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2012年度
薬学部 臨床薬学研修センター
Training Center for Clinical Pharmacy
教授:
石井 敏浩
柳川 忠二
講師:
木下 雅子
■
概要
ダビガトランエテキシラートによる出血リスクの評価指標に関する検討
直接トロンビン阻害薬であるダビガトランエテキシラートはワルファリンのようなモニタリングを行わずとも固定用量で投与を継続することの効果と安全性はphase Ⅱ、あるいはⅢで確認されている。この結果は大多数の患者や医師に歓迎されたが、市販直後調査期間中に出血性副作用に対する安全性速報と日本循環器学会による緊急ステートメントが出され、多数の併用薬との相互作用や危険因子に係る安全性をモニタリングする方法が確立していない状態での出血性副作用への対応といった課題が判明している。ダビガトランエテキシラートは用量依存的に出血時間を延長し、血漿中総ダビガトラン(ダビガトラン及びその代謝物であるグルクロン酸抱合体の総和)濃度と活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、プロトロンビン時間国際標準化比(PT-INR)との関連性が報告されている。そのため、APTT値やPT-INR値といった血液凝固検査値のモニタリングで出血リスクをスクリーニングできる可能性があり、本研究ではこれらと出血リスク・イベントとの関係に関して検討している。
■
当該年度研究業績数一覧表
研究者名
刊行論文
著書
その他
学会発表
その他
発表
和文
英文
和文
英文
国内
国際
筆
頭
共
著
筆
頭
共
著
筆
頭
共
著
筆
頭
共
著
筆
頭
共
著
演
者
共
演
演
者
共
演
演
者
共
演
石井 敏浩
教授
博士(薬学)
2
柳川 忠二
教授
医学博士
1
1
(1)
木下 雅子
講師
計
0
/
0
/
0
/
0
/
0
/
0
(0)
/
0
(0)
/
0
(0)
/
研究者名
刊行論文
著書
その他
学会発表
その他
発表
和
文
英
文
和
文
英
文
国
内
国
際
筆
頭
筆
頭
筆
頭
筆
頭
筆
頭
演
者
演
者
演
者
石井 敏浩
教授
博士(薬学)
柳川 忠二
教授
医学博士
木下 雅子
講師
計
0
0
0
0
0
0
(0)
0
(0)
0
(0)
( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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著書
1.
吉尾隆,他: 異常妊娠,異常分娩,不妊,子宮内膜症,その他の生殖器疾患. Visual Core Pharma 薬物治療学 改訂4版 275-290. 南山堂, 日本, 2012
■
学会発表
国内学会
1.
◎瀧川正紀, 城田幹生, 宮本俊一, 紀平祐一, 石井敏浩, 丸山直記, 石神昭人, 森淑子: 高齢者でのバンコマイシン投与による腎障害発生頻度に併用薬が与える影響. 日本薬学会, 横浜, 2013/03
2.
◎土井啓員, 平井成和, 真坂亙, 葛生亜美, 鶴岡由美, 佐藤光利, 石井敏浩, 榊原隆次:
13
C呼気試験を用いたパーキンソン病患者の胃排出能評価とL-DOPA血中濃度評価. 日本医療薬学会, 新潟市, 2012/10
*
:Corresponding Author
†
:本学研究者