2008年度
 看護学部 看護学科 成人看護学研究室
 Department of Adult Nursing

教授:
  村岡 宏子
  林 直子
准教授:
  高橋 正子
  福田 美和子
講師:
  森 秀美
■ 概要
筋萎縮性側索硬化症患者を介護した遺族へのケアに関する研究
筋萎縮性側索硬化症患者の家族介護者が、患者との死別後に抱える身体的心理的問題およびケアの可能性について質的研究を実施した。
筋萎縮性側索硬化症の家族介護者のエンパワメントを促進する支援プログラムの開発
筋萎縮性側索硬化症患者を介護する家族への支援プログラムを開発するために、調査を行なった。
乳がん患者との協働による一般女性と看護職のための乳がん予防啓発プログラム開発
看護職および一般女性向けの乳がん予防啓発プログラム案を開発するべく、一般女性と乳がん患者を対象にヒアリング調査を実施、その結果を元に一般女性に対する介入プログラムを開発し、介入研究を行った。
臨床実習生の質の確保のための看護系大学共用試験(CBT)の開発的研究
医学教育で導入されている実習前共用試験の、看護教育への適用の可能性を検討すべく、全国看護系大学を対象に質問紙調査を実施、その結果を元にCBT開発にむけシステム構築と作問作業を遂行した。
終末期がん患者のQOLに関する研究
終末期がん患者とその担当看護師を対象に、精神的安寧をもたらすケアについて検討した。
化学療法を受けている造血器腫瘍患者の食事に関する研究
化学療法を受けている造血器腫瘍患者の食事に関する調査を行った。
ICUにおける看護実践に関する研究
ICU看護師の看護実践上の困難さや戸惑いについて検討した。
心臓外科手術直後の看護に関する研究
ICUにおける心臓外科手術直後の患者への看護における臨床判断と看護行為について質的研究を実施した。
看護師ー患者関係に関する研究
看護師と慢性疾患患者における共依存傾向、および療養態度、受療行動について検討した。
食道がん術後患者の社会復帰支援に関する研究
嚥下困難の持続する食道がん術後患者の社会的活動における困難と取り組みに関する面接調査を実施し、その結果をもとに食道がん術後患者の社会復帰への支援を検討した。
■ Keywords
質的研究、 筋萎縮性側索硬化症、 難病看護、 がん看護、 乳がん、 CAI、 終末期ケア、 ICU看護、 臨床判断、 共依存傾向、 食道がん
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  平成20年度日本学術振興会 基盤研究C  (研究課題番号:18592400)
 研究課題:筋萎縮性側索硬化症の家族介護者のエンパワメントを促進する支援プログラムの開発  (研究代表者:村岡宏子)
 研究補助金:800000円  (代表)
2.  平成20年度日本学術振興会 基盤研究A  (研究課題番号:20249084)
 研究課題:臨地実習生の質の確保のための看護系大学共用試験(CBT)の開発的研究  (研究分担者:林 直子)
 研究補助金:200000円  (分担)
3.  平成20年度日本学術振興会 基盤研究B  (研究課題番号:18390595)
 研究課題:乳がん体験者との協働による一般女性と看護職のための乳がん予防啓発プログラム開発  (研究分担者:林 直子)
 研究補助金:450000円  (分担)
4.  平成20年度日本学術振興会 基盤A  (研究課題番号:19209066)
 研究課題:患者と医療者が分かりあえるがんコミュニケーション促進モデルの開発と有用性検証  (連携研究者:林 直子, (研究代表者:小松浩子))
 研究補助金:0円  (連携)
5.  平成20年度日本学術振興会 基盤研究C  (研究課題番号:18592400)
 研究課題:筋萎縮性側索硬化症の家族介護者のエンパワメントを促進する支援プログラムの開発  (研究分担者:森 秀美)
 研究補助金:50000円  (分担)
6.  平成20年度日本学術振興会 基盤研究B  (研究課題番号:18390595)
 研究課題:乳がん体験者との協力による一般女性と看護職のための乳がん予防啓発プログラム開発  (連携研究者:樺澤三奈子、(研究代表者:鈴木久美))
 研究補助金:0円  (連携)
■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.  村岡宏子 :日本慢性看護学会評議員
2.  林 直子 :JJNS(Japan Journal of Nursing Science、英文誌)査読委員
3.  高橋正子 :ホスピスケア研究会世話人
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















