理学部 教養科 英語教室
English Section
教授:
東條 賢一
准教授:
千葉 康樹
講師:
三輪 恭子
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■ 概要
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1.19 世紀イギリス詩研究(東條賢一)
研究の対象は,19 世紀英文学,特に英詩である。産業革命やフランス革命は新しい市民社会を誕生させたが,ロマン主義はそのような時代を背景としてキリスト教という伝統宗教の基盤の上に展開した新たな文学運動であった。ワーズワスとコウルリッジというロマン派の代表的詩人の作品に親しみ,その現代的意義を研究する一方で,ロマン主義という文学および芸術運動そのものの消長にも関心を抱いている。
ワーズワスとコウルリッジの共同詩集『リリカル・バラッズ』(1798 年)についての考察を行ってきたが,本年度は,第一次資料に元に世紀の転換点に立つこの詩集の史的背景を考察し,一応のまとめとした。
2.イギリス小説研究(千葉康樹)
政治・経済・文化の各領域で近代的諸制度が整備されつつある18 世紀イギリスの諸言説の解析が現下の研究課題である。特に,急激な隆盛をみせた自然科学の言説と伝統的な人文科学の言説の軋轢,ジャーナリズムの言説と旧来の文学的言説の対立,「作家」という身分の出現など,近代の言説編成にまつわる諸問題を対象とする。
3.20世紀アメリカ文学(三輪恭子)
20世紀アメリカ文学を専門とする。ウィリアム・フォークナーやアースキン・コールドウェルなどの作家の小説において、1930年代のアメリカ社会の価値観と、その中でのプア・ホワイト(貧乏白人)の描かれ方を中心に研究している。副次的に、白人と対照的な立場におかれることの多い黒人作家の作品の研究も行っている。
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■ Keywords
イギリスロマン派,ワーズワス,コゥルリッジ,イギリス小説,英国「科学革命」期文化,アメリカ文学, フォークナー, プア・ホワイト
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
東條 賢一
教授
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千葉 康樹
准教授
文学修士
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1 | | | |
1 | | | |
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1
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三輪 恭子
講師
修士(文学)
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1 | | | |
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計 |
2 | / | 0 | / |
1 | / | 0 | / |
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1 (0) | / |
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0 (0) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
東條 賢一
教授
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千葉 康樹
准教授
文学修士
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1 | |
1 | |
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1
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三輪 恭子
講師
修士(文学)
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1 | |
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計 |
2 | 0 |
1 | 0 |
0 |
1 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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千葉康樹:
詩と歴史と「注釈」――ドレイトン『ポリ・オルビオン』とエリザベス朝古事研究.
オベロン
65
:44-75
, 2008
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2.
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塩野直之:
価値評価と自己コントロール.
科学哲学
41
(2)
:1
-16
, 2009
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3.
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三輪恭子:
盛り上がった美しいもの―アースキン・コールドウェルの『神の小さな土地』における反復とその混乱―.
東邦大学教養紀要
(40)
:29-37
, 2008
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■ 著書
1.
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ジョン・モーティマー著 千葉康樹訳:
ランポール弁護に立つ
1-352.
河出書房新社,
東京,
2008
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■ 学会発表
国内学会
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1.
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千葉康樹:
ギボン『ローマ帝国衰亡史』の文体と脚注.
オベロン会例会,
東京,
2009/03
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