医学部 医学科 内科学講座 救急医学分野(佐倉)
Division of Emergency Medicine Department of Internal Medicine
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■ 概要
不変の基本と進化する実践を融合した救急教育
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臨床教育の核は「基本技術の徹底と応用力の育成」です。救急医療では、診断と治療を同時並行で行う高度な実践力が求められますが、その土台となるのは変わらない「身体診察力」「バイタルサインの評価」「臨床推論力」です。ガイドラインは変化しても、基本を貫くことが高度医療を支える根幹となります。学生・研修医には、「自ら考え、判断し、動ける救急医」への第一歩として、日々の診療に創造力と主体性をもって向き合う姿勢を養成します。
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“学び・信頼・自走”の原則に基づいたチーム医療教育
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救急現場には、総合診療医・専門医・救急医といった多様な視点が交錯します。当講座ではそれぞれの強みを融合し、「推論力」「判断力」「病態認識力」をバランスよく育成します。診療時間内にはsemi-off the job trainingを意図的に設け、臨床の現場そのものを教育の場としています。また、日々の診療後にはチーム・デブリーフィングを行い、共感と信頼を育むコミュニケーション教育も重視しています。これにより、「自ら学び、共に働き、信頼される医師」の育成を目指しています。
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現場の問いを研究につなぐ「実践からの知の創出」
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救急医学の研究は、現場で生まれる臨床的疑問から始まります。私たちはその疑問を逃さず、学会発表・症例報告・原著論文へと昇華させています。論理的な記述力は、診療能力の向上にも直結します。特に症例報告は、医療の質を支える「一次情報」として重要視しており、毎月1本以上のCase Reportの採択を目標としています。また、希望者には社会人大学院制度を活用した臨床×研究の二軸支援も行っています。
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「commonを極める」ことから始まる、救急の本質
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2022年に設立された当講座は、年間救急車受入数4,000台以上の実績を誇ります。2024年度は4500台を超えました。その大半は2次救急疾患、すなわち“common disease”の質の高い診療です。この日常的疾患の確実な対応こそ、すべての専門医療の基礎となります。救急専門医の指導のもと、ローテーション研修や初期研修医と共に成長する場を提供し、将来的には「各領域に羽ばたく医療人」を輩出する拠点として機能していきます。
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■ Keywords
救急医学, 集中治療医学, 臨床教育, 実践研究, チーム医療, 研修医教育
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■ 教授・准教授・講師の公的役職
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■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
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一林亮
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:日本救急医学会関東地方会幹事, 日本中毒学会評議員, 日本臨床救急医学会評議員
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
一林 亮
准教授
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計 |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
一林 亮
准教授
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計 |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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