2008年度
 薬学部 生化学教室
 Department of Biochemistry

教授:
  髙橋 良哉
准教授:
  石神 昭人
■ 概要
老化および老化関連疾患の発症メカニズムとその制御
高齢化時代を迎え、高齢者の健康維持は社会的な重要課題のひとつとなっている。本教室では「老化および老化関連疾患の発症メカニズムとその制御」を主テーマに掲げ、「若齢期における内外の環境因子が加齢変化に及ぼす影響」および「老齢期における食餌制限などの有益作用」についてタンパク質やDNA などの生体高分子傷害や遺伝子発現変化を指標に研究を行っている。
1.「若齢期における内外の環境因子が老齢期の加齢変化に及ぼす影響」に関する研究
老化促進モデルマウスSAM のP8 系の離乳期後からはじまる加齢促進現象の原因を探る研究の一環として、蛍光標識二次元ディファレンスゲル電気泳動(2D-DIGE)による肝タンパク質のプロテオーム解析を行った。その結果、これまでにP8 系とR1 系にL-FABP(liver fatty acid binding protein)遺伝子に1 アミノ酸残基の変化を伴う遺伝子多型が存在することを見出した。また、GOT2(mt AspAT)とagmatinase 遺伝子にも1 アミノ酸残基置換を伴う遺伝子多型がP8 系とR1 系間に存在することを明らかにした。両酵素は脳機能との関連が深く,遺伝子多型の酵素活性への影響およびP8 系の学習記憶障害との関連について調べている。
2.「老化促進モデルマウスSAMP8に対する高脂肪食の影響」に関する研究
加齢に伴う肥満などの生活習慣病の増加が大きな社会問題となっている。本研究では、主に食事に起因する老化関連疾患のモデル動物としての老化促進モデルマウス(SAM)の有用性を明らかにする研究の一環として、高脂肪食が生体に与える影響(体重、組織重量、血清の生化学的パラメータ等)をSAMP8系、KKAyマウスなどの複数の系統を用いて調べた。高脂肪食による体重増加率は、4系統の中でSAMP8が最も顕著であった。肝重量増加と肝脂肪蓄積はKKAy以外にSAMP8でも認められた。しかし、血清TG値に有意な変化はなかった。血糖値はSAMP8で高脂肪食により有意に上昇したが、血中インスリン値の変化はKKAy以外の他のマウスとほぼ同じであった。現在、SAMP8に対する高脂肪食の影響を更に詳細に調べている。
3.「食事性タンパク質と肝機能」に関する研究
カゼインを主要タンパク源とするAIN93Gを4系統のマウス(SAMR1, SAMP8, C57BL, DBA)に3ヶ月間与え続けたところ、コントロール飼料CRF-1に対するAIN93Gの体重増加の割合が最も高い動物種は、SAMR1であった。SAMR1の肝重量はCRF-1に比べ高く、顕著な脂肪蓄積が起きていることが肝組織切片のOil Red O染色により明らかになった。AIN93G飼育によるSAMR1の肝臓への脂肪蓄積は、カゼインなどの消化、吸収、代謝などに関わる酵素や因子の異常によると考えられる。食事性タンパク質と肝機能に関する研究モデル動物としてのSAMR1の有用性について今後さらに検討する予定である。
4.「老齢期における食餌制限などの有益作用」に関する研究
アルブミン尿症発症の主な原因は糸球体の透過性亢進と近位尿細管再吸収能低下による。
私達はこれまでにラットの加齢に伴うmegalin発現量低下、cubilin分子断片化、細胞局在異常化などを報告してきた。本年度は、免疫組織学的研究と単離糸球体を用いたwestern blot解析などの生化学的研究によりmegalin、cubilinの発現が老齢期で増大することを見出した。食餌制限は老齢動物の糸球体両受容体量を低下させた。糸球体におけるmegalin、cubilinの生理的役割は明らかではないが、加齢に伴う糸球体ろ過能低下に対する代償的発現によるものと考えられる。
5.「水素水の飲用がビタミンCの不足による脳での活性酸素の増加を抑制」に関する研究
ヒトやサル、モルモットは体内でビタミンCを合成できない。しかし、マウスをはじめ犬、猫、鳥など多くの動物は自らの体内でビタミンCを合成できる。本研究ではビタミンCを体内で合成できない遺伝子破壊マウス(SMP30/GNL遺伝子破壊マウス)を作成し、ビタミンCの不足が脳での活性酸素を増加させることをリアルタイムに脳での活性酸素量を測定する装置を用いて初めて明らかにした。また、水素(H2)ガスを飽和状態(0.6 mM)まで溶かした水素水(高濃度水素溶解精製水)をビタミンCの不足したマウスに毎日与えることにより、脳での活性酸素の増加を抑制することも明らかにした。
6.「カルニチン生合成系へのビタミンCの関与」に関する研究
カルニチンはβ酸化によりエネルギー(ATP)を得るため脂肪酸を細胞質からミトコンドリア内に運ぶ重要な因子である。カルニチンはタンパク質中のリシンとメチオニンから生合成されるが、この時ビタミンCが必須であるといわれている。ビタミンCはカルニチン生合成系の酵素、トリメチルリシン水酸化酵素(TMLD)やγ-ブチロベタイン水酸化酵素(γ-BBD)の補因子として働く。本研究では、生体内でのカルニチン合成にビタミンCが本当に必須であるか明らかにするため、SMP30/GNL遺伝子破壊マウスを用いて解析した。その結果、ビタミンCが生体内のカルニチン生合成系に必要ではあるが必須でなく、ビタミンCの働きは欠乏時にGSHが代用できる可能性があることを明らかにした。
