円  (分担)
3.  科研費新学術領域
 研究課題:統合的多階層生体機能学領域の確立とその応用  (研究分担者:赤羽悟美)
 研究補助金:4000000円  (分担)
4.  私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
 研究課題:感染症・免疫難病における治療技術の開発  (研究分担者:赤羽悟美)
 研究補助金:1800000円  (分担)
5.  車両財団 平成22年度心臓病の基礎的研究
 研究課題:心筋細胞カルシウムシグナル異常の統合的システムバイオロジー  (研究代表者:赤羽悟美)
 研究補助金:9000000円  (代表)
6.  平成23年度厚生労働科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業)  (研究課題番号:H22-医薬-指定—035)
 研究課題:ヒト由来幹細胞の安全性薬理試験への応用可能性のための調査研究  (研究分担者:杉山篤)
 研究補助金:2000000円  (分担)
その他
1.  産学連携による民間企業との共同研究(複数)
 研究課題:医学研究、その他  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:2600000円  (代表)
2.  平成22年度東邦大学医学部医学科プロジェクト研究費
 研究課題:心房筋における脂質結合蛋白質を介したL型Ca2+チャネルの新規な制御機構  (研究代表者:中瀬古寛子)
 研究補助金:500000円  (代表)
3.  平成22年度東邦大学医学部医学科プロジェクト研究費
 研究課題:脂質結合タンパク質複合体を介した脂質代謝調節機構についての解析  (研究代表者:伊藤雅方)
 研究補助金:400000円  (代表)
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.  杉山 篤 :厚生労働省基礎研究班タミフル問題ワーキンググループ委員, 山梨大学医学部非常勤講師, 城西国際大学非常勤講師, 北里大学東病院治験分担医師
2.  赤羽悟美 :大阪大学臨床医工学融合研究教育センター招聘教授, 東京大学薬学系研究科非常勤講師, 人事院作問委員会委員, 鹿児島大学医学部非常勤講師
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  杉山 篤 :日本薬理学会評議員・代議員, 日本心電学会評議員, 日本不整脈学会評議員, 日本循環制御医学会評議員, 日本安全性薬理研究会幹事, DIA Cardiac Safety Workshop プログラム委員
2.  赤羽悟美 :日本薬理学会評議員・代議員, 日本生理学会評議員, 国際心臓研究学会評議員
3.  古川勝雄 :日本性機能学会理事
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















杉山 篤   教授
医学博士
 2  1 3  1        6
(5)
 15
(4)
 5
(2)
 1
 16
(12)
 4
(2)
赤羽 悟美   准教授
薬学博士
    3   1       2
(2)
 13
(1)
 
 3
 
 
古川 勝雄   講師
医学博士
   1           
 
 
 
 
 
伊藤 雅方   助教
農学博士
   1 2          4
(1)
 8
(1)
 
 2
 
 
中井 修三   助教
医学博士
              
 
 
 
 
 1
中瀬古(泉) 寛子   助教
博士(理学)
    1          5
 8
(2)
 1
 1
 1
 
 2 3  1 0  0  17
(8)
 6
(2)
 17
(12)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














杉山 篤   教授
医学博士
 2 1  1     6
(5)
 5
(2)
 16
(12)
赤羽 悟美   准教授
薬学博士
         2
(2)
 
 
古川 勝雄   講師
医学博士
  1       
 
 
伊藤 雅方   助教
農学博士
  1       4
(1)
 
 
中井 修三   助教
医学博士
         
 
 
