医学部 医学科 微生物・感染症学講座
Department of Microbiology and Infectious Diseases
教授:
石井 良和
舘田 一博
講師:
木村 聡一郎
|
|
■ 概要
1. 感染症の発症機序の解明
|
本講座では、肺炎モデル(肺炎球菌、レジオネラ属菌、非結核性抗酸菌、緑膿菌)、腸炎モデル(クロストリジウム属菌)、皮膚炎モデル(黄色ブドウ球菌)、敗血症モデル(黄色ブドウ球菌)など、様々な菌種による実験感染モデルを開発し、多角的に感染症の発症メカニズムの解明に取り組んでいる。これらによって得られた知見を基に、その治療面への応用を実験的に試みている。
|
2. 感染症における治療法および抗菌薬投与法に関する研究
|
緑膿菌慢性気道感染に対するマクロライド少量長期投与の有効性メカニズムの解析、MRSA感染症に対する治療法、非特異的感染防御因子と抗菌薬との併用療法などについて、感染実験モデルを用いた検討を行っている。一方、新規抗菌薬について、in vitroおよびin vivoにおける抗菌力の評価、小動物実験モデルを用いた感染防御および治療効果に関する研究などを行っている。
|
3. 耐性菌に関する研究
|
治療戦略上あるいは感染対策上問題となる耐性菌を対象とし、これらの薬剤耐性因子、院内伝播経路および拡散状況を次世代シークエンサー (NGS) を用いて全ゲノムレベルで解析し、情報を提供している。NGSで解析することで、従来の方法では解明が困難であった耐性菌の伝播・拡散状況が確認出来、これを報告している。また、海外の研究者との共同研究で、カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌の効率的なスクリーニング法の提案をしている。基質特異性拡張型β-ラクタマーゼに関する研究では、Toho-1(現CTX-M-44)およびToho-2(現CTX-M-45)などの新規酵素を報告している。
|
4. 院内感染症とその疫学
|
院内感染症は、その予後が極めて悪いことから臨床的には最も問題のある感染症であ
る。大森病院の臨床検査部微生物検査室の責任者として、検査内容をより充実させ、精
度の高い結果をより迅速に臨床に報告するよう改善を続けている。また、大森病院感染
管理部部長として院内感染症の実態把握に力を注ぐとともに、その情報を迅速に臨床
の場にフィードバックし院内感染の早期発見、予防に役立てるよう努力している。
|
5. 感染症コンサルテーション
|
定期的に感染症カンファランス(原則として毎週月曜日午後)を開くとともに、難治感染症や各種耐性菌による感染症を対象としたコンサルテーションに応じている。また、当付属病院がAIDS受け入れ拠点病院に指定されたことから、週1回感染症外来(AIDS診療・感染症コンサルテーションが中心)を受け持つようになっている。臨床で得られた情報をもとに基礎的研究を進展させる反面、基礎的研究の情報を臨床にフィードバックすることで、基礎と臨床の融合を図っている。
|
|
■ Keywords
感染症発症メカニズム, 薬剤耐性菌, extended spectrum β-lactamase, carbapenemase-producing Enterobacteriaceae, 院内感染, 次世代シークエンサー, 迅速診断
|
|
■ 当該年度の研究費受入状況
1.
|
公益財団法人黒住医学研究振興財団 創立25周年記念特別研究助成金
研究課題:薬剤感受性検査の標準化とそれに基づくカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌検出法の構築に関する研究
(研究代表者:石井 良和)
研究補助金:2500000円 (代表)
|
2.
|
厚生労働科学研究費
研究課題:エステティックの施術による身体への危害についての原因究明及び衛生管理に関する研究
(研究分担者:舘田 一博)
研究補助金:1000000円 (分担)
|
3.
|
日本医療研究開発機構(AMED)委託研究開発費
研究課題:薬剤耐性菌サーベイランスの強化及びゲノム解析の促進に伴う迅速検査法開発に関する研究
(研究分担者:舘田 一博)
研究補助金:65500000円 (分担)
|
4.
|
日本医療研究開発機構(AMED)委託研究開発費
研究課題:薬剤耐性性感染症の分子疫学解析手法の確立と薬剤耐性化機構に関する研究
(研究分担者:石井 良和)
研究補助金:1500000円 (分担)
|
その他
|
1.