■ Keywords
老化,食事制限,カゼイン、脂質代謝、高脂肪食、老化促進モデルマウス,一塩基多型,アグマチン、ビタミンC,活性酸素,SMP30/GNL遺伝子破壊マウス,カルニチン
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  私立大学学術研究高度化推進事業オープンリサーチセンター整備事業
 研究課題:細胞機能制御システムの破綻による老化関連疾患発症の分子機構と予防・治療に関する研究  (研究分担者:高橋良哉, 石神昭人)
 研究補助金:3000000円  (分担)
2.  平成20年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)  (研究課題番号:18590224)
 研究課題:老化促進モデルマウスP8 系の離乳期からの加齢速度促進機構の解明に向けた研究  (研究代表者:高橋良哉)
 研究補助金:1000000円  (代表)
3.  平成20年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)  (研究課題番号:20591066)
 研究課題:加齢指標蛋白質SMP30の糖代謝における役割  (研究分担者:石神昭人)
 研究補助金:300000円  (分担)
4.  平成20年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)  (研究課題番号:19580156)
 研究課題:ビタミンC不足が老化や神経系、エネルギー代謝、脂質代謝に及ぼす影響  (研究分担者:石神昭人)
 研究補助金:200000円  (分担)
5.  平成20年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)  (研究課題番号:19590925)
 研究課題:ビタミンC不足マウスを用いた慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症機構の解明  (研究分担者:石神昭人)
 研究補助金:200000円  (分担)
6.  日本学術振興会 国際交流事業 二国間交流事業共同研究・セミナー
 研究課題:老化、酸化ストレスや神経幹細胞の制御におけるSMP30の役割解明  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:1200000円  (代表)
7.  平成20年度 大学院重点特別経費-研究科特別経費
 研究課題:タンパク質のポストトランスレーショナル修飾の加齢変化とその生体機能に対する影響  (研究代表者:高橋良哉)
 研究補助金:2000000円  (代表)
その他
1.  ハウス ウェルネス フーズ株式会社
 研究課題:SMP30ノックアウトマウスを用いたビタミンCの免疫系に対する効果  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:700000円  (代表)
2.  ロート製薬
 研究課題:ヘアレスSMP30ノックアウトマウスの皮膚病理解析及びビタミンCの機能解析試験  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:500000円  (代表)
3.  株式会社ニチレイフーズ、株式会社ニチレイバイオサイエンス
 研究課題:皮膚へのビタミンCの移行速度、移行量の測定、アセロラビタミンCの持つ皮膚美白効果および皮膚コラーゲン産生の増強効果の検証試験  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:2000000円  (代表)
4.  財団法人 喫煙科学研究研究財団
 研究課題:喫煙による慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症機構の解明-ビタミンC摂取による発症リスク軽減効果の検証-  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:2000000円  (代表)
5.  財団法人 コスメトロジー研究振興財団
 研究課題:ビタミンCを合成できない毛のないSMP30/GNL遺伝子破壊ヘアレスマウスを用いた皮膚におけるビタミンCの美白、抗しわ効果の科学的実証  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:1000000円  (代表)
6.  平成20年度 東邦大学薬学部奨励研究補助金
 研究課題:慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症機構の解明と予防・治療薬の開発  (研究代表者:石神昭人)
 研究補助金:500000円  (代表)
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.  高橋 良哉 :東京都老人総合研究所協力研究員
2.  石神 昭人 :東京農工大学農学部非常勤講師, 順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンター客員准教授, 博慈会老年病研究所客員研究員, 東京都老人総合研究所協力研究員
■ 当該年度の主催学会・研究会