中瀬古(泉) 寛子   助教
博士(理学)
         5
 1
 1
 2 3  1 0  0  17
(8)
 6
(2)
 17
(12)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. Yoshida K, Ito M, Yokouchi K, Kano K, Naito K, Tojo H:  Ubiquitous expression of Sry induces embryonic lethality related to suppression of Tie2/Tek expression.  Advances in Bioscience and Biotechnology  1 (5) :444-452 , 2010
2. Kise H, Nakamura Y, Hoshiai M, Sugiyama H, Sugita K, Sugiyama A:  Cardiac and hemodynamic effects of tacrolimus in the halothane-anesthetized dog.  Basic & clinical pharmacology & toxicology  106 (4) :288-295 , 2010
3. Ito M, Zhao N, Zeng Z, Chang CC, Zu Y:  Synergistic growth inhibition of anaplastic large cell lymphoma cells by combining cellular ALK gene silencing and a low dose of the kinase inhibitor U0126.  Cancer Gene Therapy  17 (9) :633-644 , 2010
4. Mitsumori Y, Nakamura Y, Hoshiai K, Nagayama Y, Adachi-Akahane S, Koizumi S, Matsumoto M, Sugiyama A:  In vivo canine model comparison of cardiovascular effects of antidepressants milnacipran and imipramine.  Cardiovascular toxicology  10 (4) :275 -282 , 2010
5. Tanaka H, Namekata I, Ogawa T, Tsuneoka Y, Komikado C, Takahara A, Iida-Tanaka N, Izumi-Nakaseko H, Tsuru H, Adachi-Akahane S:  Effects of S(+)-efonidipine on the rabbit sinus node action potential and calcium channel subunits Cav1.2, Cav1.3 and Cav3.1.  European journal of pharmacology  649 (1-3) :263 -267 , 2010
6. Furukawa K, Tsuru H, Kataoka K, Nakajima K, Nagao K:  Adenosine 5'-diphosphate causes the relaxation through the adenosine A2B receptor in the isolated rabbit corpus cavernosum penis.  The Japanese Journal of Sexual Medicine  25 (1) :1-7 , 2010
総説及び解説
1. 杉山篤:  薬物性心臓突然死モデルとしての慢性房室ブロック動物.  心電図  30 (S1) :90-94 , 2010
2. 杉山篤:  「日本人のQT延長リスク評価の留意点」日本人健康被験者におけるレボフロキサシン
のQT試験.  臨床医薬  26 (12) :833-840 , 2010
3. Kaneko N, Itoh K, Sugiyama A, Izumi Y:  Microminipig, a non-rodent experimental animal optimized for life scienceresearch. Preface.  Journal of pharmacological sciences  115 (2) :112-114 , 2011
4. Sugiyama A, Nakamura Y, Akie Y, Saito H, Izumi Y, Yamazaki H, Kaneko N,
Itoh K:  Microminipig, a non-rodent experimental animal optimized for life science
research. In Vivo Proarrhythmia Models of Drug-Induced Long QT Syndrome:
Development of Chronic Atrioventricular Block Model of Microminipig.  Journal of pharmacological sciences  115 (2) :122-126 , 2011
■ 著書
1. 杉山篤:  S7Bの各種試験実施と留意点.  薬物性QT延長症候群 ー基礎、ガイドライン、臨床、測定・評価、事例ー  41-64.  株式会社 情報機構,  東京, 2010
2. 古川哲史、赤羽悟美:  電位依存性Ca2+チャネル.  トランスポートソームの世界―膜輸送研究の源流から未来へ―  110-121.  廣川書店,  京都市, 2011
■ 学会発表
国内学会
1. ◎Maruyama H, Izumi-Nakaseko H, Ito M, Sugiyama A, Adachi-Akahane S: The role of PCTP-L/StarD10 in the regulation of atrial function.  第88 回日本生理学会/第116 回日本解剖学会総会・全国学術集会 合同大会,  誌上,  2011/03