|
共同研究
研究課題:次世代シーケンサーを用いた細菌ゲノムの網羅的解析の有用性の検証と標準化された検査前プロセスの構築
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:300000円 (代表)
|
2.
|
共同研究
研究課題:薬剤耐性遺伝子の迅速検出キットの性能評価
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:3800000円 (代表)
|
3.
|
共同研究
研究課題:患者呼気を用いたガスクロマトグラフ質量分析計による感染症起因菌鑑別法の開発-緑膿菌鑑別法の検討-
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1706400円 (代表)
|
4.
|
研究寄付金
研究課題:研究助成
(研究代表者:舘田 一博)
研究補助金:2000000円 (代表)
|
5.
|
研究寄付金
研究課題:レジオネラ肺炎の感染ステージ別に見たIL-17Fの分子動態解析
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:500000円 (代表)
|
6.
|
研究寄付金
研究課題:肺炎球菌性肺炎の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析,レジオネラ肺炎におけるM1-M2型マクロファージ極性化のメカニズム,Plasma-biofilmを用いたMRSA感染症重症化メカニズムの解析および新規治療戦略の検討
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:3000000円 (代表)
|
7.
|
研究寄付金
研究課題:肺炎球菌性肺炎の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析,レジオネラ肺炎におけるM1-M2型マクロファージ極性化のメカニズム,Plasma-biofilmを用いたMRSA感染症重症化メカニズムの解析および新規治療戦略の検討
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:500000円 (代表)
|
8.
|
研究寄付金
研究課題:肺炎球菌性肺炎の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析,レジオネラ肺炎におけるM1-M2型マクロファージ極性化のメカニズム,Plasma-biofilmを用いたMRSA感染症重症化メカニズムの解析および新規治療戦略の検討
(研究代表者:舘田 一博1, 石井 良和)
研究補助金:500000円 (代表)
|
9.
|
研究寄付金
研究課題:研究助成
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:500000円 (代表)
|
10.
|
研究寄付金
研究課題:肺炎球菌性肺炎の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析,レジオネラ肺炎におけるM1-M2型マクロファージ極性化のメカニズム,Plasma-biofilmを用いたMRSA感染症重症化メカニズムの解析および新規治療戦略の検討
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1000000円 (代表)
|
11.
|
研究寄付金
研究課題:研究助成
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1500000円 (代表)
|
12.
|
研究寄付金
研究課題:抗菌薬耐性機序に関する研究
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1000000円 (代表)
|
13.
|
研究寄付金
研究課題:研究助成
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:586500円 (代表)
|
14.
|
研究寄付金
研究課題:研究助成
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1080000円 (代表)
|
15.
|
研究寄付金
研究課題:非結核性抗酸菌症の発症病態と治療に関する研究
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:2000000円 (代表)
|
16.
|
研究助成
研究課題:レジオネラ肺炎の感染ステージ別に見たIL-17Fの分子動態解析
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1500000円 (代表)
|
17.
|
受託研究
研究課題:OXA‐型β‐ラクタマーゼ検出イムノクロマト法における薬剤耐性菌による評価研究
(研究代表者:舘田 一博 , 石井 良和)
研究補助金:1000000円 (代表)
|
18.
|
受託研究
研究課題:マイクロスキャンWalkAwayによるカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌検出法に関する検討
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:540000円 (代表)
|
19.
|
受託研究
研究課題:Fidaxomicin国内第III相試験で分離されるClostridium difficileの全ゲノムシークエンス解析
(研究代表者:舘田 一博 , 石井 良和)
研究補助金:1500000円 (代表)
|
20.
|
受託研究
研究課題:レジオネラ属菌尿中抗原検出試薬の評価及び改良研究
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:540000円 (代表)
|
21.
|
受託研究
研究課題:Carbapenem-resistant Enterobacteriaceae、Carbapenemase-producing Enterobacteriaceae鑑別の一助となる新規パネル開発に関する基礎的研究
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:1080000円 (代表)
|
22.
|
受託研究
研究課題:新薬候補物質の非結核性抗酸菌に対する薬剤感受性検査およびマウス肺炎モデルでの薬効評価試験
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:5000000円 (代表)
|
23.