1.  第一回 日本学術振興会 国際交流事業 二国間交流事業(日本-韓国)共同研究セミナー  ,東京  2008/08
2.  第二回 日本学術振興会 国際交流事業 二国間交流事業(日本-韓国)共同研究セミナー  ,韓国、済州島  2008/12
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  髙橋 良哉 :日本基礎老化学会評議員, 老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会評議員・シンポジウム検討委員長, 日本生化学会関東支部幹事
2.  石神 昭人 :日本基礎老化学会評議員, ビタミンC研究委員会委員, 日本ビタミン学会トピックス編集委員
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















髙橋 良哉   教授
薬学博士
    2  1        5
(1)
 9
 1
(1)
 1
(1)
 
 
石神 昭人   准教授
薬学博士
 1 4  7  1        8
(4)
 27
 1
(1)
 3
(3)
 6
(6)
 
大寺 恵子   助教
博士(薬学)
              2
 
 1
(1)
 
 
 
 1 0  2 0  0  15
(5)
 3
(3)
 6
(6)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














髙橋 良哉   教授
薬学博士
    1     5
(1)
 1
(1)
 
石神 昭人   准教授
薬学博士
 1   1     8
(4)
 1
(1)
 6
(6)
大寺 恵子   助教
博士(薬学)
         2
 1
(1)
 
 1 0  2 0  0  15
(5)
 3
(3)
 6
(6)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. Shigemoto K, Kubo S, Jie C, Hato N, Abe Y, Ueda N, Kobayashi N, Kameda K, Mominoki K, Miyazawa A, Ishigami A, Matsuda S, Maruyama N:  Myasthenia gravis experimentally induced with muscle-specific kinase.  Annals of the New York Academy of Sciences  1132 :93-98 , 2008
2. Sato Y, Kajiyama S, Amano A, Kondo Y, Sasaki T, Handa S, Takahashi R, Fukui M, Hasegawa G, Nakamura N, Fujinawa H, Mori T, Ohta M, Obayashi H, Maruyama N, Ishigami A:  Hydrogen-rich pure water prevents superoxide formation in brain slices of vitamin C-depleted SMP30/GNL knockout mice.  Biochemical and biophysical research communications  375 (3) :346-350 , 2008
3. Kondo Y, Sasaki T, Sato Y, Amano A, Iwama M, Handa S, Shimada N, Fukuda M, Akita M, Lee J, Jeong KS, Maruyama N, Ishigami A:  Vitamin C depletion increases superoxide generation in brains of SMP30/GNL knockout mice.  Biochemical and biophysical research communications  377 (1) :291-296 , 2008
4. Arai KY, Sato Y, Kondo Y, Kudo C, Tsuchiya H, Nomura Y, Ishigami A, Nishiyama T.:  Effects of vitamin C deficiency on the skin of the senescence marker protein-30 (SMP30) knockout mouse.  Biochemical and biophysical research communications  385 (3) :478-483 , 2009
5. Kashio A, Amano A, Kondo Y, Sakamoto T, Iwamura H, Suzuki M, Ishigami A, Yamasoba T.:  Effect of vitamin C depletion on age-related hearing loss in SMP30/GNL knockout mice.  Biochemical and biophysical research communications  390 (3) :394-398 , 2009