2. ◎山田陽一郎, 塚昌平, 米山昭成, 長茂, 深瀬広幸, 杉山篤: 日本人健康成人男子におけるモキシフロキサシンのQT/QTc間隔への影響の検討.  日本薬学会第131年会,  静岡市,  2011/03
3. ◎ Sugiyama A, Nakamura Y, Nishimura S,Adachi-Akahane S, Kumagai Y, Ferber G, Taubel J: Effect of levofloxacin on QT/QTc assessed in healthy Japanese and Caucasian subjects.  The 84th Annual Meeting of The Japanese Pharmacological Society,  誌上,  2011/03
4. ◎中瀬古寛子, 伊藤雅方, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: 洞房結節のL型カルシウムチャネルCaV1.3は弛緩期脱分極相の電流を構成する.  第84回日本薬理学会年会,  誌上,  2011/03
5. ◎伊藤雅方, 中瀬古寛子, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: VLDL産生及び脂質代謝における脂質転移タンパク質の役割.  第84回日本薬理学会年会,  誌上,  2011/03
6. ◎行方衣由紀, 恒岡弥生, 小川亨, 古美門千紗, 高原章, 中瀬古寛子, 赤羽悟美, 田中光: 洞房結節緩徐脱分極に関与するCa2+チャネル分子種の薬理学的検討:efonidipine光学異性体、nifedipineの活動電位波形およびCav1.2、Cav1.3、Cav3.1チャネルに対する作用.  第84回日本薬理学会年会,  誌上,  2011/03
7. ◎斉藤裕之, 秋江靖樹, 中村裕二,星合清隆, 永山幸利, 楯美樹, 岡田啓, 金子直樹
伊藤勝彦, 杉山篤: マイクロミニピッグ:イヌ・サルに替わりうるin vivo薬物性QT延長評価モデル動物.  第2回日本安全性薬理研究会,  東京,  2011/02
8. ◎伊藤雅方, 小田哲子: タンパク質複合体を介したリン脂質結合タンパク質PCTP-Lの生理機能の研究.  第137回東邦医学会例会,  東京,  2011/02
9. ◎中瀬古寛子, 中井修三: PCTP-Lによる心房特異的なイオンチャネルの制御の解明.  第137回東邦医学会例会,  東邦大学,  2011/02
10. ◎伊藤雅方, 中瀬古寛子, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: 脂質代謝調節におけるリン脂質転移タンパク質の役割.  第33回日本分子生物学会,  神戸,  2010/12
11. ◎中瀬古寛子, 伊藤雅方, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: 心房筋におけるL型カルシウムチャネルの制御機構.  筋生理の集い,  東京,  2010/12
12. ◎中瀬古寛子, 伊藤雅方, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: L型カルシウムチャネルを介した心拍リズムの制御機構.  生理研研究会「イオンチャネル・トランスポーターと心血管機能:細胞機能の分子機序とその統合的理解」,  愛知,  2010/11
13. ◎赤羽悟美: 心筋の興奮と収縮の制御におけるカルシウムチャネルの役割.  第27回日本心電学会,  大分,  2010/10
14. ◎杉山篤: 薬物性QT延長症候群の予知に関する最近の知見.  第4回応用トキシコロジーリカレント講座,  金沢,  2010/10
15. ◎秋江靖樹, 斉藤裕之, 星合清隆, 永山幸利, 金子直樹, 伊藤勝彦, 杉山篤: 「マイクロミニピッグ(MMP)のホルター心電図解析」イヌおよびサルとの比較.  第37回比較心電図研究会,  東京,  2010/09
16. ◎杉山篤, 秋江靖樹, 斉藤裕之, 金子直樹, 伊藤勝彦: 「マイクロミニピッグ(MMP)のホルター心電図解析」正常MMPおよび慢性房室ブロックMMPのQT延長薬に対する反応.  第37回比較心電図研究会,  東京,  2010/09
17. ◎杉山篤: 薬物性QT延長症候群予測モデルとしての慢性房室ブロック動物.  第92回日本獣医循環器学会,  大宮,  2010/07
18. ◎伊藤雅方, 中瀬古寛子, 丸山博子, 杉山篤, 赤羽悟美: 脂質代謝調節におけるリン脂質結合タンパク質の役割.  第5回 トランスポーター研究会年会,  東京,  2010/07
19. ◎坂口靖江, 若狭芳男, 坂本憲吾, 大谷光嗣, 森川裕司, 杉山篤, 本坊敏保, 野村護: 慢性房室ブロック(AVB)サルモデルによるVerapamil及びBepridilの催不整脈作用の評価.  第37回日本トキシコロジー学会学術年会,  沖縄,  2010/06
20. ◎杉山篤: ヒトES/iPS由来心筋細胞を用いた創薬スクリーニングシステム:薬物性QT延長症候群回避のための新たなる戦略 New strategy for preventing drug-induced long QT syndrome using human ES/iPS cell-derived cardiomyocytes.  第37回日本トキシコロジー学会学術年会,  沖縄,  2010/06
21. ◎坂口靖江, 坂本憲吾, 大谷光嗣, 若狭芳男, 森川裕司, 宮崎博子, 植松敦司, 杉山篤, 野村護: 催不整脈モデルとしての慢性房室ブロック(AVB)サルの有用性.  第37回日本トキシコロジー学会学術年会,  沖縄,  2010/06
22. ◎赤羽悟美, 坂倉智子, 伊藤雅方, 中瀬古寛子: 心筋リズム制御におけるカルシウムチャネルの役割と調節機構.  第122回日本薬理学会関東部会,  静岡,  2010/06
23. ◎Maruyama H, Izumi-Nakaseko H, Ito M, Sugiyama A, Adachi-Akahane S: Analysis of cardiovascular profiles of PCTP-L/StarD10 knockout mice.  第84回日本薬理学会年会,  誌上,  2011/03
