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 理学部 生物分子科学科 分子生物学部門 藤崎研究室(生物化学)
 Laboratory of Biological Chemistry
■ 概要
大腸菌の脂質代謝の解析および非密封放射性同位元素を用いる高等学校生徒実験の教材化
1.大腸菌のイソプレノイド代謝の解析  
 短鎖プレニル二リン酸を液体クロマトグラフ質量分析計で検出定量する条件、および、大腸菌より抽出分離する条件を検討し確定した。大腸菌の野生型株およびファルネシル二リン酸合成酵素欠損変異株よりファルネシル二リン酸を抽出し細胞内含量を測定した。 
2.ハーシーとチェイスの実験の教材化
 32P標識ファージおよび35S標識ファージを下限数量以下の放射性基質より調製する条件を検討した。原報ではH332PO4およびNa235SO4を基質としているが、[α-32P]dATPおよび[35S]アミノ酸を用いてより効率的に標識ファージを調製できる可能性を見いだした。また、標識ファージの吸着離脱実験を行うにあたって大腸菌に対する標識ファージの量を検討し、標識ファージが2倍量でも32P標識ファージと35S標識ファージの挙動に差が認められ実験条件として採用可能であることがわかった。
■ Keywords
イソプレノイド, 非密封放射性同位元素, バクテリオファージ
■ 当該年度の研究費受入状況
その他
1.  東邦大学理学部基盤研究 (B)
 研究課題:非密封放射性同位元素の管理区域外使用による体感型教材の作成  (研究代表者:藤崎真吾)
 研究補助金:1000000円  (代表)
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















藤崎 真吾   准教授
理学博士
    1          
 4
 
 
 
 
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研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














藤崎 真吾   准教授
理学博士
         
 
 
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(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. Saito Y, Ishikawa T, Murakami M, Suzuki K, Fujisaki S.:  Mutant deletions in Escherichia coli affect the cellular levels of undecaprenyl phosphate and undecaprenyl diphosphate.  Journal of Biological Macromolecules  13 (3) :86 -91 , 2013
■ 学会発表
国内学会
1. ◎池本光志, 荒野拓, 藤崎真吾: AddicsinとTomoregulin-1の相互作用が細胞遊走に及ぼす影響.  第87回日本薬理学会年会,  仙台,  2014/03
2. ◎藍原雄太, 鈴木惠介, 藤崎真吾: 液体クロマトグラフ質量分析法による大腸菌細胞内ファルネシル二リン酸の定量.  第36回日本分子生物学会年会,  神戸,  2013/12
3. ◎小川幸大, 上野恵美, 関根(鈴木)絵美子, 中西郁夫, 松本謙一郎, 藤崎真吾: 尾部皮膚中メラニンラジカル量に基づく判定法とその検討.  第28回日本酸化ストレス学会関東支部会,  さいたま,  2013/12
4. ◎藍原雄太, 鈴木惠介, 藤崎真吾: 液体クロマトグラフ質量分析法による大腸菌細胞内プレニル二リン酸の定量分析.  第23回ドリコールおよびイソプレノイド研究会,  東京,  2013/09
5. ◎荒野拓, 藤崎真吾, 池本光志: AddicsinによるTomoregulin-1細胞膜発現量の制御.  第36回日本神経科学大会,  京都,  2013/06
  :Corresponding Author
  :本学研究者