看護学部 看護学科 小児看護学研究室
Department of Child Health Nursing
教授:
本間 照子
出野 慶子
准教授:
大木 伸子
助教
鈴木明由実
天野 里奈
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■ 概要
未来を拓く子どもの健やかな育ちと家族の幸せのために
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小児看護学研究室では、すべての健康レベルの子どもが家族とともに、その子らしく生き生きと生活することができるような看護援助に関する研究を行っています。
1. 1型糖尿病をもつ子どもと家族への看護援助に関する研究
1型糖尿病をもつ子どもとその家族を対象とした家族会主催の小児糖尿病ファミリーキャンプに看護スタッフとして参加しつつ、1型糖尿病をもつ幼児の母親が、子どもの療養行動の自立を視野に入れ、子どもの欲求と療養行動の折り合いをつけて養育できるように、養育スタイルに着目した看護援助を実施して、その有効性を検討している。
2. 小児看護の現場で働き続けるための教育支援プログラムの開発
小児看護の現場でいきいきと働き続けるための卒前と卒後に行う教育支援プログラムについて検討している。19年8月に、教育支援プログラム卒前用試案を作成し、都内4大学の小児看護領域に就職を希望している学生に対して研修を実施した。その評価を踏まえ、20年8月には青森県内の3大学の学生を対象に研修を実施した。現在、受講者の面接から、就職後の適応状況と研修の影響および今後の課題について検討中である。
3. 原発性肺高血圧症を持つ子どもと家族に関する調査研究
原因不明で高度の肺高血圧症をきたす難治性疾患である原発性肺高血圧症(PPH)をもつ子どもの学校生活の状況と支援ニーズを明らかにするため、PPHと診断され在宅で生活している学童・思春期の小児とその保護者へのインタビューによる調査を実施し、支援のあり方を検討している。
4. 極低出生体重児と家族を支援する活動および調査研究
極低出生体重児として生まれた小児と家族のための遊びの会「ひまわりの会」を、月1回開催し、遊びを通して子どもの発達と家族の育児を支援している。ボランティアとして参加している学生の体験と学びをグループインタビューで調査した結果、学生は子どもと家族に関わる過程で多くの学びを得て成長していると考えられた。
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■ Keywords
1型糖尿病, 原発性肺高血圧症, 極低出生体重児, 教育支援プログラム, ボランティア体験
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■ 教授・准教授・講師の公的役職
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■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
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出野慶子
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:東邦看護学会誌編集委員会 委員長
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
本間 照子
教授
看護学修士
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出野 慶子
教授
看護学博士
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2 | 2 | | |
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1
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大木 伸子
准教授
児童学修士
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2
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鈴木明由実
助教
社会学修士
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1 | | | |
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天野 里奈
助教
保健学修士
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計 |
3 | / | 0 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
1 (0) | / |
0 (0) | / |
0 (0) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
本間 照子
教授
看護学修士
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出野 慶子
教授
看護学博士
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2 | |
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1
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大木 伸子
准教授
児童学修士
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鈴木明由実
助教
社会学修士
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1 | |
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天野 里奈
助教
保健学修士
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計 |
3 | 0 |
0 | 0 |
0 |
1 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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新田紀枝,河上智香,高城智圭,高城美圭,北尾美香,常松惠子,上田惠子,石井京子,藤原千惠子:
看護職者による患者家族のレジリエンスを引き出す支援とその支援に影響する要因.
家族看護学研究
6
(2)
:46-55
, 2010
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2.
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出野慶子:
1型糖尿病をもつ幼児の母親の養育スタイルに着目した看護援助.
千葉看護学会会誌
16
(2)
:1-9
, 2011
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3.
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高田一美,高城智圭,高城美圭,文字智子,河上智香,藤原千惠子:
子どもへの病気説明に関する看護師の認識と実践.
大阪大学看護学雑誌
16
(1)
:1-7
, 2010
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4.
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倉橋理香,新家一輝,泉美香,山田晃子,山本菜摘,武内紗千,河上智香,石井京子,藤原千惠子:
小児の入院と母親の付き添いがきょうだいにおよぼす影響-きょうだいの情緒と行動の問題の程度と前向きな変化・成長の関係-.
第40回日本看護学会論文集(小児看護)
:87-89
, 2010
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5.
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武内紗千,河上智香,山田晃子,山本菜摘,泉美香,倉橋理香,新家一輝,石井京子,藤原千惠子:
病棟の違いによる入院児のきょうだい支援に対する看護師の認識と実践の差異.
第40回日本看護学会論文集(小児看護)
:93-95
, 2010
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6.
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鈴木明由実:
アダルト・チルドレンが語る「回復」へのナラティヴ・アプローチ.
東洋大学大学院紀要
47
:229-245
, 2011
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その他
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1.
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◎金丸友,中村伸枝,出野慶子,遠藤数江:
糖尿病をもつ学童後期・思春期の子どものフットケアに対する支援.
小児保健研究
69
(4)
:553-558
, 2010
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2.
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◎中村伸枝, 金丸友, 出野慶子:
小児期に糖尿病を発症した青年の糖尿病をもちながら成長する経験-小学校低学年で発症した小児糖尿病キャンプ参加者の体験-.
日本糖尿病教育・看護学会詩
15
(1)
:18-24
, 2011
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3.
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◎出野慶子, 中村伸枝:
母親のかかわり方が幼児期発症の1型糖尿病をもつ子どもの療養生活に与える影響.
日本糖尿病教育・看護学会誌
14
(2)
:155-161
, 2010
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■ 著書
1.
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荒木暁,出野慶子,遠藤数江,小川純子,金丸友,白畑範子,中村伸枝:
第1章 これからの小児看護学.
小児看護学
11-40.
ピラールプレス,
東京,
2010
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2.
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著者代表:奈良間美保
出野慶子,宮本茂樹(第3章、第4章分担):
第3章 代謝性疾患と看護
第4章 内分泌疾患と看護.
系統看護学講座 小児臨床看護各論
62-63,69-79,82,92-100.
医学書院,
東京,
2011
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■ 学会発表
国内学会
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1.
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◎出野慶子, 中村伸枝, 佐藤奈保:
1型糖尿病をもつ幼児を養育する母親への看護援助.
第15回 日本糖尿病教育・看護学会学術集会,
東京,
2010/10
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2.
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◎大矢智子, 濱中喜代, 日沼千尋, 児玉千代子, 荒川まりえ, 大木伸子†, 中村由美子, 及川香織:
小児看護の現場で働き続けるための教育支援プログラムの開発-卒前研修受講2年目看護師の適応状況と変化-.
日本小児看護学会第20回学術集会,
神戸,
2010/06
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3.
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◎濱中喜代, 大木伸子†, 中村由美子, 及川香織, 日沼千, 大矢智子, 児玉千代子, 荒川まりえ:
小児看護の現場で働き続けるための教育支援プログラムの開発-新人教育担当看護師の指
導状況と認識-.
日本小児看護学会第20回学術集会,
神戸,
2010/06
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