24. ◎中瀬古寛子, 伊藤雅方, 丸山博子, 水流弘通, 赤羽悟美: 脂質結合タンパク質PCTP-L/StarD10による心房の興奮性の制御.  第87回 日本生理学会大会,  盛岡,  2010/05
25. ◎Maruyama H, Ito M, Izumi-Nakaseko H, Tsuru H, Adachi-Akahane S: Analysis of cardiovascular profiles of PCTPL/StarD10 knockout mice.  XX World Congress of the International Society for Heart Research,  京都,  2010/05
26. ◎Sakakura T, Izumi-Nakaseko H, Ito M, Tsuru H, Adachi-Akahane S: Preferential block by diltiazem of the cardiac L-type Ca2+ channel CaV1.3 to CaV1.2.  XX World Congress of the International Society for Heart Research,  京都,  2010/05
27. ◎中瀬古寛子, 伊藤雅方, 丸山博子, 水流弘通, 赤羽悟美: Regulation of atrial L-type Ca2+ channels by phosphatidyl-choline transfer protein-like protein (PCTP-L/StarD10).  XX World Congress of the International Society for Heart Research 2010 KYOTO,  京都,  2010/05
28. ◎Akie Y, Saito H, Nagayama Y, Tate Y, Hoshiai K, Nakamura Y, Kaneko N, Itoh K,
Sugiyama A: Microminipig: Potential utility as a tool in safety pharmacology.  The 84th Annual Meeting of The Japanese Pharmacological Society,  横浜,  2011/03
29. ◎行方衣由紀, 恒岡弥生, 小川亨, 古美門千紗, 中瀬古寛子, 赤羽悟美, 田中光: Ca拮抗薬の徐脈作用に関与するCa2+チャネル分子種の検討:efonidipine光学異性体のCaV1.2, CaV1.3, CaV3.1チャネルに対する作用.  生理研研究会「イオンチャネルトランスポーターと心血管解能:細胞機能の分子機序とその統合的理解」,  岡崎,  2010/11
30. ◎杉山篤, 秋江靖樹, 斉藤裕之, 金子直樹, 伊藤勝彦: 薬物誘発性QT延長評価をめぐる新たな展開 超小型ミニブタの開発:薬物性QT延長症候群評価モデルへの応用.  日本薬理学会関東部会,  静岡市,  2010/06
国際学会
1. ◎Sugiyama A, Sakaguchi Y, Sakamoto K, Ootani M, Wakasa Y, Morikawa H, Miyazaki H, Uematsu A, Hombo T, Nomura M.: Analysis of proarrhythmic effects of verapamil and bepridil using the chronic atrioventricular block (AVB) monkey.  50th Anniversary Annual Meeting & ToxExpo, Society of Toxicology,  Washington D.C., USA,  2011/03
2. ◎Sugiyama A: Predicting cardiac toxicity and drug development.  Invited lecture in SNBL CPC UMB campus,  Baltimore, MD, USA,  2011/03
3. ◎Sugiyama A, Akie Y, Saito H, Nagayama Y, Tate Y, Hoshiai K, Nakamura Y, Kaneko N, Itoh K: Microminipig: An alternative in vivo animal model to dogs and monkeys for analyzing cardiovascular effects of drugs.  10th Anual meeting of Safety Pharmacology,  Boston, USA,  2010/09
4. ◎Sugiyama A, Nakamura Y, Akie Y, Saito H, Izumi Y, Yamazaki H, Kaneko N, Itoh K: Chronic atrioventricular block model of Microminipig: New in vivo model for drug-induced lethal ventricular arrhythmias.  10th Anual meeting of Safety Pharmacology,  Boston, USA,  2010/09
5. ◎Sugiyama A, Kitamura T, Nomura F, Kaneko T, Sartipy P, Fukuda K, Yasuda K: Analysis of proarrhythmic effects of typical IKr blockers using human ES/iPS cell-derived cardiomyocytes.  16th World Congress on Basic and Clinical Pharmacology,  Copenhagen, Denmark,  2010/07