|
受託研究
研究課題:肺炎球菌性肺炎の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定とその機能解析,レジオネラ肺炎におけるM1-M2型マクロファージ極性化のメカニズム,Plasma-biofilmを用いたMRSA感染症重症化メカニズムの解析および新規治療戦略の検討
(研究代表者:舘田 一博, 石井 良和)
研究補助金:2000000円 (代表)
|
|
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.
|
舘田 一博
|
:厚生労働省:薬事食品衛生審議会薬事分科会委員, 公益財団法人日本感染症医薬品協会:理事
|
2.
|
石井 良和
|
:一般財団法人機能水研究振興財団:理事, 厚生労働省:薬事食品衛生審議会専門委員, 農林水産省:動物用抗菌性物質製剤調査会委員・動物用医薬品再評価調査会委員, 東京都:衛生検査所精度管理委員会委員, 国際標準化機構/第212専門委員会:国内代表
|
|
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
|
舘田 一博
|
:一般社団法人日本感染症学会:理事長, 一般社団法人日本臨床微生物学会:理事長, 公益社団法人日本化学療法学会:評議員, 一般社団法人日本環境感染学会:評議員
|
2.
|
石井 良和
|
:一般社団法人日本臨床微生物学会:理事, 公益社団法人日本化学療法学会:幹事, 一般社団法人日本感染症学会:評議員, 一般社団法人日本環境感染学会:評議員, 日本細菌学会:評議員, 動物用抗菌剤研究会:理事
|
3.
|
木村 聡一郎
|
:一般社団法人日本感染症学会:評議員, 公益社団法人日本化学療法学会:評議員, 日本微生物生態学会:教育研究部委員
|
|
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
石井 良和
教授
|
| 1 | 2 | 9 |
| | | |
| |
14
(14)
|
8
(2)
|
|
|
2
(2)
|
2
|
舘田 一博
教授
|
| 4 | | 12 |
| | | |
| |
|
14
(6)
|
|
1
(1)
|
|
2
|
木村 聡一郎
講師
|
1 | | 1 | 1 |
| | | |
| |
3
(2)
|
3
(1)
|
|
|
|
|
梶原 千晶
助教
|
| | 1 | |
| | | |
| |
|
2
(2)
|
|
1
(1)
|
1
|
|
南條 友央太
助教
|
| 1 | | 1 |
| | | |
| |
|
|
|
|
|
|
山口 哲央
助教
|
| | | 3 |
| | | |
| |
1
(1)
|
5
(1)
|
|
|
|
2
|
計 |
1 | / | 4 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
18 (17) | / |
0 (0) | / |
3 (2) | / |
|
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
石井 良和
教授
|
| 2 |
| |
|
14
(14)
|
|
2
(2)
|
舘田 一博
教授
|
| |
| |
|
|
|
|
木村 聡一郎
講師
|
1 | 1 |
| |
|
3
(2)
|
|
|
梶原 千晶
助教
|
| 1 |
| |
|
|
|
1
|
南條 友央太
助教
|
| |
| |
|
|
|
|
山口 哲央
助教
|
| |
| |
|
1
(1)
|
|
|
計 |
1 | 4 |
0 | 0 |
0 |
18 (17) |
0 (0) |
3 (2) |
|
( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
|
( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
|
|
■ 刊行論文
原著
|
1.
|
Aoyagi T, Newstead M.W,Zeng X, Nanjo Y, Peters-Golden M, Kaku M, Standiford T.J.:
Interleukin-36γ and IL-36 receptor signaling mediate impaired host immunity and lung injury in cytotoxic Pseudomonas aeruginosa pulmonary infection: Role of prostaglandin E2.
PLoS pathogens
13
(11)
:e1006737
, 2017
|
2.
|
Katsuse Kanayama A, Takahashi H, Yoshizawa S, Tateda K, Kaneko A, Kobayashi I:
Staphylococcus aureus surface contamination of mobile phones and presence of genetically identical strains on the hands of nursing personnel.
American journal of infection control
45
(8)
:929
-931
, 2017
|
3.
|
Nakamura I, Aoki K†, Miura Y, Yamaguchi T†, Matsumoto T:
Fatal sepsis caused by multidrug-resistant Bacteroides fragilis, harboring a cfiA gene and an upstream insertion sequence element, in Japan.