6. Furusawa H, Sato Y, Tanaka Y, Inai Y, Amano A, Iwama M, Kondo Y, Handa S, Murata A, Nishikimi M, Goto S, Maruyama N, Takahashi R, Ishigami A:  Vitamin C is not essential for carnitine biosynthesis in vivo: Verification in vitamin C-depleted SMP30/GNL knockout mice.  Biological & pharmaceutical bulletin  31 :1673-1679 , 2008
7. Jang B, Kim E, Choi JK, Jin JK, Kim JI, Ishigami A, Maruyama N, Carp RI, Kim YS Choi EK:  Accumulation of citrullinated proteins by upregulated peptidylarginine deiminase 2 in brains of scrapie-infected mice: a possible role in pathogenesis.  The American journal of pathology  173 (4) :1131-1144 , 2008
8. Park JK, Jeong DH, Park HY, Son KH, Shin DH, Do SH, Yang HJ, Yuan DW, Hong IH, Goo MJ, Lee HR, Ki MR, Ishigami A, Jeong KS:  Hepatoprotective effect of Arazyme on CCl4-induced acute hepatic injury in SMP30 knock-out mice.  Toxicology  246 (2-3) :132-142 , 2008
総説及び解説
1. 石神昭人:  水素水の飲用は脳の活性酸素を除去.  FOOD Style 21  13 (1) :36-39 , 2009
2. 石神昭人:  ビタミンC不足は慢性閉塞性肺疾患の発症リスクを高める.  ビタミン  82 :39-42 , 2008
3. 近藤嘉高, 石神昭人:  ヒト赤血球ではstomatin がGlut1と結合することによりデヒドロアスコルビン酸を取り込む.  ビタミン  82 :510-513 , 2008
4. 佐藤安訓, 石神昭人:  壊血病は過去の病気ではない.  ビタミン  82 :609-611 , 2008
5. 天野晶子, 石神昭人:  ビタミンCの抗ガン作用.  ビタミン  83 (1) :24-26 , 2009
6. 浅賀宏昭、石神昭人:  ヒト表皮におけるシトルリン化タンパク質の動態.  医学と生物学  152 :26-33 , 2008
7. 近藤嘉高, 石神昭人, 丸山直記:  老化とバイオマーカー.  医学のあゆみ  227 :563-566 , 2008
8. 石神昭人:  未病における肺疾患とビタミンCの関係.  日本未病システム学会雑誌  14 :241-243 , 2008
■ 著書
1. 石神昭人:  SMP30/GNLノックアウトマウス.  老化・老年病研究のための動物実験ガイドブック  108-114.  アドスリー,  東京, 2008
2. 高橋良哉:  げっ歯類を用いたカロリー制限実験-中高齢期からのカロリー制限-.  老化・老年病研究のための動物実験ガイドブック  41-44.  アドスリー,  東京, 2008
■ 学会発表
国内学会
1. ◎高橋良哉: 老化促進モデルマウスSAMを用いた抗老化研究.  日本薬学会第129年会,  京都,  2009/03
2. ◎石神昭人: 加齢指標たんぱく質SMP30/GNLノックアウトマウスを用いた抗老化研究.  日本薬学会第129年会,  京都,  2009/03
3. ◎半田節子、島田信子、天野晶子、福田貢、近藤嘉高、丸山直記、石神昭人: マウス肝臓におけるSMP30/GNLの組織学的加齢変化.  第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会,  神戸,  2008/12
4. ◎近藤嘉高、佐々木徹、佐藤安訓、天野晶子、岩間水輝、半田節子、島田信子、福田貢、丸山直記、石神昭人: ビタミンC欠乏は脳における活性酸素の生成を増加.  第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会,  神戸,  2008/12
5. ◎若生武, 上川奈津子, 寺内邦彦, 杉本昌隆, 石神昭人, 島田順一, 丸山光生: 老化関連分子TARSHの癌抑制における機能解析.  第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会,  神戸,  2008/12
6. ◎石堂一巳, 宮内梨早, 高橋昌江, 熊坂利夫, 三谷恵子, 近藤嘉高, 石神昭人 , 丸山直記, 勝沼信彦: 老化マーカータンパク質SMP30はヒト扁平上皮癌におけるアポトーシス促進因子である.  第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会,  神戸,  2008/12
