看護学部 看護学科 家族・生殖看護学研究室
Department of Family and Reproductive Health Nursing
教授:
福島 富士子
准教授:
松永 佳子
山崎 圭子
講師:
中北(ケニヨン)充子
富岡由美
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■ 概要
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家族生殖看護学
母性看護学,助産学を基盤に家族・生殖看護学の発展に貢献できる研究を行うことをめざしている。性と生殖に関連する様々なテーマ、特に性と生殖の諸問題に対する人間の個人的反応や集団の反応を科学的に分析することで,看護者としてどのようにサポートしていけばよいのかを明らかにしていくための研究を進めている。現在の研究課題は以下のとおりである。
1.助産師教育に関する研究
1)分娩介助の例数別評価の検討 学生の到達状況からみた教育のあり方
2)助産師国家試験問題の検討 助産師予想問題の作成と検討 国家試験問題の分析
2.助産師の卒後教育に関する検討
1)助産外来で活用できる助産診断名の開発
2)チーム医療推進助産師研修の企画と評価
3.思春期の健康支援に関する研究
1)中学生・高校生・養護教諭のHPV及びワクチンに関する検討
2)助産師が行う中学生への性の健康教育の効果に関する研究
4.育児支援と母親の健康に関する研究
1)1ヶ月児をもつ母親の健康と育児に関する横断的研究
2)育児中の母親に対する母性心理の変化に関する縦断的研究
3)若年妊婦の妊娠・出産・育児に伴う問題と支援に関する縦断的研究
4)子ども虐待予防に向けた助産師の能力開発プログラムの検討
5.産後ケアに関する研究
1)母親の心身のケア・愛着形成に関する研究
2)産後ケアとソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の検討
6. 育児支援システムの開発
7.リプロダクティブ・ヘルスに関する研究
1)人工妊娠中絶に関する検討
2)HPV感染とワクチン接種及びその後のウイルス感染に関する縦断的検討性感染症予防に関する研究
3)不妊治療中の女性の持つ問題と支援に関する研究
大学院 性・生殖看護学
大学院は性生殖看護学を専門として、修士課程においては、研究論文コースと実践助産学コースを開講し、実践助産学コースは、助産師免許取得のためのコースと実践力を高める高度助産コースがある。現在助産免許取得コースは2年生4名が在籍している。研究コースは2年生1名が在籍、博士課程1名が在籍し研究を推進している。
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■ Keywords
助産師、 思春期、 健康、 産後ケア、 育児支援、 性、 生殖、 中学生・高校生の性意識と性行動,育児不安,若年妊婦,不妊治療の看護, 性感染症,人工妊娠中絶,母乳育児、産後の不安,チーム医療推進助産師, 助産師教育,助産診断名,助産外来
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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厚生労働科研究費補助金
(研究課題番号:H25-健危-一般-003)
研究課題:健康なまちづくりのためのソーシャル・キャピタル形成手法を活用した介入実証と評価に関する研究
(研究代表者:福島富士子)
研究補助金:4400000円 (代表)
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2.
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文部科学省科学研究費補助金
(研究課題番号:23593191)
研究課題:施設助産師による産後1か月の子育て移行期の親子支援モデル経済評価研究
(研究代表者:松永佳子)
研究補助金:1560000円 (代表)
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3.
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文部科学省科学研究費補助金
(研究課題番号:26463395)
研究課題:高年初産婦の疲労感とうつ状態にフォーカスした産後ケアプログラムの開発
(研究代表者:山﨑圭子)
研究補助金:4420000円 (代表)
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4.
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文部科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)(若手研究(B))(平成25年度~27年度)
(研究課題番号:25862207)
研究課題:産褥早期の経産婦における自律神経活動の変化に関する研究
(研究代表者:ケニヨン充子)
研究補助金:3640000円 (代表)
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■ 当該年度の主催学会・研究会
1.
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第73回日本公衆衛生学会総会
(
福島富士子 )
,栃木
2014/11
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■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
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福島富士子
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:日本母子看護学会副会長、 全国いきいき公衆衛生の会・代表、 世代間交流会・理事
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2.
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松永佳子
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:日本母子看護学会理事、 分娩監視研究会幹事
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3.
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山﨑圭子
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:日本母子看護学会理事、 東峰看護学会理事、 東京母性衛星学会幹事・チーム医療推進助産研修企画委員
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4.
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ケニヨン充子
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:日本母子看護学会幹事
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
福島 富士子
教授
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| 1 | | |
| 1 | | |
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1
(1)
|
1
(1)
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松永 佳子
准教授
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| 1 | | |
| 2 | | |
| |
1
|
2
|
|
2
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富岡 由美
講師
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| | | |
| 1 | | |
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中北(ケニヨン) 充子
講師
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| | 1 | |
| 1 | | |
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山崎 圭子
講師
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5 | | 1 | |
| 2 | | |
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2
(2)
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1
(1)
|
1
(1)
|
|
1
(1)
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|
東 園子
助教
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| 1 | | 1 |
| 2 | | |
| |
|
3
|
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高橋 慶子
助教
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| | | |
| 1 | | |
| |
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計 |
5 | / | 2 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
4 (3) | / |
1 (1) | / |
1 (1) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
福島 富士子
教授
|
| |
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|
1
(1)
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|
松永 佳子
准教授
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| |
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|
1
|
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富岡 由美
講師
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| |
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中北(ケニヨン) 充子
講師
|
| 1 |
| |
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山崎 圭子
講師
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5 | 1 |
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2
(2)
|
1
(1)
|
1
(1)
|
東 園子
助教
|
| |
| |
|
|
|
|
高橋 慶子
助教
|
| |
| |
|
|
|
|
計 |
5 | 2 |
0 | 0 |
0 |
4 (3) |
1 (1) |
1 (1) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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山﨑圭子, 増田知実, 横川リサ, 黒田桃世, 山田由海子:
母児同室を行っている母親の睡眠・覚醒状態とストレス反応との関連.
