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 医学部 医学科 薬理学講座
 Department of Pharmacology

教授:
  杉山 篤
講師:
  安東 賢太郎
助教:
  中瀬古寛子、中村裕二
大学院 博士課程
3年:  山﨑有希子、小原 浩、本田 淳、上総勝之、片木 淳、長阪 智
2年:  本川佳幸、渡辺雄大
1年:  曹 新、 横山浩史
■ 概要
薬理学講座
遺伝子−臓器・器官レベルで得られた情報を生体に反映させ、統合的に解釈し、医療の現場に貢献できる研究を展開している。研究対象も薬物に限定せず、再生医学に基づいた治療手段や医療機器など、幅広い研究を総合的に推進している。
■ Keywords
Cardiovascular Pharmacology, Heart, Calcium, Ion channels, Long QT syndrome, Torsade de pointes, Atrial fibrillation, Microminipig, Alge
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  科学研究費補助金(基盤研究(C))
 研究課題:スフィンゴシン1-リン酸受容体修飾薬による房室伝導ブロックの発生機序の解明  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:2000000円  (代表)
2.  科学技術振興機構 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム
 研究課題:『医療用SPF生産技術』(課題番号:AS2116907E)に基づく『動物の創成技術移転』  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:4800000円  (代表)
3.  私立大学戦略的研究基盤形成事業
 研究課題:超小型ミニブタを用いた慢性心不全病態モデル開発と新規治療法創成  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:2000000円  (代表)
4.  文部科学省科学研究費(基盤研究(c))
 研究課題:難治性薬剤抵抗性高血圧に対する革新的な腎動脈交感神経アブレーション法の開発  (研究分担者:杉山篤)
 研究補助金:260000円  (分担)
その他
1.  東邦大学 共同研究費補助金
 研究課題:慢性心房細動に対する新規治療薬:強力かつ安全な停止薬の開発  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:2500000円  (代表)
2.  東邦大学 研究科推進研究費
 研究課題:ヒトiPS由来心筋細胞を活用した薬物性新機能毒性の高精度予測システムの構築  (研究代表者:杉山篤)
 研究補助金:2500000円  (代表)
3.  受託研究費
 研究課題:睡眠時無呼吸症候群検出法の検討  (研究代表者:安東賢太郎)
 研究補助金:1000000円  (代表)
4.  東邦大学 プロジェクト研究費
 研究課題:Na+チャンネル修飾薬を用いたiPS由来心筋細胞シートの特徴付け  (研究代表者:中瀬古寛子, 安東賢太郎)
 研究補助金:500000円  (代表)
5.  東邦大学 プロジェクト研究費
 研究課題:ヒトiPS細胞由来心筋細胞のヒトに対する外挿性の探索  (研究代表者:中村裕二)
 研究補助金:300000円  (代表)
6.  東邦大学 プロジェクト研究費
 研究課題:Azithromycin の心血行動態作用および電気生理学的特徴の評価  (研究代表者:小原浩)
 研究補助金:400000円  (代表)
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.  杉山篤 :山梨大学医学部非常勤講師
2.  杉山篤 :独立行政法人科学技術振興機構(JST)専門委員
3.  杉山篤 :福島県立医科大学医学部非常勤講師
■ 当該年度の主催学会・研究会
1.  1st Thinktank Meeting on Cardiac Safety 2014 in Kirishima  ,鹿児島  2014/01
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  杉山篤 :日本薬理学会評議員・代議員, 日本心電学会評議員, 日本不整脈学会評議員, 日本循環制御医学会評議員, 日本安全性薬理研究会評議員, DIA Cardiac Safety Workshop プログラム委員, 日本循環薬理学会 幹事
2.  安東賢太郎 :日本薬理学会 学術評議員・代議員, 日本獣医循環器学会 理事, 日本安全性薬理研究会 評議員
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















杉山 篤   教授
医学博士
 1 1 1 3  2 1       5
(4)
 12
(4)
 1
(1)
 
 6
(5)
 2
(2)
安東 賢太郎   講師
医学博士
 2   1  2        2
(1)
 8
(3)
 
 
 
 
中瀬古(泉) 寛子   助教
博士(理学)
 1             3
(2)
 4
(2)
 
 
 
 
中村 裕二   助教
    3   1       3
(2)
 7
(2)
 
 
 
 
 4 1  4 0  0  13
(9)
 1
(1)
 6
(5)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














杉山 篤   教授
医学博士
 1 1  2     5
(4)
 1
(1)
 6
(5)
安東 賢太郎   講師
医学博士
 2   2     2
(1)
 
 
中瀬古(泉) 寛子   助教
博士(理学)
 1        3
(2)
 
 
中村 裕二   助教
         3
(2)
 
