理学部 生物学科 進化・生態学部門 行動生態学研究室
Laboratory of Behavioral Ecology
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■ 概要
哺乳類の行動生態学研究
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動物の行動や社会を、フィールドワークだけなくDNA分析も用いて、解明する研究を進めています。おもに哺乳類を対象とし、中でも霊長類の研究に力を注いでいます。DNA分析を行なうことで明らかとなる血縁の情報も利用し、オスの繁殖戦略や分散様式、行動に与える血縁の影響など、様々なことを研究しています。そのような研究を通じて、人類社会の進化についての考察も行なっています。
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■ Keywords
行動生態, 哺乳類, 霊長類, 分子生態学, 血縁, 人類進化
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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科学研究費助成事業(科学研究費補助金) 基盤研究(A)
研究課題:アフリカ類人猿のコミュニティの構造と進化
(研究分担者:井上英治)
研究補助金:700000円 (分担)
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2.
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科学研究費助成事業(科学研究費補助金) 基盤研究(B)
研究課題:血縁を超えた協力の進化
(研究分担者:井上英治)
研究補助金:150000円 (分担)
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3.
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科学研究費助成事業(科学研究費補助金) 新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題:共感性を支える遺伝子の進化系統解析
(研究分担者:井上英治)
研究補助金:1600000円 (分担)
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4.
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科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金) 基盤研究(C)
研究課題:ゴリラのオスの「移出」における意思決定プロセス:社会的および生理的要因
(研究分担者:井上英治)
研究補助金:300000円 (分担)
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
井上 英治
講師
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1 | | 1 | 1 |
| | | |
| |
1
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2
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3
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2
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2
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計 |
1 | / | 1 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
1 (0) | / |
0 (0) | / |
2 (0) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
井上 英治
講師
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1 | 1 |
| |
|
1
|
|
2
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計 |
1 | 1 |
0 | 0 |
0 |
1 (0) |
0 (0) |
2 (0) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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Nze-Nkogue C, Horie M, Fujita S, Inoue E†, Akomo-Okoue EF, Ozawa M, Ngomanda A, Yamagiwa J, Tsukiyama-Kohara K*:
Identification and molecular characterization of novel primate bocaparvoviruses from wild western lowland gorillas of Moukalaba-Doudou National Park, Gabon.
Infection, Genetics and Evolution
53
:30
-37
, 2017
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2.
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Agetsuma-Yanagihara Y*, Inoue E†, Agetsuma N:
Effects of time and environmental conditions on the quality of DNA extracted from fecal samples for genotyping of wild deer in a warm temperate broad-leaved forest.
Mammal Research
62
(2)
:201
-207
, 2017
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3.
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Tajima T*, Malim TP, Inoue E†:
Reproductive success of two male morphs in a free-ranging population of Bornean orangutans.
Primates
62
(2)
:201
-207
, 2018
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4.
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Adenyo C, Kayang BB, Owusu EH, Inoue E†, Inoue-Murayama M*:
Genetic diversity of grasscutter (Thryonomys swinderianus, Rodentia, Hystricomorpha) in Ghana based on microsatellite markers.
West African Journal of Applied Ecology
25
:1
-15
, 2017
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■ 学会発表
国内学会
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1.
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◎宍倉慎一朗†,加賀山翔一†,大竹海也†,下藤章†,宮崎未来良†,井上英治†,長谷川雅美†:
種間交雑によるニホンイシガメからクサガメへの種の置き換わりは生じたか.
第65回日本生態学会大会,
札幌,
2018/03
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2.
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◎宍倉慎一朗†,加賀山翔一†,宮崎未来良†,大竹海也†,下藤章†,井上英治†,長谷川雅美†:
遺伝情報と形態情報から種の置き換わりの痕跡を探す.
日本爬虫両生類学会第56回大会,
熊本,
2017/11
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3.
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◎西江仁徳,花村俊吉,保坂和彦,井上英治†,伊藤詞子,清野未恵子,郡山尚紀,中村美知夫,坂巻哲也,座馬耕一郎:
タンザニア・マハレの野生チンパンジー社会におけるオスの単独生活の新事例.
第71回日本人類学会,
東京,
2017/11
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4.
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◎井上英治†,小島梨紗,山田一憲,大西賢治,中川尚史,村山美穂:
ニホンザルにおけるCOMT遺伝子の地域差と寛容性との関連.
KOUDOU 2017,
東京,
2017/08
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5.
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◎藤田志歩, Chimene NZE NKOGUE, 井上英治†, 竹ノ下祐二:
野生ニシローランドゴリラの生活史に伴う糞便中コルチゾル濃度の変化.
第33回日本霊長類学会大会,
福島,
2017/07
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6.
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◎長野宏子, 村山美穂, 井上英治†, 鈴木徹:
パン欠片中のパン酵母Saccharomyces cerevisiaeのDNA分析.
日本家政学会第69回大会,
奈良,
2017/05
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