東京母性衛生学会誌
31
(1)
:23
-28
, 2015
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2.
|
山﨑圭子, 久保絹子, 増田知実, 齋藤益子:
母児同室開始後の母親の睡眠に影響する要因の検討―高年初産婦の睡眠に焦点をあてた検討―.
日本母子看護学会誌
8
(2)
:21
-30
, 2015
|
3.
|
山崎圭子, 齋藤益子, 髙木廣文:
産褥早期における「産後の疲労感」尺度の開発と信頼性・妥当性の検討.
母性衛生
55
(4)
:711
-720
, 2015
|
4.
|
Michiko(Nakakita)Kenyon:
Rondomized controlled trial on the relaxation effects of back massages for puerperants on the first post-partum day.
Japan Journal of Nursing Science
12
:87
-98
, 2014
|
5.
|
山﨑圭子, 齋藤益子, 東園子:
Study reduction in sleep state in primiparous women treated for infertility during rooming-in.
日本生殖心理学会誌
1
(1)
:49
-57
, 2015
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総説及び解説
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1.
|
福島富士子†,大澤絵里,山岡テイ,栗山直子:
シドニーの乳幼児期の子育て支援―保健・医療の分野から―.
追手門学院大学オーストラリア研究所オーストラリア研究紀要40
2014
(40)
:17
-27
, 2014
|
その他
|
1.
|
松永 佳子:
父親に対する実践的アプローチ 「第1子を迎える夫婦が互いに期待する役割調整プログラム」の紹介.
助産雑誌
68
(9)
:791
-794
, 2014
|
2.
|
山﨑圭子, 東園子, 増田知実, 永嶋輝子:
感覚距離等分法、SF-36、唾液コルチゾール値を用いた産褥早期の母親の疲労感の評価.
東邦看護学会誌
12
:7
-12
, 2015
|
3.
|
山﨑圭子:
チーム医療と助産師のキャリア形成.
日本周産期・新生児医学会雑誌
50
(1)
:121
-123
, 2014
|
|
■ 著書
1.
|
助産師資格試験研究会:
助産師国家試験予想問題2015
268-275.
クオリティケア,
東京,
2014
|
2.
|
福島富士子†,みついひろみ:
産後ケア
なぜ必要か 何ができるか
開始:4-終了頁:63.
岩波書店,
東京都、日本,
2014
|
3.
|
齋藤益子(編集), 東園子:
第3章性と健康問題 2.人工妊娠中絶③中絶の後障害.
性の健康と相談のためのガイドブック
94-97.
中央法規出版株式会社,
東京,日本,
2014
|
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■ 学会発表
国内学会
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1.
|
◎平田礼子 東園子 志村智絵 齋藤益子:
性教育に関する視聴覚教材を用いた学習効果―中学生を対象に実施された性教育ビデオを視聴した学び・気づき―.
日本助産学会学術集会,
東京,
2015/03
|
2.
|
◎山崎圭子:
産褥早期の母親の疲労感と産後の抑うつ状態との関連.
日本助産学会第5回(第29回)学術集会,
東京,
2015/03
|
3.
|
◎福島富士子†:
母子保健 とくに産後から始まるソーシャルキャピタルの醸成.
公衆衛生学会,
栃木県、日本,
2014/11
|
4.
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福島富士子†,藤内修二,近藤尚己,藤原佳典,武村真治:
母子保健-特に産後から始まるソーシャルキャピタルの醸成 地域保健政策におけるソーシャルキャピタルを活用した戦略と戦術.
公衆衛生学会,
栃木県,日本,
2014/11
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5.
|
◎山崎圭子:
母児同室後早期の抑うつ状態に影響する要因.
第55回日本母性衛生学会学術集会,
千葉市,
2014/09
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6.
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◎平田礼子 東園子 志村智絵 齋藤益子:
A大学看護学生の「家族計画」に関する学び.
日本母性衛生学会,
千葉,
2014/09
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7.
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◎山下佳織, 齋藤益子, 山﨑圭子:
助産所におけるあるがままの産み様を引き出す助産ケア.
第14回日本母子看護学会学術集会,
秋田市,
2014/07
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8.
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◎近間光沙 東園子 齋藤益子:
10代の看護学生の産む、産まないに対する意識と意思決定において求められる支援.
日本母子看護学会学術集会,
秋田,
2014/07
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9.
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岩崎 和代, 松永 佳子:
子宮がん検診率を高めるための環境要件.
日本母子看護学会学術集会,
秋田県,
2014/07
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10.
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松永 佳子, 岩崎 和代:
第1子を迎える夫婦が互いに期待する役割調整プログラム」の仮想的評価.
日本母子看護学会学術集会,
秋田県,
2014/07
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国際学会
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1.
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◎山﨑圭子, 齋藤益子, 東園子:
Relationship between primipara's sleep situation in early puerperium and feeling of fatigue.
ICM 30th Triennial Congress,
プラハ, チェコ,
2014/06
|
その他
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1.
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◎山崎圭子:
日本の出産と産後うつ病の現状と課題.
第16回護理管理论坛,
洛陽,
2014/08
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