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 医学部 医学科 内科学講座 救急医学分野(佐倉)
 Division of Emergency Medicine Department of Internal Medicine

准教授:
  一林 亮
■ 概要
1.基本的な救急技術の教育
臨床
救急医学では、診断と治療の両方を同時に行う必要があります。ガイドラインやエビデンスは重要ですが、内容は時間の経過とともに変化します。しかし、基本的な診察やバイタルサインのチェック、症状の評価は変わりません。これらの基本的な能力の習得に努めます。基本的な能力の確立は、診断と治療を同時に行う上で大きな助けとなります。日々の学びに加えて、判断力や問題解決能力、創造力を駆使して救急診療に取り組みます。
2.「学習」「共感・信頼」「自走」の原則のもとでチーム医療を実践
教育
総合診療医、専門医、救急医が行う救急医療には異なる側面があります。しかし、どの医師が関与するにせよ、良い点と課題があります。当講座では、総合診療医の推論力と救急医の判断力、病態認識力をバランスよく育成し、救急医療に必要な技術を教育します。Off the jobトレーニングも重要ですが、診療時間内にsemi off the jobトレーニングを行い、臨床と教育を結びつけます。毎日の終わりにデブリーフィングの時間を設け、チームとの共感と信頼を築き、良き医療従事者としての教育も行います。

研究
日常の臨床から生じる疑問点を中心に学会での発表を行います。論文作成は自分の専門分野を深めるためにも重要です。文章を書くことは情報を伝えるためにも重要であり、論理的な展開を助けます。原著論文と同様に症例報告は医学の発展に非常に重要です。当教室では毎月1本以上のcase reportsのアクセプトを目指して研究します。これらの研究は臨床原著論文や動物実験、in vitro研究への第一歩となります。希望があれば、社会人大学生制度を活用し、臨床と並行して研究を進められるようサポートします。

2022年度 英語論文 6(内:研修医・院内助教3) 学会発表 2
2023年度 英語論文 6(内:研修医・院内助教5) 学会発表 5
3.働きやすい環境を常に考える講座
2022年に東邦大学内科学講座救急医学分野が開設されました。救急車搬送数は年間4000台以上です。この4000台以上の救急患者の多くは2次救急疾患です。そしてその多くはcommon deseaseです。救急専門医のもとで2次救急医療をを学ぶ機会として非常によい講座と考えます。まだローテーション・研修医とともに学ぶ場ですが、将来的には次のステップに羽ばたくため、ともに学び様々な分野で活躍できる医療人を教育し多種多様な医療に導きく講座となることを目指しています。
■ Keywords
救急医学 集中治療医学
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.  一林 亮 :医師国家試験委員
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  一林 亮 :日本救急医学会関東地方会幹事 日本中毒学会評議員 日本臨床救急医学会評議員
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















一林 亮   准教授
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研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
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(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
症例報告
1. Togawa M, Ikeda T, Konishi K, Ichibayashi R:  Repeated Hemolytic Streptococcal Infections in Soft Tissue Eosinophilic Granulomatosis (Kimura’s Disease): A Case Report.  Cureus Journal of Medical Science  16 (4) :e57811 -doi:10.7759/cureus.57811 , 2024
  :Corresponding Author
  :本学研究者