教員情報 | 東邦大学

2012年度

理学部　生物学科　動物生命機構部門　生体調節学研究室
Laboratory of Regulatory Biology

■ 概要

両生類を中心に魚類や鳥類，ほ乳類までの脊椎動物，ならびにホヤなど原索動物も対象に，広い動物種について，その細胞や組織，あるいは個体の状態を維持・制御したり，防御したりする機構の解明や，器官の起源・再生機構の探求，生殖行動など個体間の相互作用の解析など，「生体調節」に関わる研究を行っている。研究手法も，分子生物学・生化学・生理学・組織学的手法など，いろいろなものを駆使して，多角的な解明を強く意識している。当研究室では，二人の教員がそれぞれ相互に協力しつつ，近年は以下のようなテーマで研究を展開している。
１．両生類の変態に関わる諸現象の内分泌学的な解析
２．脊椎動物の多機能型生体防御ペプチドの解析
３．核外ヒストンの機能と疾患に関する研究
４．両生類の生殖活動のホルモン制御機構の解析
５．脳神経新生機構の解析
６．視床下部−下垂体ホルモンの起源の探索

各テーマはそれぞれさらに細かい内容から構成されているすが，いずれも独立しているわけではなく，多くの部分を共有している。

■ Keywords

amphibian, metamorphosis, innate immunity, host defense peptides, reproduction, newt, sodefrin, histone, antimicrobial peptides

■ 当該年度の研究費受入状況

1.	科研費基盤研究C 研究課題：抗菌ペプチドの有する生体防御の多機能性とその生理学的意義の解析 (研究代表者：岩室祥一) 研究補助金：1600000円 (代表)

■ 当該年度研究業績数一覧表

研究者名

刊行論文

著書

その他

学会発表

その他
発表

和文

英文

和文

英文

国内

国際

筆
頭

共
著

筆
頭

共
著

筆
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共
著

筆
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共
著

筆
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共
著

演
者

共
演

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者

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者

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演

岩室　祥一教授

17
(1)

蓮沼　至講師

計

／

0
(0)

／

0
(0)

／

0
(0)

／

研究者名	刊行論文		著書		その他	学会発表		その他発表
	和文	英文	和文	英文	その他	国内	国際	その他発表
	筆頭	筆頭	筆頭	筆頭	筆頭	演者	演者	演者
岩室　祥一教授
蓮沼　至講師
計	0	0	0	0	0	0 (0)	0 (0)	0 (0)

( )：発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会

■ 刊行論文

原著
1.	Konishi Y^†, Iwamuro S^＊^†, Hasunuma I^†, Kobayashi T, Kikuyama S^†： Molecular cloning and multifunctional characterization of host gefensepeptides from the bullfrog Harderian gland with special reference to catesbeianalectin. Zoological Science 30 (3) ：185 -191 , 2013

■ 学会発表

国内学会
1.	◎稲田豊里^†, 多賀井千尋^†,岩室祥一^†：生体防御分子としてのヒストンの転写・翻訳調節機構の解明. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
2.	◎皆川史織^†, 岩室祥一^†, 石龍徳：海馬における生前型 ~生後型神経幹細胞/神経前駆細胞への転換に伴う分子発現の変化について. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
3.	◎寒河江望^†, 津田礼乃^†, 蓮沼至^†, 小林哲也, 菊山榮^†, 岩室祥一^†：ペプチドを介した両生類皮膚の防御機構に関する研究. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
4.	◎近藤洋匡, 武田あすな^†, 蓮沼至^†，岩室祥一^†, 菊山栄^†, 小林哲也：鳥類固有の免疫器官における生体防御ペプチドfowlicidin の遺伝子発現とその機能解析. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
5.	◎鯉渕俊彦^†, 伊藤洋一, 岩室祥一^†, 菊山榮^†, 蓮沼至^†：アカハライモリ精巣および腹部肛門腺における雄性ホルモン受容体の発現. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
6.	◎小林浩志^†, 寒河江望^†, 小西裕己^†, 藤澤静香^†, 岩室祥一^†, 蓮沼至^†：ウシガエル脳内のTemporin ファミリー遺伝子発現の局在. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
7.	◎森田愁^†, 多賀井千尋^†, 白石貴如^†, 宮地和幸^†, 岩室祥一^†：細胞膜構造に応じたヒストンH2B の多様な抗菌メカニズムに関する研究. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
8.	◎多賀井千尋^†, 森田愁^†, 白石貴如^†, 宮地和幸^†, 岩室祥一^†： Arg-rich 型ヒストン H3 と H4 の抗菌メカニズムならびに細胞障害性の研究. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
9.	◎津田礼乃^†, 寒河江望^†, 蓮沼至^†, 小林哲也, 菊山榮^†, 岩室祥一^†：エゾアカガエル生体防御ペプチドのcDNA クローニングとその機能解析. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
10.	◎武田あすな^†, 椿卓^†, 奥村和男^†, 小林哲也、菊山榮^†, 岩室祥一^†：鳥類免疫器官特異的抗菌ペプチドCathelicidin-B1 の研究. 日本動物学会第65回関東支部大会, 東京, 2013/03
11.	◎近藤洋匡, 武田あすな^†, 蓮沼至^†, 岩室祥一^†, 菊山栄^†, 小林哲也：ウズラのファブリキウス嚢におけるfowlicidin-2の発現とその機能解析. 第37回日本比較内分泌学会, 福井, 2012/12
12.	◎小林浩志^†, 藤澤静香^†, 小西裕己^†, 寒河江望^†, 蓮沼至^†, 岩室祥一^†：ウシガエル脳におけるTemporinファミリー遺伝子の発現. 第37回日本比較内分泌学会, 福井, 2012/12
13.	◎小林浩志^†, 藤澤静香^†, 小西裕己^†, 寒河江望^†, 蓮沼至^†, 岩室祥一^†：ウシガエル脳における抗菌ペプチド遺伝子の発現. 日本動物学会第83回大会, 大阪, 2012/09
14.	◎森田愁^†, 多賀井千尋^†, 白石貴如^†, 宮地和幸^†, Conlon JM, 岩室祥一^†：ヒストンH2Bは細菌細胞膜構造に応じて異なる抗菌作用を示す. 日本動物学会第83回大会, 大阪, 2012/09
15.	◎多賀井千尋^†, 森田愁^†,白石貴如^†,宮地和幸^†,岩室祥一^†： Arg-rich型ヒストンH3とH4の抗菌性とそれに伴う細胞毒性の研究. 日本動物学会第83回大会, 大阪, 2012/09
16.	◎武田あすな^†, 椿卓^†, 奥村和男^†, 小林哲也，持田弘，菊山榮^†, 岩室祥一^†：鳥類免疫器官特異的抗菌ペプチドCathelicidin-B1の研究. 日本動物学会第83回大会, 大阪, 2012/09
17.	津田礼乃^†, 蓮沼至^†, 小林哲也，菊山榮^†, ◎岩室祥一^†： equence captureに基づくエゾアカガエル抗菌ペプチド遺伝子の効率的なクローニング. 日本動物学会第83回大会, 大阪, 2012/09

^＊：Corresponding Author
^†：本学研究者