Anaerobe
44
:36
-39
, 2017
|
4.
|
Rathina Kumar Shanmugakani, Yukihiro Akeda, Norihisa Yamamoto, Noriko Sakamoto, Hideharu Hagiya, Hisao Yoshida, Dan Takeuchi, Yo Sugawara, Takuya Kodera, Mitsuo Kawase, Warawut Laolerd, Narong Chaihongsa, Pitak Santanirand, Yoshikazu Ishii, Shigeyuki Hamada, Kazunori Tomonoa:
PCR-Dipstick Chromatography for Differential Detection of Carbapenemase Genes Directly in Stool Specimens.
Antimicrobial Agents and Chemotherapy
61
(6)
:e00067
-17
, 2017
|
5.
|
Aoki K†, Harada S, Yahara K, Ishii Y*†, Motooka D, Nakamura S, Akeda Y, Iida T, Tomono K, Iwata S, Moriya K, Tateda K†:
Molecular Characterization of IMP-1-Producing Enterobacter cloacae Complex Isolates in Tokyo.
Antimicrobial Agents and Chemotherapy
62
(3)
:e02091
-17
, 2018
|
6.
|
Kageto Yamada*†, Ryoichi Saito, Saori Muto, Machiko Kashiwa, Yoshiko Tamamori, Shingo Fujisaki†.:
Molecular characterization of fluoroquinolone-resistant Moraxella catarrhalis variants generated in vitro by stepwise selection.
Antimicrobial agents and chemotherapy
61
(10)
:e01336-17
, 2017
|
7.
|
Hagiya H*, Aoki K†, Akeda Y, Sakamoto N, Yamamoto N, Yoshida H, Nishi I, Ishii Y†, Tomono K:
Nosocomial transmission of carbapenem-resistant Klebsiella pneumoniae elucidated by single-nucleotide variation analysis: a case investigation.
Infection
45
(2)
:221
-225
, 2017
|
8.
|
Ishii Y*†, Aoki K†, Endo S, Kiyota H, Aoyagi T, Kaku M, Bonomo RA, Tateda K†:
Spread of mcr-1.5 in the community: an emerging threat.
International Journal of Antimicrobial Agents
51
(1)
:161
-162
, 2018
|
9.
|
Anwarul Haque, Yoshikazu Ishii, Yoshikiyo Akasaka, Tetsuya Matsumoto,Kazuhiro Tateda:
Administration of colistin sulfate in endotoxic model at slow and sustained fashion may reverse shock without causing nephrotoxicity in its optimal concentration.
Journal of Global Antimicrobial Resistance
11
:40
-44
, 2017
|
10.
|
Akiko Kanayama Katsuse†, Hiroshi Takahashi, Sadako Yoshizawa†, Kazuhiro Tateda†,
Yasuhiro Nakanishi, Akihiro Kaneko, Intetsu Kobayashi†:
Public health and healthcare-associated risk of electric, warm water bidet toilets.
Journal of Hospital Infection
97
(3)
:296
-300
, 2017
|
11.
|
Ishii Y*†, Aoki K†, Tateda K†, Kiyota H:
Multicenter collaboration study on the β-lactam resistant Enterobacteriaceae in Japan - The 65th anniversary public interest purpose project of the Japanese Society of Chemotherapy.
Journal of Infection and Chemotherapy
23
(9)
:583
-583
, 2017
|
12.
|
Soichiro Kimura*†, Nobuaki Mori, Toshihiro Kai, Yoshikazu Ishii†, Keizo Yamaguchi†, Kazuhiro Tateda†:
Azithromycin Modulates 3ʹ,5ʹ-cyclic Diguanylic Acid Signaling in Pseudomonas aeruginosa.
Journal of Infection and Chemotherapy
23
:550
-555
, 2017
|
13.
|
Yoko Shirai† , Hiroko Arai† , Kazutomo Tamaki† , Hiroe Konishi† , Keiko saito† , Yasuhiro Kawase† , Norikazu Shimizu† , Kazuhiro Tateda† , Hitoshi Yoda†:
Neonatal Methicillin-resistant Staphylococcus aureus colonization and infection.
