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 医学部　医学科　内科学講座　膠原病学分野（大橋）
 Division of Rheumatology, Department of Internal Medicine (Ohashi)

准教授：
　　小川　武彦
■ 概要
強皮症の発症機序に関する研究
小川は強皮症の主要な病態である線維化の過程におけるインテグリンα11の重要性に着目して研究を続けている。すでに、強皮症皮膚組織、培養線維芽細胞でインテグリンα11の発現が増強していることを明らかにした。現在、インテグリンα11発現の増強が強皮症の病因・病態とどのような関連があるかを検討中である。
ループス腎炎の病理組織学的検討
ループス腎炎は全身性エリテマトーデスの中で最も重要な内臓病変である。小倉はループス腎炎のより適切な治療法の選択を可能とすることを第一の目標として、ループス腎炎の病理組織所見と治療反応性・予後との関連を検討している。同時に、ループス腎炎の発症に関し、サイトカインの発現を中心に免疫組織学的検討をおこなっている。
関節超音波検査を中心とした臨床的研究
当教室では関節リウマチをはじめとした膠原病における関節炎に関する研究を、関節超音波により行っている。疾患活動性および機能的予後における関節超音波所見の関与を検討することにより、これらの疾患の病態解明・治療戦略に役立てることを目的としている。
■ Keywords
病因、インテグリンα11、治療、自己免疫、膠原病、疫学、臨床的研究
■ 当該年度の主催学会・研究会
1.  目黒・世田谷リウマチ膠原病カンファランス    2010/06
2.  目黒・世田谷リウマチ膠原病カンファランス    2010/11
3.  城南リウマチ懇話会    2010/11
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  小川武彦 ：日本リウマチ学会評議委員、城南リウマチ懇話会世話人、東京抗サイトカイン研究会世話人、膠原病臨床病理研究会世話人、目黒・世田谷リウマチ膠原病カンファランス代表世話人
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆
頭		共
著		筆
頭		共
著		 筆
頭		共
著		筆
頭		共
著		 筆
頭		共
著		 演
者		共
演		演
者		共
演		 演
者		共
演
小川　武彦   講師
医学博士
    2           1
  5
  
  
  
  
小倉　剛久   助教
    2          1
  5
  
  
  
  
和泉　祐一
    1          
  6
  
  
  
  
計  0／ 2／  0／ 0／  0／  2
(0)		／  0
(0)		／  0
(0)		／
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和
文		英
文		 和
文		英
文		 国
内		国
際
筆
頭		筆
頭 		筆
頭		筆
頭 		筆
頭		 演
者		演
者 		演
者
小川　武彦   講師
医学博士
   2       1
  
  
小倉　剛久   助教
         1
  
  
和泉　祐一
         
  
  
計  0 2  0 0  0  2
(0)		  0
(0)		  0
(0)
(  )：発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  )：発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. Ogawa T, Ogura T, Ogawa K, Hirata A, Hayashi N, Izumi Y, Saito E：  Paraspinal and intraspinal calcinosis: frequent complications in patients with systemic sclerosis.  Annals of the Rheumatic Diseases  68 (10) ：1655-1656 , 2009
2. Ogawa T, Ogura T, Hayashi N, Hirata A：  Tumoral calcinosis of thoracic spine associated with systemic sclerosis.  The Journal of Rheumatology  36 (11) ：2552-2553 , 2009
■ 学会発表
国内学会
1. ◎森田しのぶ, 和泉祐一†, 小倉剛久†, 林則秀, 平田絢子, 三浦令子, 小川武彦†, 高橋啓†： 難治性皮膚潰瘍を繰り返し、シクロホスファミドパルス療法(IVCY)とシクロスポリン(CyA)が有効であった顕微鏡的多発血管炎(MPA)の一例.  第53回日本リウマチ学会総会・学術集会,  東京,  2009/04
2. ◎遠藤隆太, 林則秀, 小倉剛久, 平田絢子, 和泉祐一, 久次米吏江, 斉藤栄造, 小川武彦： インフリキシマブ治療中にサイトメガロウイルス(CMV)胃腸炎を合併したRAの一例.  第53回日本リウマチ学会総会,  東京,  2009/04
3. ◎小倉剛久, 林則秀, 平田絢子, 森田しのぶ, 遠藤隆太, 三浦令子, 久次米吏江, 松本弘俊, 和泉祐一, 斉藤栄造, 小川武彦： SLEの治療 シクロスポリン治療抵抗性の全身性エリテマトーデス(SLE)に対するタクロリムス治療効果の検討.  第53回日本リウマチ学会総会,  東京,  2009/04
4. ◎林則秀, 小川武彦, 小倉剛久, 和泉祐一, 平田絢子, 三浦令子, 久次米吏江, 遠藤隆太, 松本弘俊, 斉藤栄造： 著明な頭蓋内石灰化を認めたSLEの2例.  第53回日本リウマチ学会総会,  東京,  2009/04
5. ◎小川武彦, 小倉剛久, 平田絢子, 林則秀, 和泉祐一, 森田しのぶ, 遠藤隆太, 松本弘俊, 斉藤栄造： 強皮症に伴うレイノー現象に塩酸サルポグレラート(SPG)治療の検討(II).  第53回日本リウマチ学会総会,  東京,  2009/04
6. ◎平田絢子, 遠藤隆太, 松本弘俊, 久次米吏江, 三浦令子, 林則秀, 和泉祐一, 森田しのぶ, 小倉剛久, 小川武彦, 斉藤栄造： インフリキシマブ治療中に、間質性肺病変(ILD)が増悪した関節リウマチ(RA)の一例.  第53回日本リウマチ学会総会,  東京,  2009/04
  ＊：Corresponding Author
  †：本学研究者