村岡 宏子   教授
博士(看護学)
 1 1            1
 1
 1
 
 
 
林 直子   教授
 3      1       
 4
 
 1
 2
 
高橋 正子   准教授
 1  1           
 
 
 
 
 
福田 美和子   准教授
博士(看護学)
 1 1    1 1       2
 1
 
 
 
 
森 秀美   講師
修士(健康心理学)
              1
 1
 
 
 
 
江口 民   助教
              
 
 
 
 
 
量 倫子   助教
 3             
 1
 
 
 
 
樺澤 三奈子   助教
  1     1       2
 1
 
 
 
 
 9 1  1 0  0  6
(0)
 1
(0)
 2
(0)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














村岡 宏子   教授
博士(看護学)
 1        1
 1
 
林 直子   教授
 3        
 
 2
高橋 正子   准教授
 1 1       
 
 
福田 美和子   准教授
博士(看護学)
 1   1     2
 
 
森 秀美   講師
修士(健康心理学)
         1
 
 
江口 民   助教
         
 
 
量 倫子   助教
 3        
 
 
樺澤 三奈子   助教
         2
 
 
 9 1  1 0  0  6
(0)
 1
(0)
 2
(0)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. 三條真紀子, 広瀬寛子, 柳沢博, 宮下光令, 数間恵子.:  終末期がん患者の療養場所移行に関する家族の経験と医療者への家族支援ニーズ.  がん看護  13 (5) :580-588 , 2008
2. 量 倫子:  実習記録の書き方, 胃がん 周手術期患者の情報収集とアセスメント.  ナーシングカレッジ  :22 , 2009
3. 林静子,若山俊隆,中島春香他:  下肢浮腫の定量的評価の検討.  埼玉医科大学看護学科 紀要  1 (1) :61-64 , 2008
4. 鈴木玲子, 村岡宏子:  入退院を繰り返している血液がん患者を看取る看護師の感情とその対処.  東邦大学医学部看護学科紀要  22 :1-9 , 2009
5. 笹原朋代, 三條真紀子, 梅田恵, 樋口比登実, 篠田淳子, 柴山大賀, 宮下光令, 河正子, 数間恵子.:  大学病院で活動する緩和ケアチームの支援内容-参加観察の結果から-.  日本がん看護学会誌  22 (1) :12-22 , 2008
6. Sanjo M, Miyashita M, Morita T, Hirai K, Kawa M, Ashiya T, Ishihara T, Matsubara T, Miyoshi I, Nakaho T, Nakajima N, Onishi H, Ozawa T, Suenaga K, Tajima T, Hisanaga T, Uchitomi Y.:  Perceptions of specialized inpatient palliative care: a population-based survey in Japan.  journal of pain and symptom management  35 (3) :275-282 , 2008
7. Takahashi M, Inagaki M:  A process for mitigating spiritual pain in patients with terminal cancer -the experiences of patients to help palliative care nurses-.  金沢大学つるま保健学会誌  32 (1) :49-57 , 2008
総説及び解説
1. 林 直子:  がん化学療法の副作用への介入.  EBNURSING  9 (2) :34-41 , 2009
その他
1. 量倫子, 福田美和子:  事例で学ぶアセスメントとケアプラン‐卵巣がん‐.  ナーシングカレッジ  12 (10) :62-81 , 2008
2. 福田美和子:  実習記録の書き方‐情報収集とアセスメント‐.  ナーシングカレッジ  13 (1) :79-81 , 2009
3. 高橋正子, 谷岡早苗:  化学療法を受けている造血器腫瘍患者の食事制限に関する調査.  東邦大学医学部看護学科紀要  (22) :10-16 , 2009
