2008年度
 理学部 化学科 地球化学教室
 Geochemical Laboratory

教授:
  高松 信樹
■ 概要
化学種の挙動を通しての地球環境の現状と変遷の解明
本研究室では化学種の挙動を通しての地球環境の現状と変遷の解明を行っていました。 1)温泉水や湖沼水の微量成分による生成機構の解明、 2)湖沼水、湧水および河川水の有害元素の汚染状況把握とその起源の推定、 3)湖底堆積物中の無機化学種による古環境変動の解析、 4)着色天然水の呈色因子と呈色機構の解明などを行っていました。京都大学大学院理学研究科、大妻女子大社会情報学部や名古屋大学環境学研究科の研究者と共同研究を行っていました。
なお高松信樹教授は2009年3月をもって本学を退職されました。後任の教室責任者として2009年度からは山口耕生准教授が「地球システム進化の不思議に化学で迫る」をテーマに教室を運営いたします。
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  文部科学省科学研究費補助金 萌芽研究  (研究課題番号:19651010)
 研究課題:都市域汚濁河川における亜酸化窒素(N20)発生機構と発生量の解明  (研究分担者:高松信樹)
 研究補助金:700000円  (分担)
■ 当該年度の主催学会・研究会
1.  International Geoscience Symposium "Precambrian World 2009"  ,福岡  2009/03
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  高松信樹 :日本温泉科学会理事・学会賞選考委員長
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















高松 信樹   教授
  1  1          2
 3
 
 
 
 
 0 0  0 0  0  2
(0)
 0
(0)
 0
(0)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














高松 信樹   教授
         2
 
 
 0 0  0 0  0  2
(0)
 0
(0)
 0
(0)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
その他
1. 真田哲也, 高松信樹, 山崎 一, 網田和宏, 大沢信二:  泉質の異なる温泉水の混合における希土類元素の挙動-別府温泉の酸性食塩泉-.  温泉科学  (58) :81-98 , 2008
2. Genki I. Matsumoto, Hitomi Suzuki, Misa Sato, Misako Makishima, Yukinori Tani, Yoshitaka Hase, Nobuki Takamatsu, Tetsuo Takemura and Takayoshi Kawai:  Paleoenvironmental record of lake Hovsgol (Mongolia) in the northeast Eurasia.  Verh. Internat. Verein. Limnol.  30 (2) :318-322 , 2008
■ 学会発表
国内学会
1. ◎高松信樹, 磯野正典, 網田和宏: 津軽十二湖青池の呈色機構に関する一考察.  第73回日本陸水学会,  北海道(札幌),  2008/10
2. ◎高松信樹, 桑原直子: 緑色温泉の呈色機構.  第73回日本陸水学会,  北海道(札幌),  2008/10
3. ◎網田和宏, 住吉英治, 高松信樹: 津軽十二湖湖沼群の水質生成機構に関する研究.  第73回日本陸水学会,  北海道(札幌),  2008/10
4. ◎真田哲也, 高松信樹: 希土類元素から見た別府血の池地獄の地球科学.  第61回日本温泉科学会,  茨城(五浦),  2008/09
5. ◎真田哲也, 高松信樹: 本邦熱水中の希土類元素の挙動とそれによる流動経路の解明の可能性.  第61回日本温泉科学会,  茨城(五浦),  2008/09
  :Corresponding Author
  :本学研究者