ナカムラ ヒロアキ   Nakamura Hiroaki
  中村 浩章
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大橋病院)
   職種   助教
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 亜鉛薬が著効を示したWilson病肝障害の幼児例
掲載誌名 正式名:日本小児薬理学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 19(1),120-122頁
著者・共著者 中村浩章, 清水教一, 山口之利, 中園宏紀, 熊木天児, 上原貴秀, 道尭浩二郎, 堀池典生, 恩地森一, 青木継稔
発行年月 2006/12
概要 10歳女児。既往歴に気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎があり、4歳時に頻回嘔吐、肝機能障害を発症し、9歳時にWilson病と診断された。D-ペニシラミンおよび塩酸トリエンチンが投与されたが発熱と発疹が出現し、当科紹介入院となった。塩酸トリエンチンの極少量投与を開始し、アレルギー反応を抑制する目的でプレドニゾロンと塩酸ケトチフェンの内服も同時に開始した。塩酸トリエンチンを増量したところ発疹が出現し、そのため塩酸トリエンチンを中止し、硫酸亜鉛の内服を開始した。内服3日後よりAST、ALTが低下し始めた。塩酸トリエンチンのリンパ球幼若化試験が陰性であったため、途中より塩酸トリエンチン投与を極少量から再開し、増量する速度を遅くしたが、家族の希望もあり硫酸亜鉛薬単剤での治療を行った。その後も肝機能は順調に改善し、約7週間後にAST、ALTともに正常値となったため退院となった。