Journal of Neonatal-Perinatal medicine
10
(4)
:Vol 10-4
, 2017
|
14.
|
Urabe N†, Sakamoto S†, Sano G†, Suzuki J, Hebisawa A, Nakamura Y†, Koyama K†, Ishii Y†, Tateda K†, Homma S†:
Usefulness of Two Aspergillus PCR Assays and Aspergillus Galactomannan and β-d-Glucan Testing of Bronchoalveolar Lavage Fluid for Diagnosis of Chronic Pulmonary Aspergillosis.
Journal of clinical microbiology
55
(6)
:1738
-1746
, 2017
|
15.
|
Imai W†, Sasaki M†, Aoki K†, Ishii Y†, Bonomo RA, Koh TH, Murakami H†, Morita T†, Tateda K†:
Simple screening for carbapenemase producing Enterobacteriaceae by moxalactam susceptibility testing.
Journal of clinical microbiology
:doi:10.1128/JCM.00606-17
, 2017
|
16.
|
Kajiwara C, Kusaka Y, Kimura S, Yamaguchi T, Nanjo Y, Ishii Y, Udono H, Standiford TJ, Tateda K:
Metformin Mediates Protection against Legionella Pneumonia through Activation of AMPK and Mitochondrial Reactive Oxygen Species.
Journal of immunology
200
(2)
:623
-631
, 2018
|
17.
|
Miura, Y.
Yamaguchi, T.
Nakamura, I.
Koyama, S.
Tamai, K.
Okanda, T.
Matsumoto, T.:
Epidemiological Trends Observed from Molecular Characterization of Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus Isolates from Blood Cultures at a Japanese University Hospital, 2012–2015.
MICROBIAL DRUG RESISTANCE
24
(1)
:70
-75
, 2018
|
18.
|
Tokuda H, Harigai M, Kameda H, Tomono K, Takayanagi N, Watanabe A, Tasaka S, Suda T, Tateda K†, Kadota J:
Consensus statements for medical practice: Biological agents and lung disease [Abridged English translation by the Japanese Respiratory Society].
Respiratory Investigation
55
(3)
:229
-251
, 2017
|
総説及び解説
|
1.
|
吉澤定子, 大庭真梨, 舘田一博, 村上義孝:
本邦の臨床試験を取り巻く現状と問題点.
東邦医会誌
65
(1)
:25
-33
, 2018
|
2.
|
山田景土,長野則之,齋藤良一:
表現型からみる網羅的carbapenemase-producing Enterobacteriaceaeスクリーニング法.
日本臨床微生物学雑誌
27
:47
-54
, 2017
|
症例報告
|
1.
|
Kimura Y, Miyamoto T, Aoki K†, Ishii Y†, Harada K, Watarai M, Hatoya S:
Analysis of IMP-1 type metallo-β-lactamase-producing Acinetobacter radioresistens isolated from companion animals.
Journal of Infection and Chemotherapy
23
(9)
:655
-657
, 2017
|
その他
|
1.
|
木村聡一郎*†、舘田一博†:
緑膿菌感染症.
臨床と微生物
45
(1)
:45
-49
, 2018
|
|
■ 学会発表
国内学会
|
1.
|
◎木村聡一郎†、三村一行†、舘田一博†:
肺炎球菌保菌マウスモデルを利用した病態解析.
第91回日本細菌学会総会,
福岡市,
2018/03
|
2.
|
◎石井良和:
確認しよう!薬剤耐性グラム陰性桿菌の基礎知識と感染対策の実践
効くはずの抗菌薬が効かない?.
第33回日本環境感染学会総会・学術集会,
東京都港区,
2018/02
|
3.
|
◎石井良和:
国外で拡散し国内へ持ち込まれる薬剤耐性菌と感染対策
ESBLおよびカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌に対する感染対策.
第33回日本環境感染学会総会・学術集会,
東京都港区,
2018/02
|
4.
|
◎石井良和:
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)を取り巻く現状:課題と対策
日常検査の一環として実施可能なカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)検出法に関する精察.
第33回日本環境感染学会総会・学術集会,
東京都港区,
2018/02
|
5.
|
◎石井良和:
微生物検査における国際標準化と精度管理の現状と今後の方向性
外部精度管理(外部精度保証)の現状と今後の方向性.