4. 林 直子、小松浩子、鈴木久美、:  日本型がん集学的アプローチのためのケア提供システムモデル開発と評価:乳がん集学的アプローチに関するヒアリング調査ーがん集学的アプローチに対する患者の認識ー.  日本学術振興会(基盤A)研究成果報告書  :4-8 , 2009
5. 村岡宏子:  神経難病患者の家族に何が起こっているか.  日本慢性看護学学会誌  3 (2) :79-81 , 2008
6. 林 直子、樺澤三奈子、鈴木久美、他:  乳がん体験者との協働による一般女性と看護職のための乳がん予防啓発プログラム開発:子育て中の母親の乳がん検診および自己検診に関するヒアリング調査.  平成18年度~20年度日本学術振興会(基盤B)研究成果報告書  :12-21 , 2009
7. 量倫子:  実習記録の書き方‐周手術期患者(術前)の情報収集とアセスメント‐.  ナーシングカレッジ  13 (2) :79-81 , 2009
8. 量倫子:  実習記録の書き方‐看護問題立案に向けて全体像をとらえる‐.  ナーシングカレッジ  13 (3) :47-49 , 2009
■ 著書
1. 黒田裕子,本庄惠子,明石惠子,山勢博彰,立野淳子,福田美和子,嶺岸秀子,久保五月,稲吉光子,脇坂浩,棚橋泰之,内田雅子,穴井めぐみ,小田日出子,窪田惠子,青山和子,林みよ子,福田和明,上澤悦子,佐藤冨美子:  第5章周手術期の看護.  成人看護学  83-107.  医学書院,  東京, 2009
2. 黒田裕子・本庄恵子・明石恵子・山勢博彰・立野淳子・福田美和子・嶺岸秀子・久保五月・稲吉光子・脇坂浩・棚橋泰之・内田雅子・穴井めぐみ・小田日出子・窪田恵子・青山和子・林みよ子・福田和明・上澤悦子・佐藤冨美子:  総論第5章周手術期の看護.  成人看護学  83-107.  医学書院,  東京, 2009
3. 青木きよ子, 井澤晴美, 石井尚美, 村岡宏子, 他37名:  重症筋無力症患者の看護過程、筋萎縮性側索硬化症患者の看護過程、てんかん患者の看護過程.  疾患別看護過程の展開第3版  575-588.  学習研究社,  東京, 2008
4. 小松浩子、外崎明子、林 直子、他聖路加看護大学外来がん化学療法看護ワーキンググループ:    外来がん化学療法看護ガイドライン ①抗がん剤の血管外漏出の予防・早期発見・対処  45-50.  金原出版,  東京、日本, 2009
5. 福田美和子:    ナースのための新しい人工呼吸ケアの知識  1-238.  誠文堂新光社,  東京, 2008
6. 福田美和子:    ナースのための新しい人工呼吸ケアの知識  3-238.  誠文堂新光社,  東京, 2008
7. 三條真紀子(分担執筆):    臨床と研究に役立つ緩和ケアのアセスメント・ツール  88-92.  青海社,  東京, 2008
8. 前田知子, 伊東春樹, 山田緑他:  第2章運動療法に役立つTips 2.運動処方.  心臓リハビリテーション 現場で役立つTips  108-110.  中山書店,  東京, 2008
9. 長山雅俊, 伊東春樹, 山田緑他:  第1章これだけは知っておきたい心臓リハビリテーションの基礎 3.包括的心臓リハビリテーションとは.  心臓リハビリテーション 知っておくべきTips  62-63.  中山書店,  東京, 2008
10. 眞嶋朋子, 阿部恭子, 押川陽子, 小野智子, 片岡純、金野幸代, 樺澤三奈子, 神津三佳, 小西美ゆき, 菅原里美, 田中優子, 谷宏子, 広瀬由美子, 藤澤陽子:    実践的緩和ケア 看護は何をすべきか  161-208.  エルゼビア・ジャパン,  東京, 2008
11. 山口瑞穂子、関口恵子、村岡宏子他:  第6章 重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症、てんかん.  The疾患別病態関連マップ第3版  112-115,120-127.  学習研究社,  東京, 2008
■ 学会発表
国内学会
1. ◎高井怜, 宮沢留衣: 看護記録でみるスタッフのフットケア実践.  第10回日本フットケア学会,  横浜,  2009/02
2. ◎樺澤三奈子, 佐藤まゆみ, 眞嶋朋子: 嚥下困難の持続する食道がん術後患者の社会的活動への参加における取り組み.  日本がん看護学会,  沖縄,  2009/02
3. ◎小関真紀, 鈴木久美, 市川和可子, 林直子, 樺澤三奈子, 小松浩子: 乳がん体験者が考える検診率改善の工夫と啓発プログラムの内容.  日本がん看護学会,  沖縄,  2009/02
