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 看護学部 看護学科 基礎看護学研究室
 Department of Fundamental Nursing Science

教授:
  野崎 真奈美
准教授:
  中原 るり子
講師:
  近藤 陽子
■ 概要
1.看護技術のエビデンスの探求
基礎看護学研究は看護学の導入として各看護学領域の基盤を作りを担当し、根拠をもって看護技術を提供できるように看護技術の効果や判断基準の作成を行なっている。具体的には高齢者の効果的な寝返りのアセスメントツールを人間工学の視点から開発している。
2.看護実践能力の育成に関する研究
基礎看護学における教育の在り方を探求するために、実習評価尺度の開発など基礎看護学における教育方法・評価に関する研究を行なっている。また、いつでもどこでも学習できるe-ラーニングシステムの開発や看護技術のビデオ学習のための多様なコンテンツの開発を行い、その効果を検証している。他領域との共同では、卒業前に技術トレーニングを実施し、その効果を検討している。
3.感染対策の効果の検討
研究フィールドは学内にとどまらず、東邦大学医療センター関連病院などと連携しながら、臨床での研究も行なっている。病院の感染対策委員会との共同で教育の在り方、看護援助における感染対策、手指衛生のコンプライアンス向上に関する研究を行なっている。また感染看護領域における倫理に関する研究も行なっている。
4.人材育成に向けた研究
東邦大学医療センター大森病院や日本医科大学と共同して、人材育成の観点から継続教育の在り方を検討し、コーチング研修が個人のコミュニケーション能力をいかに高めるかについて検討している。
5.リスクマネージメントの効果の検討
学生の危険予知訓練の開発やその効果の検討を眼球運動の分析を踏まえて行っている。また臨床研究では東邦大学医療センターなどと連携しながら、安全対策の効果の検討を実施したり、与薬事故を未然に防ぐ簡易版FMEAの開発検討も行なっている。
■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.  野崎 真奈美 :東邦看護学会理事, 日本看護学教育学会理事
2.  中原 るり子 :東邦看護学会評議員
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















野崎 真奈美   教授
 1 1    1 1       1
 2
 1
 
 
 
中原 るり子   准教授
 1 2    1        1
(1)
 3
(2)
 
 1
 
 
近藤 陽子   講師
  1            
 3
 
 
 
 
安岡 砂織   助教
  2            1
 5
 
 
 
 
菊地 由美   助教
 1      1       
 
 
 
 
 
松浦 麻子   助教
              
 
 
 
 
 
美甘 直実   助教
  1     1       1
 
 
 
 
 
 3 0  2 0  0  4
(1)
 1
(0)
 0
(0)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














野崎 真奈美   教授
 1   1     1
 1
 
中原 るり子   准教授
 1   1     1
(1)
 
 
近藤 陽子   講師
         
 
 
安岡 砂織   助教
         1
 
 
菊地 由美   助教
 1        
 
 
松浦 麻子   助教
         
 
 