第29回日本臨床微生物学会総会・学術集会,
岐阜市,
2018/02
|
6.
|
◎石井良和:
VerigeneⓇ敗血症パネルの検査実施指針と臨床応用
病原体核酸検査による薬剤耐性遺伝子検出の有用性とピットフォールに対する省察.
第29回日本臨床微生物学会総会・学術集会,
岐阜市,
2018/02
|
7.
|
◎木村聡一郎†、舘田一博†:
緑膿菌およびアシネトバクター –最新情報と残された課題– バイオフィルムの視点から.
第29回日本臨床微生物学会総会・学術集会,
岐阜市,
2018/02
|
8.
|
◎石井良和:
Verigene敗血症パネルの検査実施指針と臨床応用
病原体核酸検査による薬剤耐性遺伝子検出の有用性とピットフォールに関する省察.
第30回日本臨床微生物学会総会・学術集会,
岐阜市,
2018/02
|
9.
|
◎石井良和:
予防と感染対策に縦横な抗生物質耐性グラム陰性菌の現状と今後の課題.
第17回日本バイオセーフティ学会総会・学術集会,
川崎市,
2017/12
|
10.
|
◎石井良和:
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌の特徴と見逃さない検査法.
第66回日本感染症学会東日本地方会学術集会・第64回日本化学療法学会東日本支部総会 合同学会,
東京都新宿区,
2017/11
|
11.
|
◎石井良和:
いまさら聞けない薬剤耐性菌の基礎知識-グラム陰性菌を中心に
わが国における薬剤耐性菌の現状.
第66回日本感染症学会東日本地方会学術集会・第64回日本化学療法学会東日本支部総会 合同学会,
東京都新宿区,
2017/11
|
12.
|
山口哲央:
本邦におけるCA-MRSAの疫学情報と臨床像.
第66回感染症東日本・第64回化学療法東日本合同学会,
東京,
2017/11
|
13.
|
青木 弘太郎†, 石井 良和†, 舘田 一博†:
−セフトリアキソン耐性遺伝子− シングルイベントで説明できるか.
第66回 日本感染症学会 東日本地方会学術集会, 第64回 日本化学療法学会 東日本支部総会 合同学会,
東京,
2017/11
|
14.
|
◎石井良和:
耐性菌対策としてのOne Health approachと薬剤師活動
医療における薬剤耐性菌の現状と課題ー市中に拡散する耐性菌を中心にー.
第50回日本薬剤師会学術大会,
東京都千代田区,
2017/10
|
15.
|
◎石井良和:
薬剤耐性グラム陰性菌
「ESBL産生菌」.
第100回日本細菌学会関東支部総会,
三鷹市,
2017/09
|
16.
|
◎石井良和:
AMEDにおける基礎から創薬までの研究開発最前線
新規治療薬開発のためのモデル構築.
薬剤耐性(AMR)シンポジウム,
東京都中央区,
2017/09
|
17.
|
◎前田正†, 柏木克仁†, 鹿嶋直康†, 小松史哉†, 佐藤高広†, 福井悠人†, 河越尚幸†,竹本育聖†, 加藤禎史, 熊手絵璃†, 貴島祥†, 佐々木陽典†, 石井孝政†, 渡邉利泰†, 宮﨑泰斗†, 財裕明†, 古庄憲浩, 中嶋均†, 館田一博†, 瓜田純久†.:
十二指腸におけるH.pylori PCR検査と血清ヘリコバクターピロリ(H.pylori).
第15回日本病院総合診療医学会学術総会,
浦安,
2017/09
|
18.
|
◎米谷三奈, 佐々木雅一, 村上日奈子, 石井利明, 氏家真二, 佐野将也, 石井良和†,舘田 一博†, 盛田俊介†:
ラタモキセフ(LMOX)を応用したカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)検出法の検討.
日本臨床検査自動化学会第49回大会,
横浜,
2017/09
|
19.
|
◎石井良和:
カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌検出の現状と今後の展望.
第20回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会,
岐阜市,
2017/08
|
20.
|
◎前田正†, 財裕明†, 福井悠人†, 佐藤高広†, 加藤禎史, 熊手絵璃†, 古庄憲浩, 佐々木陽典†, 石井孝政†, 渡辺利泰†, 宮崎泰斗†, 荒井一歩†, 中嶋均†, 舘田一博†, 瓜田純久†.:
血清Helicobacter pylori抗体と十二指腸液におけるH.pylori PCR検査の相関.