4. ◎広瀬達也、林 直子: 疼痛コントロールにおいてがん性疼痛看護認定看護師がとらえる困難.  第23回日本がん看護学会学術集会,  沖縄県,  2009/02
5. ◎樺澤三奈子, 佐藤まゆみ, 眞嶋朋子: 嚥下困難の持続する食道がん術後患者の社会的活動への参加における困難.  日本看護科学学会,  福岡,  2008/12
6. 平塚陽子, 中島春香, 永田暢子他: 新卒看護師が感じる看護基礎教育と看護実践現場とのギャップの背景.  第28回日本看護科学学会学術集会,  福岡,  2008/12
7. ◎山田緑, 北島泰子, 池亀俊美, 福田美和子, 伊東春樹: 心臓リハビリテーション維持期における継続的支援の現状と課題―心リハスタッフへのヒアリング調査を通して―.  第13回聖路加看護学会学術集会,  東京,  2008/09
8. ◎野澤祐美, 伊藤絵美, 亀卦川雅美, 渡辺みち子, 森秀美: PDからHDへ移行する患者の看護.  日本腹膜透析研究会,  札幌,  2008/09
9. ◎森秀美, 長田久雄: 共依存の概念と行動特徴、および研究の展望―患者における共依存傾向の視座―.  日本健康心理学会第21回大会,  東京,  2008/09
10. 森秀美, 長田久雄: 共依存の概念と行動特徴、および研究の展望―患者における共依存傾向の視座―.  日本健康心理学会,  東京,  2008/09
11. ◎鈴木久美、小関真紀、林 直子、小松浩子、市川和可子、片岡弥恵子: 乳癌啓発・自己検診に関する教育的介入の文献レビュー.  第16回日本乳癌学会学術総会,  大阪市,  2008/09
12. ◎村岡宏子: 神経難病患者の家族に何が起こっているか.  第2回日本慢性看護学会,  東京,  2008/06
13. ◎小原沙弥子, 伊藤美和, 正田朋子, 石井亜弥, 太田香菜子, 押田純江, 稗田幾子, 村岡宏子: VLCD療法を受けた高度肥満患者が退院後に抱えている問題―自己認識の傾向性に着目して―.  日本慢性看護学会,  東京,  2008/06
14. ◎福田美和子,村岡宏子: 看護における「スティグマ」概念に関する研究.  日本慢性看護学会,  東京,  2008/06
15. ◎福田美和子: ICU看護師の専門性獲得過程に関する基礎的研究-ICU配属3ヶ月後と1年後の看護実践の変化に焦点をあてて-.  日本クリティカルケア看護学会,  大阪,  2008/05
16. ◎宮平靖, 梅本紗央里, 高山英次, 須原冨美子, 赤尾信明, 大前比呂思, 黒木俊郎, 小林米幸, 竹内勤, 三浦左千夫, 千草雄一, 佐山理絵, 春木宏介, 量倫子: 慢性寄生虫感染症の侵入監視およびその健康管理体制の確立.  日本臨床寄生虫学会,  京都,  2008/06
国際学会
1. ◎Muraoka K: Caring for Ventilated ALS Patients at Home.  4th Annual ALS/MND Nursing Symposium,  Chicago,USA,  2008/09
2. ◎Kumi Suzuki, Naoko Hayashi, Hiroko Komatsu, Wakako Ichikawa, et al.,: Educational Intervention into Breast Awareness and Breast Self-Examination: A Literature Review.  The 15th International Conference on Cancer Nursing,  singapore,  2008/08
その他
1. 山田緑・北島泰子・池亀俊美・福田美和子・伊藤春樹: 心臓リハビリテーション維持期における継続的支援の現状と課題-心リハスタッフへのヒアリング調査を通して-.  聖路加看護学会,  東京,  2008/09
2. ◎林 直子: 中範囲理論研修-ストレスコーピング理論.  東邦大学医療センター大森病院NNN研修会,  東京,  2008/09
3. ◎福田美和子: ICU看護師の専門性獲得過程に関する基礎的研究-ICU配属3か月後と1年後の看護実践の変化に焦点を充てて-.  日本クリティカルケア看護学会,  大阪,  2008/05
4. ◎林 直子: 学士課程における看護研究の教育目標・教育方法-研究プロセスを教える手がかりとポイント-.  日本私立看護系大学協会教育セミナー,  東京,  2009/01
  :Corresponding Author
  :本学研究者