タカハシ リョウヤ   Takahashi Ryoya
  高橋 良哉
   所属   東邦大学  薬学部 薬学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 老化促進モデルマウスR1系のAIN93G飼育よる肝障害.
会議名 第52回日本薬学会関東支部会
学会区分 国内学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎高橋良哉†, 田中(福井)ゆか
発表年月日 2008/10/04
開催地
(都市, 国名)
野田
概要 【目的】老化促進モデルマウス(SAM)には促進老化型P系と正常老化型R系の2つの系統が存在する。本大会では、正常老化型SAMR1はカゼインをタンパク源とするAIN93G飼育により脂肪肝を引き起こしやすいことを見出したので報告する。
【結果・考察】本実験では4系統のマウス(SAMR1, SAMP8, C57BL, DBA)をCRF-1とAIN93Gの二種類の飼料で3ヶ月間飼育した。SAMP8, C57BL, DBAの体重増加に飼料の違いによる差は認められなかったが、SAMR1の場合はCRF-1に比べAIN93Gで体重増加の割合が高い傾向にあった。また、AIN93Gを飼料としたSAMR1の肝重量はCRF-1に比べ高く、顕著な脂肪蓄積が起きていることが肝組織切片のOil Red O染色により明らかになった。AIN93G飼育によるSAMR1の肝臓への脂肪蓄積は、カゼインなどの消化、吸収、代謝などに関わる酵素や因子の異常によると考えられるが、今後、更に検討を加え、原因を明らかにしていきたい。