7. ◎杉原毅彦, 宮崎剛, 内田好昭, 真鍋幸子, 半田節子, 島田信子, 丸山直記, 石神昭人: 関節リウマチにおける血漿ペプチジルアルギニンデイミナーゼ4(PAD4)及び抗PAD4自己抗体の検討.  第38回日本免疫学会,  京都,  2008/12
8. ◎近藤嘉高, 石神昭人: ビタミンCの持つ抗老化作用.  第15回日本未病システム学会,  東京,  2008/11
9. ◎石神昭人: 未病における肺疾患とビタミンCの関係.  第15回日本未病システム学会,  東京,  2008/11
10. ◎岸本成史, 手塚 優, 西郡秀夫, 石川陽平, 橋爪公平, 黒坂大次郎, 近藤嘉高, 石神昭人, 山本直樹: SMP30欠損マウスにおける光負荷時の水晶体の変化.  第47回日本薬学会東北支部大会および東北病院薬剤師会総会,  岩手,  2008/10
11. ◎高橋良哉, 田中(福井)ゆか: 老化促進モデルマウスR1系のAIN93G飼育よる肝障害.  第52回日本薬学会関東支部会,  野田,  2008/10
12. ◎石神昭人 , 高橋良哉: ビタミンCが足りないと老化が進む.  第52回日本薬学会関東支部会,  千葉,  2008/10
13. ◎田中(福井)ゆか, 高橋良哉: 高脂肪食の生体への影響:SAMとKKAyマウスの比較.  第52回日本薬学会関東支部会,  野田,  2008/10
14. ◎五味恵子, 島田信子, 福田貢, 榊原達哉, 半田節子, 高橋良哉, 丸山直記, 石神昭人: 弱酸性域に至適pHを持つベータガラクトシダーゼ活性を用いた老化度測定法の開発.  第48回日本臨床化学会,  浜松,  2008/08
15. ◎石神昭人 , 半田節子, 島田信子, 丸山直記, 真鍋幸子, 高橋良哉 , 内田好昭: アルツハイマー病早期臨床検査試薬としてのシトルリン化GFAPサンドイッチELISA法の確立.  第48回日本臨床化学会,  浜松,  2008/08
16. ◎内田好昭、真鍋幸子、半田節子、島田信子、丸山直記、石神昭人: ヒトPAD4サンドイッチELISA法の確立.  第48回日本臨床化学会,  浜松,  2008/08
17. ◎高橋良哉: 離乳期SAMP8小脳におけるミエリン塩基性タンパク遺伝子発現異常.  第23回老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会研究発表会,  京都,  2008/07
18. ◎高橋良哉: 老化促進モデルマウス(SAM)P8系の肝臓における鉄蓄積.  第19回日本微量元素学会,  東京,  2008/07
19. ◎花村高行, 青木仁史, 永峰賢一, 佐藤安訓, 天野晶子, 近藤嘉高, 石神昭人: ヒト1回摂取によるビタミンC及びアセロラビタミンCの吸収や体内動態に関する検討.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
20. ◎岩間水輝, 佐藤安訓, 永峰賢一, 花村高行, 青木仁史, 天野晶子, 近藤嘉高, 石神昭人: SMP30/GNL-ノックアウトマウスを用いたビタミンC吸収効率評価系の確立.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
21. ◎近藤嘉高, 佐々木徹, 佐藤安訓, 天野晶子, 岩間水輝, 半田節子, 島田信子, 福田貢, 丸山直記, 石神昭人: 脳におけるビタミンCの活性酸素消去能の検討.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
22. ◎佐藤安訓, 岸本祐樹, 天野晶子, 岩間水輝, 近藤嘉高, 高橋良哉, 石神昭人: ビタミン C 欠乏による肝臓での酸化ストレスの解析.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
23. ◎石神昭人, 古澤元, 佐藤安訓, 井内陽子, 錦見盛光, 村田晃, 半田節子, 島田信子, 福田貢, 高橋良哉: カルニチン合成系へのビタミンCの関与.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
24. ◎天野晶子, 島田信子, 岩間水輝, 福田貢, 半田節子, 丸山直記, 相垣敏郎, 石神昭人: ビタミンC欠乏によるSVCT1およびSVCT2発現調節の検討.  第60回日本ビタミン学会,  仙台,  2008/06
25. ◎Takahashi R: Altered expression of myelin basic protein gene in the cerebellum of SAMP8 mice.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
26. ◎岩間水輝, 佐藤安訓, 天野晶子, 近藤嘉高, 岸本祐樹, 町田武生, 石神昭人: マウス臓器中ビタミンCの加齢変化.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
27. ◎岩間水輝、佐藤安訓、天野晶子、近藤嘉高、岸本祐樹、町田武生、石神昭人: マウス臓器中ビタミンCの加齢変化.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
