2008年度
 薬学部 英語教室
 Department of English
■ 概要
英語教室研究概要
【村田靖子】
研究概要
1)神から与えられた「律法」の解釈と遵守を柱にして離散を生き延びてきたユダヤ人の歴史の根源にある特性を〈テ  クスト依存性〉という概念でとらえ、「文字の民」という総題のもとに、ヘブライ文学理解へむけて連続論文を執筆中  (最終的には著書として出版するため、その構想のもとに執筆)。すでにイスラエル建国直前および直後に輝く、   現代ヘブライ文学の巨星といわれるアグノンまで、5論文を出版。これから、現代イスラエル文学について、数人   の現代作家を扱う論文を執筆し、そこで連続論文は完結する。
2)現代イスラエル作家A. B. イェホシュアの長編小説mar maniから、近・現代における スファラディー・ユダヤ人の  アイデンティティー問題を探る。その過程で、この作品の核をさぐるために前後に書かれた2作品を分析する必要   があり、現在、その論文を執筆。
3)ポストコロニアル期ともいえる今日、かつての西欧列強の植民地だった国々で、言語をめぐり新しい状況が生まれ  ている。かつて大英帝国植民地だったカリブ海諸島を中心に見られる英語文学の新しい流れを追う。

【畠田豊文】
 1) 主にシェイクスピアの「史劇」「悲劇」[ロマンス劇]を中心に,台詞による個性的人物描写と劇構造,つまり劇詩   と劇構造のパラダイムを研究中。また台詞に見る,いわゆるTheatrical Convention「劇慣習」の研究も行っ    ている。現在,「ジュリアス・シーザー」の歴史的評価に対して台詞と劇構造の点から新たな切り口を模索してい   る。
 2) 高校,大学の英語教育における効果的な言語材料の提示と言語習得の関連性について研究中。
   現在,文部科学省検定教科書(高校英語)執筆中。
 3) 英語和英辞書執筆中
■ Keywords
【村田靖子】文字の民, スファラディー, イスラエルvs離散, 現代ヘブライ文学の潮流, ポストコロニアル 【畠田豊文】シェイクスピア, 劇慣習, 独白, 言語材料
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  科学研究費  (研究課題番号:(B)18310158)
 研究課題:近代ユダヤ文化論の学際的総合研究  (研究分担者:村田靖子)
 研究補助金:250000円  (分担)
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















村田 靖子   教授
文学修士
 1             
 
 
 
 
 
畠田 豊文   准教授
教育学修士
   1           
 
 
 
 
 
 1 1  0 0  0  0
(0)
 0
(0)
 0
(0)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














村田 靖子   教授
文学修士
 1        
 
 
畠田 豊文   准教授
教育学修士
  1       
 
 
 1 1  0 0  0  0
(0)
 0
(0)
 0
(0)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. 村田靖子:  「Zion vs. Diaspora--A.B. Yeshoshuaの長編2作品girshim me'ukharimとmolchoをめぐって」.  イスラエル・ユダヤ研究  (23) :1-12 , 2009
2. Hatakeda T:  Soliloquies and the Tragic Irony in Othello.  General Education Review, Toho University  (40) :19-27 , 2009
  :Corresponding Author
  :本学研究者