第23回日本ヘリコバクター学会,
函館,
2017/07
|
21.
|
◎木村聡一郎†、田中裕美:
肺炎球菌の重症化に関わる疾患感受性遺伝子の同定・機能解析.
第150回東邦医学会例会,
東京,
2017/06
|
22.
|
◎三津山信治†, 秋本訓秀†, 尹ソニョン†, 安部文人†, 木村雅明†, 樋口哲也†, 山口哲央†:
糖尿病に合併した巨大癰の2例.
第116回日本皮膚科学会総会,
仙台,
2017/06
|
23.
|
◎石井良和†, 舘田一博†:
耐性菌同定の進歩.
第57回日本呼吸器学会学術講演会,
東京都千代田区,
2017/04
|
24.
|
◎日下 祐†, 梶原千晶†, 木村聡一郎†, 稲瀬直彦†, 舘田一博†:
レジオネラ肺炎マウスモデルにおける好中球欠失がマクロファージの極性化や致死性に与える影響.
第57回日本呼吸器学会学術講演会,
東京都千代田区,
2017/04
|
25.
|
◎三村一行†、木村聡一郎†、石井良和†、舘田一博†:
インフルエンザ後の二次性肺炎球菌性肺炎における肺炎球菌結合型ワクチン効果.
第91回日本感染症学会総会・学術講演会,
東京、日本,
2017/04
|
26.
|
◎佐藤礼実, 濱田将風, 山口哲央, 石井良和, 舘田一博:
MRSA-plasma-Biofilmに効果的な抗MRSA薬の検討.
第91回日本感染症学会総会・学術講演会 ・第65回日本化学療法学会学術集会 合同学会,
東京,
2017/04
|
27.
|
◎小野大輔, 山口哲央, 石井良和, 舘田一博:
新規併用プレートを用いたMRSAに対する抗菌薬併用効果のin vitroでの検討.
第91回日本感染症学会総会・学術講演会 ・第65回日本化学療法学会学術集会 合同学会,
東京,
2017/04
|
28.
|
◎小西弘恵, 梶原千晶, 山口哲央, 石井良和, 舘田一博:
Clostridium difficile binary toxinの自然免疫細胞に及ぼす影響.
第91回日本感染症学会総会・学術集会,
東京都新宿区,
2017/04
|
29.
|
◎木村聡一郎†、石井良和†、舘田一博†:
樹状細胞上のJagged1を介したNotchシグナルの活性化が制御性T細胞の分化・成熟を誘導する.
第91回日本感染症学会総会・学術講演会,
東京,
2017/04
|
30.
|
◎濱田将風, 山口哲央, 青木弘太郎, 小野大輔, 石井良和, 舘田一博:
ダプトマイシン耐性能の獲得に伴うMRSAのバイオフィルム形成能の変化.
第91回日本感染症学会総会・学術講演会 ・第65回日本化学療法学会学術集会 合同学会,
東京,
2017/04
|
国際学会
|
1.
|
◎Kusaka Y, Kajiwara C†, Tateda K†:
Effects of Neutrophil Depletion on M1/M2 Macrophage Polarization and Lethality of Mice with Legionella pneumophila Pneumonia.
ATS 2017,
Washington DC,
2017/05
|
その他
|
1.
|
◎木村聡一郎†、舘田一博†:
感染免疫:呼吸器感染症を中心に.
東邦大学研究ブランディング事業 平成29年度研究プロジェクト報告会,
東京,
2018/02
|
2.
|
◎石井良和:
One health "人・動物・環境・マイクロバイオーム"
ヒトから分離される動物由来耐性菌・耐性因子の動向.
第52回緑膿菌感染症研究会学術集会,
仙台市,
2018/02
|
3.
|
◎石井良和:
院内感染関連微生物とその検査法
耐性菌.
平成29年度院内感染対策講習会,
東京都中央区,
2018/01
|
4.
|
吉澤 定子:
一般外来における感染症診療の落とし穴.
日本化学療法学会 第43回抗菌薬適正使用生涯教育セミナー,
東京,
2017/05
|
|