 
 4 1  4 0  0  13
(9)
 1
(1)
 6
(5)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. Takahara A, Suzuki S, Hagiwara M, Nozaki S, Sugiyama A:  Electrophysiological effects of an anti-influenza drug oseltamivir on the guinea-pig atrium: comparison with those of pilsicainide.  Biological & pharmaceutical bulletin  36 (10) :1650 -1652 , 2013
2. Kitahara K, Nakamura Y, Tsuneoka Y, Adachi-Akahane S, Tanaka H, Yamazaki H, Takahara A, Yamazaki J, Ikeda T, Sugiyama A:  Cardiohemodynamic and electrophysiological effects of anti-influenza drug oseltamivir in vivo and in vitro.  Cardiovascular toxicology  13 (3) :234 -243 , 2013
3. Sugiyama A, Hashimoto H, Nakamura Y, Fujita T, Kumagai Y:  QT/QTc study conducted in Japanese adult healthy subjects: A novel xanthine oxidase inhibitor topiroxostat was not associated with QT prolongation.  Journal of clinical pharmacology  54 (4) :446 -452 , 2014
4. Kazusa K, Nakamura Y, Watanabe Y, Ando K, Sugiyama A:  Effects of pH on nifekalant-induced electrophysiological change assessed in the Langendorff heart model of guinea pigs.  Journal of pharmacological sciences  124 (2) :153 -159 , 2014
総説及び解説
1. 安東賢太郎:  カニクイザルの心電図の特徴.  心電図  33 (Supple 2) :S-2-78 -S-2-82 , 2013
その他
1. 杉山篤:  心電学マイルストーン.  心電図  32 (5) :442 , 2013
2. 安東賢太郎、杉山篤:  Electromechanical WindowはTorsade de Pointesの発生を予想できる指標か?.  日経メディカル  電子版 (3月18日号) :1 -5 , 2014
■ 著書
1. 安東賢太郎:  Ⅶ.テレメトリー自動計測システムによる循環器系評価
5.イヌ・サル・ミニブタ.  動物の心電図・心エコー・血圧・病理学検査  187-191.  アドスリー,  東京, 2013
2. 安東賢太郎:  Ⅸ.薬物の心臓・循環器系に対する評価
1.医薬品の安全性薬理試験.  動物の心電図・心エコー・血圧・病理学検査  222-228.  アドスリー,  東京, 2013
3. 杉山篤, 中村裕二:  Ⅸ 薬物の心臓・循環器系に対する評価
2.薬物性心機能毒性の評価.  動物の心電図・心エコー・血圧・病理学検査 増補改訂版  229-239.  アドスリー,  東京, 2013
4. 杉山篤:  薬物治療とウォーキング.  ウォーキング指導者必携 Medical Walking  172-174.  南江堂,  東京, 2013
5. 橋本敬太郎, 杉山篤:  肺の薬理学.  グッドマン・ギルマン 薬理書 −薬物治療の基礎と臨床−  1321-1366.  廣川書店,  東京, 2013
■ 学会発表
国内学会
1. ◎安東賢太郎, 中村裕二, 星合清隆, 曹新, 小原浩, 中瀬古寛子, 高原章, 杉山篤: ST部分低下により引き起こされた偽性QT間隔延長作用.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
2. ◎小原浩, 中村裕二, 曹新, 横山浩史, 中瀬古寛子, 安東賢太郎, 村越伸行, 佐藤明, 青沼和隆, 高原章, 池田隆徳, 杉山篤: 腎交感神経除去術の慢性房室ブロック犬の心血管系に対する作用:シルニジピンおよびアミオダロンとの比較.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
3. ◎曹新, 中村裕二, 小原浩, 山﨑有希子, 中瀬古寛子, 安東賢太郎, 杉山篤: アマンタジンの電気薬理学的作用:ハロセン麻酔犬モデルでの評価.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
4. ◎中瀬古(泉)寛子, 中村裕二, 曹新, 上田直也, 小原浩, 山崎有希子, 安東賢太郎, 杉山篤: E-4031の電気生理学的特徴および催不整脈作用の評価:ハロセン麻酔および慢性房室ブロック犬モデルでの検討.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
5. ◎中村裕二, 松尾純子, 宮本憲優, 小島敦子, 安東賢太郎, 諫田泰成, 澤田光平, 杉山篤, 関野祐子: iPS細胞由来心筋細胞シートを用いた薬物性再分極遅延評価法の分析:多施設間バリデーション.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
6. ◎灘みづき, 相本恵美, 八木啓太, 江沢亜耶, 杉山篤, 高原章: オセルタミビルは高頻度刺激により誘発された心房細動を抑制する:ラット動静脈瘻心拡大モデルを用いた検討.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
7. ◎中瀬古(泉)寛子: 「単身赴任+子育て+親の援助を年数回での研究生活.  第91回日本生理学会大会 男女共同参画推進委員会シンポジウム 『安定した研究者ライフの実現に向けて』,  鹿児島,  2014/03
8. ◎杉山篤: 不整脈心電図の読み方.  第5回安全性薬理研究会学術年会,  東京,  2014/02