28. ◎近藤嘉高, 佐々木徹, 佐藤安訓, 天野晶子, 岩間水輝, 半田節子, 島田信子, 福田貢, 丸山直記, 石神昭人: 脳におけるビタミンCの活性酸素消去能の解析.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
29. ◎川上恭司郎, 中村明宏, 後藤佐多良, 中本英子, 石神昭人, 高橋良哉: ラット肝臓における加齢に伴うヒストン修飾のエピジェネティックな変化.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
30. ◎大寺恵子, 高橋良哉: 大寺恵子, 高橋良哉 : ラットの加齢に伴う腎糸球体におけるmegalin/cubilinの発現.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
31. ◎田中愼, 野田万理子, 天野晶子, 岩間水輝, 岸本祐樹, 佐藤安訓, 近藤嘉高, 石神昭人: C57BL/6マウスの下顎骨と大腿骨へのビタミンCの影響.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
32. ◎田中愼, 野田万理子, 天野晶子, 岩間水輝, 岸本祐樹, 佐藤安訓, 近藤嘉高, 石神昭人: SMP30ノックアウトマウスの下顎骨と大腿骨の骨性状.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
33. ◎田中愼, 野田万理子, 天野晶子, 岩間水輝, 岸本祐樹, 佐藤安訓, 近藤嘉高, 石神昭人: C57BL/6マウスの下顎骨と大腿骨の骨性状.  第31回日本基礎老化学会,  松本,  2008/06
34. ◎石神昭人: ビタミンC と老化制御、疾患研究. "新世紀ビタミン学の先進的展開を目指して".  日本ビタミン学会第60 回大会記念シンポジウム,  仙台,  2008/06
35. ◎石神昭人: 美しい皮膚のために~年を重ねていくために今すべきこと~ ビタミンCと老化.  第8回日本抗加齢医学会総会 ロート製薬 ランチョンセミナー,  東京,  2008/06
36. ◎新井浩司, 工藤千香子, 土屋博之, 佐藤安訓, 近藤嘉高, 野村義宏, 石神昭人, 西山敏夫: ビタミンC欠乏は皮膚のコラーゲン含量を減少させる.  第40回日本結合組織学会. 第55回マトリックス研究会,  東京,  2008/05
37. ◎宮崎 剛、杉原毅彦、山本精三、内田好昭、石神昭人: 関節リウマチ患者の血清PAD4値と抗PAD4抗体価の測定.  第81回日本整形外科学会学術総会,  札幌,  2008/05
38. ◎岩間水輝, 佐藤安訓, 永峰賢一, 花村高行, 青木仁史, 天野晶子, 近藤嘉高, 石神昭人: ビタミンC合成不全マウスを用いたビタミンC吸収効率評価系の確立 -アセロラはビタミンC吸収効率が良い-.  第62回日本栄養・食糧学会,  埼玉,  2008/05
39. ◎近藤嘉高, 佐々木徹, 佐藤安訓, 天野晶子, 岩間水輝, 丸山直記, 石神昭人: リアルタイムバイオグラフィー法を用いた脳におけるビタミンC活性酸素消去能の検討.  第62回日本栄養・食糧学会,  埼玉,  2008/05
40. ◎佐藤安訓, 永峰賢一, 花村高行, 青木仁史, 天野晶子, 近藤嘉高, 石神昭人: ヒト経口1回摂取によるビタミンC及びアセロラビタミンCの吸収や体内動態に関する詳細な検討.  第62回日本栄養・食糧学会,  埼玉,  2008/05
41. ◎天野晶子, 近藤嘉高, 岩間水輝, 佐藤安訓, 半田節子, 相垣敏郎, 石神昭人: ビタミンC生合成経路で働く酵素グルコノラクトナーゼ (SMP30/GNL)の加齢変化.  第62回日本栄養・食糧学会,  埼玉,  2008/05
42. ◎大寺恵子, 高橋良哉: ラット腎糸球体におけるmegalin/cubilin発現.  第52回日本薬学会関東支部会,  野田,  2008/10
国際学会
1. ◎Ishigami A: Relationship between vitamins and aging from a view point of in joint health.  13th Asia Pacific League of Association for Rheumatology Congress,  Yokohama,  2008/09
2. ◎Okuno H, Orimoto A, Suzuki H, Ishigami A: Development of amyloid-β aggregation inhibitors.  EFMC-ISMC 2008 XXth International Symposium on Medicinal Chemistry,  Vienna, Austria,  2008/09
3. ◎Hasegawa G, Ishigami A, Kondo Y, Kadono M, Asano M, Tanaka M, Hosoda H, Yamasaki M, Fukui, M, Nakamura, N: Role of Senescence Marker Protein-30 in Glucose Homeostasis.  American Diabetes Association 68th Scientific Sessions,  San Francisco, USA,  2008/06