美甘 直実   助教
         1
 
 
 3 0  2 0  0  4
(1)
 1
(0)
 0
(0)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 刊行論文
原著
1. 中原るり子・蜂ヶ崎令子・田中美穂・遠藤英子・竹内千恵子:  移乗移送動作における看護師と学生の注視行動と危険認知の比較.  ヒューマン・ケア研究  14 (1) :99 , 2013
2. 菊地由美, 野崎真奈美, 高柳雅朗, 美甘直実, 佐藤二美:  看護学生による未固定のブタ内臓を用いた解剖学実習の学び.  東邦看護学会誌  11 :9 -14 , 2014
3. 渡邊 正志, 中澤 恵子, 大島 正子, 森田 典子, 中原 るり子:  【リスク感性と気づき力の教育】 チームに必要なコミュニケーションツールを学ぶ「茶番劇」型現場研修の方法と実際.  病院安全教育  1 (2) :25 -29 , 2013
症例報告
1. 花見紗代, 木村愛香, 安岡砂織, 玉利貴良, 山田美穂, 細川さち子, 遠藤英子:  腎専門病棟における血液透析用カテーテル管理の実態 看護師が行っているカテーテル留置部の観察とドレッシング交換に焦点を当てて.  東邦看護学会誌  (11) :41 -45 , 2014
2. 渡邊正志、 中澤恵子、 大島正子、 森田典子、 中原るり子:  チームに必要なコミュニケーションツールを学ぶ
「茶番劇」型現場研修の方法と実際.  病院安全教育  1 (2) :25 -29 , 2013
その他
1. 野崎真奈美:  現代の学生の特徴と対応の留意点.  助産雑誌  67 (8) :634 -637 , 2013
■ 著書
1. 中原るり子:    生涯発達の中のカウンセリングⅣ 看護現場でいきるカウンセリング  185-203.  サイエンス社,  東京, 2014
2. メディックメディア
監修 野崎真奈美,菊地由美,美甘直実:    看護技術がみえる1 基礎看護技術  1-302.  メディックメディア,  東京,日本, 2014
3. 野崎真奈美:  薬疹を起こした人への援助.  薬剤師継続学習通信学習講座第3回薬疹ーその皮疹は薬疹ではないか?ー  26-37.  一般社団法人日本女性薬剤師会,  東京、日本, 2013
■ 学会発表
国内学会
1. 野崎真奈美,三家礼子: マネージメントシステム(HACCP)を用いた看護技術演習プログラムの提案.  第22回システム大会,  八王子、日本,  2014/03
2. 中原るり子, 吉原克則, 宮地富士子, 石井美恵子, 平尚美: 災害復興対策:特定機能病院の治療の継続性を保証する計画.  日本集団災害医学会総会,  東京,  2014/02
3. 長能みゆき、野崎真奈美: キャリアプランを決めかねている中堅看護師の成長過程.  第33回日本看護科学学会学術集会,  大阪,日本,  2013/12
4. ◎美甘 直実: 慢性心不全患者の退院時の「動くこと」に関する認識.  第33回日本看護科学学会学術集会,  京都,  2013/12
5. 三家礼子,櫻井日香留,野崎真奈美,河合隆史: 箸の評価構造と筋電図を用いた定量的評価.  ヒューマンインタフェースシンポジウム2013,  東京、日本,  2013/09
6. 山本法子、出野慶子、近藤陽子、安岡砂織、宮城真樹、荒井一歩: 看護大学の麻疹・風疹・水痘・ムンプスのり罹患歴と抗体価に関する実態.  日本看護学教育学会,  仙台,  2013/07
7. 中原るり子, 渡邊正志: 医療安全に向けた臨床的・組織的レジリエンスの構築.  第54回日本人間工学会のシンポジウム,  千葉、 日本,  2013/06
8. 安岡 砂織, 矢野 久子, 脇本 寛子, 遠藤 英子, 岡田 隆之, 河村 毅, 酒井 謙, 山田 美穂, 津田 圭一, 相川 厚: 血液透析用カテーテル関連血流感染発生の患者要因に関する検討.  日本透析医学会,  福岡,  2013/06
9. 脇本 寛子, 矢野 久子, 佐藤 剛, 安岡 砂織, 長谷川 忠男: 新生児早発型GBS感染症の発症要因の検討.  日本感染症学会,  横浜,  2013/05
国際学会
1. Manami Nozaki, Reiko Mitsuya: Cultural Learning by Japanese Staff from the Technical Guidance at the Hospital in Bali Indonesia: A Consideration about Upbringing of the Cultural Competence.  International Celebration Conference of 110 years Contributions of Nursing Education of EWHA Womans University in Korea,  Seoul, Korea,  2014/03
2. Ruriko Nakahara, Naomi Taira, Atsuko Aurues: What Should Hospitals Do From the Time of Earthquake Occurrence Until Recovery and Reconstruction?.  2013 The International Council of Nurses Conference,  Melbourne, Australia,  2013/05
  :Corresponding Author
  :本学研究者