9. ◎中瀬古(泉)寛子, 中村裕二, 曹新, 小原浩, 山崎有希子, 上田直也, 安東賢太郎, 杉山篤: Effects of selective Ikr channel blockade by E-4031 on ventricular electro-mechanical relationship in the halothane-anesthetized dogs.  第5回安全性薬理研究会学術年会,  東京,  2014/02
10. ◎中村裕二, 松尾純子, 宮本憲優, 小島敦子, 安東賢太郎, 諫田泰成, 澤田光平, 杉山篤, 関野祐子: Assessment of testing methods of the drug-induced repolarization delay and arrythmias in an iPS-derived cardiomyocyte sheet:multi-site validation study.  第5回日本安全性薬理研究会学術年会,  東京,  2014/02
11. ◎安東賢太郎: Future Prospectives on ICH S7B - in vivo, in vitro and in silico -.  第1回心臓安全性に関するシンクタンクミーティング2014 in 霧島(霧島会議),  鹿児島,  2014/01
12. ◎杉山篤: Welcome, Agenda Overview and Raising Issues.  第1回心臓安全性に関するシンクタンクミーティング2014 in 霧島(霧島会議),  鹿児島,  2014/01
13. ◎杉山篤: The current status of non-clinical cardiac safety in Japan -focusing on non-clinical proarrhythmia models-.  第1回心臓安全性に関するシンクタンクミーティング2014 in 霧島(霧島会議),  鹿児島,  2014/01
14. ◎中村裕二, 杉山篤, 橋本大哉, 藤田朋恵, 熊谷雄治: 新規キサンチンオキシダーゼ阻害剤トピロキソスタットの日本人健康成人におけるQT/QTc評価試験.  第34回日本臨床薬理学会学術総会,  東京,  2013/12
15. ◎小原浩, 中村裕二, 安東賢太郎, 渡辺雄大, 曹新, 山﨑有希子, 池田隆徳, 杉山篤: Azithromycinの血行動態および電気生理学的作用:ハロセン麻酔犬モデルでの評価.  第30回日本心電学会学術集会,  青森,  2013/10
16. ◎小原浩, 中村裕二, 本川佳幸, 山﨑有希子, 曹新, 安東賢太郎, 池田隆徳, 杉山篤: Aminodaroneおよびdronedaroneの心房・心室有効不応期に対する作用:bepridilおよびdl-sotalolとの比較.  第18回アミオダロン研究会,  東京,  2013/09
17. ◎萩原美帆子, 鈴木早苗, 野崎修平, 杉山篤, 高原章: 心房に対するオセルタミビルの電気生理学的作用:モルモット単離心房標本による検討.  第128回日本薬理学会関東部会,  東京,  2013/07
18. ◎杉山篤: Antiarrhythmic Drug Therapy for Atrial Fibrillation: Present and Future.  第28回日本不整脈学会学術集会,  東京,  2013/07
19. ◎赤羽悟美, 中瀬古寛子: Regulation of L-type Ca2+ channels via cross-talk of Ca2+ singaling in cardiac myocites.  第87回日本薬理学会年会 シンポジウム『膜電位依存性Caチャネルの時間・空間的制御の分子機構』,  仙台,  2014/03
20. ◎Sugiyama A: Key Consideration for Demonstrating Utility of Pre-clinical Models of Proarrhymia.  第34回日本臨床薬理学会学術総会,  東京,  2013/12
国際学会
1. ◎Sugiyama A: Emerging Technology: New Biomarkers, iPS etc.  4th DIA Cardiac Safety Workshop In Japan,  Tokyo, Japan,  2013/07
その他
1. ◎杉山篤: 超小型ミニブタによる慢性心不全病態モデル開発.  私立大学戦略的研究基盤形成支援プログラム「慢性炎症性疾患の再生医学を応用した革新的予防法・治療法創成の拠点形成」平成25年度事業報告会,  東京,  2014/03
2. ◎杉山篤, 高原章: 慢性心房細動に対する新規治療薬:強力かつ安全な停止薬の開発
(平成25年度東邦大学共同研究費補助金(学部をこえた共同研究)の報告).  第10回東邦大学4学部合同学術集会,  東京,  2014/03
3. ◎上総勝之, 杉山篤: pH変化がnifekalantによる心臓電気生理学的作用に及ぼす作用.  第143回東邦医学会例会,  東京,  2014/02
4. ◎杉山篤: 「基礎の立場より薬物誘発性不整脈を考える:不整脈モデル動物からiPS 細胞を用いた評価手法まで」.  第4回心電図勉強会,  東京,  2014/01
5. ◎杉山篤: 知ってよかった!心臓のお薬のお話.  第5回市民公開講座「知りたかった心臓についてのお話」,  東京,  2014/01
6. ◎杉山篤: 『薬剤性QT延長症候群と向精神薬』.  平成25年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会,  東京,  2013/12
7. ◎杉山篤: 「超小型ミニブタを用いた慢性心不全病態モデルの開発と新規治療法の創成」.  私立大学戦略的研究基盤形成支援プログラム 「慢性炎症性疾患の再生医学を応用した革新的予防法・治療法創成の拠点形成」学術講演会,  東京,  2013/11
8. ◎Sugiyama A: Human induced pluripotent stem (iPS) cell-derived cardiomyocytes for predicting the onset of drug-induced long QT syndrome.  Special Lecture in Nanjing University of Chinese Medicine,  Nanjing, China,  2013/05
  :Corresponding Author
  :本学研究者