6. ◎Kitamura T, Nomura F, Kaneko T, Sartipy P, Fukuda K, Sugiyama A , Yasuda K: In vitro preclinical cardiac safety pharmacology: Development of drug proarrhythmic measurement with human embryonic stem cell derived cardiomyocyts network.  16th World Congress on Basic and Clinical Pharmacology,  Copenhagen, Denmark,  2010/07
7. ◎Sugiyama A: The levofloxacin QT study in Japanese subjects.  1st DIA Cardiac Safety Workshop in Japan,  Tokyo,  2010/05
その他
1. ◎杉山篤: 慢性房室ブロックによるイヌ高血圧モデルの病態生理、既存の降圧薬に対する反応性、
最近の薬物治療.  「医療機器開発推進研究事業」青沼班班会議,  茨城,  2011/01
2. ◎杉山篤: 日本におけるQT/QTc評価試験:事例の紹介と今後の展開.  第3回医薬品開発におけるQT評価セミナー2010,  東京,  2010/12
3. ◎杉山篤, 金井哲夫, 中野弘一, 金子直樹, 伊藤勝彦: 日本発 超小型実験用ミニブタ(マイクロミニピッグ):医学研究ツールとしての実用化.  NIRSテクノフェア2010-放射線科学に通じる健康と安全・安心に関する技術-,  千葉,  2010/12
4. ◎杉山篤: 非循環器治療薬の心臓への作用:薬物性QT延長評価の新展開.  安全性評価研究会2010年冬のセミナー,  東京,  2010/11
5. ◎杉山篤: ヒト由来心筋幹心筋の安全性薬理実験のプロトコール提案.  平成22年度厚生労働科学研究費補助金「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業」関野班第1回班会議,  東京,  2010/11
6. ◎杉山篤: 心房細動モデル:現状と今後の展望.  トーアエイヨー株式会社福島研究所学術講演会,  福島,  2010/11
7. ◎杉山篤: 超小型ミニブタ(登録名:マイクロミニピッグ、Microminipig).  日本製薬工業協会医薬品評価研究委員会基礎研究部会セミナー「日本発の実験動物」,  東京,  2010/11
8. ◎杉山篤: 医薬品の安全性評価で特に重要なQT間隔の延長・致死性不整脈の予測について.  第2回医薬品の安全性評価に関するセミナー,  神戸,  2010/10
9. ◎杉山篤: ヒトES/iPS細胞由来心筋細胞を用いた創薬スクリーニングシステム、従来のヒト試験、動物実験モデルについて.  幹細胞等を利用した非臨床試験ガイドライン作成検討会(第1回),  東京,  2010/09
10. ◎杉山篤, 金子直樹, 伊藤勝彦: 日本発超小型実験用ミニブタ(マイクロミニピッグTM):医学研究ツールとしての実用化.  千葉エリア 産学官連携オープンフォーラム2010 〜未来を創る/千葉の新時代〜,  千葉,  2010/09
11. ◎杉山篤: 薬物性QT延長症候群に関する最新知見:不整脈モデルを用いたリスクマネージメント.  エーザイ株式会社つくば研究所学術講演会,  つくば市,  2010/09
12. ◎杉山篤: 薬物性QT延長症候群:これまでの取り組みと今後の方向性.  大塚製薬株式会社徳島研究所学術講演会,  徳島,  2010/07
13. ◎Sugiyama A: Current Strategy for Preventing Drug-Induced Long QT Syndrome in Japan: Potential Utility of New Assay Systems in vivo and in vitro.
.  Swiss-Japanese Meeting on Industrial Use of iPS.,  Basel, Swiss,  2010/11
14. ◎Sugiyama A: Current Strategy for Preventing Drug-Induced Long QT Syndrome in Japan: Potential Utility of New Assay Systems in vivo and in vitro.  NEDO-OSEO Workshop on Industrial application of iPS cells,  Paris, France,  2010/11
15. ◎Sugiyama A: New Proarrhythmic Model for Drug-induced QT-prolongation.  KoNECT-KITAROJoint Symposium. Lee Kun-Hee Auditorium,  Seoul, Korea,  2011/02
16. ◎杉山篤: 「ヒト由来幹心筋の安全性薬理実験の現状」.  平成22年度厚生労働科学研究費補助金「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業」ヒト由来幹細胞の安全性薬理試験への応用可能性のための調査研究,  山梨,  2011/01
17. ◎杉山篤: 「非臨床試験によるQT評価の実際」.  QT延長症候群-ICHガイドライン発出後の実務ポイント-情報機構セミナー,  東京,  2011/01
18. ◎杉山篤: QT延長からTdP発現:心臓に何がおこっているのか、不整脈発現の機序の解説と催不整脈作用評価へのアドバイス.  スギ生物科学研究所主催イヌ心電図評価勉強会,  東京,  2011/01
19. ◎杉山篤: QT/QTc試験の実践知識 ①「薬物性QT延長症候群」って何? ②1時間で「12誘導心電図判
読術」を習得する ③心電図即断力を習得する.  財団法人 メディポリス医学研究財団 シーピーシークリニック学術講演会,  鹿児島,  2010/12
  :Corresponding Author
  :本学研究者