4. ◎Odera K, Goto S, Takahashi R: Reduction of Proteinuria by Dietary Restriction Initiated from Old in Rats.  2008 Spring Conference of the Korean Society for Gerontology and AVDRC symposium, Yeungnam University. The 8th Korea-Japan Gerontologist Joint Meeting,  Daegu, Korea,  2008/05
5. ◎Amano A, Sato Y, Aigaki T, Maruyama N, Ishigami A: Examination of anti-oxidation ability of vitamin C in vivo by using vitamin C depleted SMP30/GNL knockout mice.  2008 Spring Conference of the Korean Society for Gerontology and AVDRC symposium, Yeungnam University. The 8th Korea-Japan Gerontologist JointMeeting,  Deague, Korea,  2008/05
6. ◎Iwama M, Kondo Y, Sato Y, Amano A, Uchiki T, Machida T, Ishigami A: Age-related Changes of Vitamin C Concentration in Various Tissues from Mice. 2008. 5.  2008 Spring Conference of the Korean Society for Gerontology and AVDRC symposium, Yeungnam University. The 8th Korea-Japan Gerontologist JointMeeting,  Deague, Korea,  2008/05
7. ◎Ishigami A: Abnormal accumulation of citrullinated proteins in the brain from Alzheimer’s disease.  BK21 & LSTI Seminar,  Busan, Korea,  2008/05
8. ◎Takahashi R: Effect of late-life dietary restriction on the accumulation of oxidatively damaged proteins.  BK21 & LSTI Seminar,  Pusan, Korea,  2008/05
その他
1. ◎石神昭人: アンチエイジングとビタミンC.  千葉県病院薬剤師会,  千葉,  2009/03
2. ◎石神昭人: アンチエイジングの薬、ビタミンC.  第6回北多摩北部医療圏 医療薬学研究会,  東京,  2009/03
3. ◎石神昭人: 加齢指標蛋白質SMP30欠損による脂質代謝異常と肝疾患.  脂質代謝異常と肝疾患を考える会,  京都,  2009/03
4. ◎小池建吾、瀬山邦明、近藤嘉高、関谷充晃、飛野和則、丸山直記、石神昭人、高橋和久: ビタミンC枯渇条件下ではマウス肺に肺気腫が生じる.  第78回閉塞性肺疾患研究会,  東京,  2009/01
5. ◎石神昭人: アルツハイマー病患者の脳に蓄積するシトルリン化GFAPのプロテオーム解析.  東京都老人総合研究所産学公連携プロテオーム共同研究センター 第4回公開セミナー,  東京,  2009/01
6. ◎石神昭人: ビタミンCと老化に関する最新研究.  VASCULAR CONFERENCE-Vasoactive Substance in Cultivating Advanced Researcher-,  東京,  2009/01
7. ◎石神昭人: アンチエイジングと美容に係わる素材の機能性評価 -ビタミンC生合成欠損マウスの未知なる可能性-.  日経ヘルスビジネスカンファレンス2008,  東京,  2008/11
8. ◎石神昭人: 老化研究の果てにビタミンCと出会い、再びアンチエイジングを目指して.  第5回 老化・老年病研究センター公開セミナー,  千葉,  2008/11
9. ◎近藤嘉高, 石神昭人: ビタミンC不足は脳における活性酸素を増加する-ビタミンCを合成できないSMP30/GNLノックアウトマウスを用いた解析-.  第127回ビタミンC研究委員会,  東京,  2008/10
10. ◎佐藤安訓, 石神昭人: 水素水の飲用がビタミンCの不足による脳での活性酸素の増加を抑制する.  第127回ビタミンC研究委員会,  東京,  2008/10
11. ◎小池建吾、瀬山邦明、袁益明、秋吉妙子、岩間水輝、天野晶子、佐藤安訓、近藤嘉高、石神昭人、後藤佐多良、丸山直記、高橋和久: 抗酸化剤摂取はSAMP1の老化を抑制するか?.  第23回老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会研究発表会,  京都,  2008/07
  :Corresponding Author
  :本学研究者