理学部 教養科 教育学教室
Education Section(Course of Teacher Education)
教授:
梶村 光郎
准教授:
新保 幸洋
畑中 敏伸
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■ 概要
1.カウンセラーの職業的転機に関する研究(新保)
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前年度、臨床心理士の職業的発達並びに教育訓練の効果に関する研究の一環として、心理カウンセラー10名(臨床心理士の有資格者)に対して、その職業的転機に関するインタビュー調査を行った。その後、どのような要因が、彼らの職業的な発達や成長に影響を与えているのかを引き続き分析し、その成果を日本心理臨床学会第28回大会にて発表を行った。
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2.統合的心理療法の理論的探究(新保)
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2006年以降、村瀬嘉代子氏(大正大学名誉教授、北翔大学大学院客員教授)が長年に渡り提唱してこられた統合的心理療法(IA)に関して、主として理論的側面に注目し、その特質の解明に本格的に取り組んでいる。今年度は特に熟達化研究における知見を援用しながら、IAが熟練者ならではの思考と判断力等によって支えられていることを明らかにした。また、心理臨床家の熟達化を促進する要因や、備えるべき資質、教育訓練の在り方についても考察を行った。
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3.介護等体験に関する事後指導プログラムの充実化に関する研究(新保)
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今年度を含めて4年余り、主として2年次生を対象として実施している介護等体験の事後指導プログラムの内容面の充実化に取り組んできた。今年度もKJ法を用いながら、スモールグループでの体験の分かち合いを行った。昨年度学生達が介護等体験で学んだことを教職課程のねらいに照らして、再度意識化を図る関わりを行うことが極めて重要であることが判明した。そのため、今年度は学習の意識化の際に予め体験を想起し、学びの構造化を図る際に重要となるポイントについて、当初のねらいに照らしながら想起するように強調しながら行った。
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4.科学教育における国際教育協力に関する研究(畑中)
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科学教育における国際教育協力について研究を行っている。ウガンダ、ケニア、ザンビアの科学教育に関する国際教育協力プロジェクト調査と、ウガンダ、ケニア、ザンビア科学教員のフィリピン及びマレーシアにおける研修について調査研究を行っている。
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5.地域連携に基づくエネルギー環境教育に関する研究(畑中)
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千葉県の地域のリソースを生かして見学や体験を通してエネルギーや環境について学ぶため,県内の学校,企業,社会教育施設と連携を取りエネルギー環境教育を推進する教育プログラムを開発し,実践する研究を行っている。
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■ Keywords
カウンセラーの成長と発達、職業的転機、介護等体験事後指導、国際教育協力,理科教育,エネルギー環境教育
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(A))
(研究課題番号:19252007)
研究課題:南南教育協力の必要性と可能性―環インド洋地域協力に留意して―
(研究分担者:畑中敏伸)
研究補助金:455000円 (分担)
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2.
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平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))
(研究課題番号:20330191)
研究課題:エネルギー環境リテラシー育成のカリキュラム開発研究
(研究分担者:畑中敏伸)
研究補助金:780000円 (分担)
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3.
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平成21年度科学研究費補助金(若手研究(B))
(研究課題番号:21700792)
研究課題:アフリカ科学現職教員の研修受け入れ国に関する比較研究
(研究代表者:畑中敏伸)
研究補助金:1100000円 (代表)
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その他
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1.
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エネルギー教育調査普及事業「先行拠点大学」
研究課題:エネルギー環境教育リソースセンターの構築と地域普及のための実践活用 ―地域のネットワークの活用と大学教育の充実に基づいて―
(研究代表者:畑中敏伸)
研究補助金:1570000円 (代表)
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2.
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理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業
研究課題:地域の拠点校構築によるコア・サイエンス・ティーチャー養成システムの検討
(研究代表者:畑中敏伸)
研究補助金:10914921円 (代表)
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■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.
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畑中敏伸
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:千葉県総合教育センター「千葉県学校版環境マネジメントシステム」調査研究委員
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■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
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畑中敏伸
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:日本エネルギー環境教育学会編集委員
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2.
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畑中敏伸
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:日本理科教育学会国際交流委員
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
梶村 光郎
教授
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新保 幸洋
准教授
文学博士
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2 | 1 | | |
| 1 | | |
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1
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2
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畑中 敏伸
准教授
教育学修士
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2 | | | |
| | | |
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3
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1
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計 |
4 | / | 0 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
4 (0) | / |
0 (0) | / |
2 (0) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
梶村 光郎
教授
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新保 幸洋
准教授
文学博士
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2 | |
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1
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2
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畑中 敏伸
准教授
教育学修士
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2 | |
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3
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計 |
4 | 0 |
0 | 0 |
0 |
4 (0) |
0 (0) |
2 (0) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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畑中敏伸, 内ノ倉真吾, 出口憲, 丹沢哲郎, 熊野善介, 長洲南海男:
エネルギー環境リテラシー育成のためのカリキュラム開発へのアプローチ(2)−エネルギー教育実践校報告書(小・中)よりみたエネルギー教育-.
日本エネルギー環境教育学会第4回全国大会論文集
:140-141
, 2009
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2.
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畑中敏伸:
フィリピンにおける理科教員の第3国研修-UP-NISMEDにおけるケニア理科教員対象の研修調査より-.
日本理科教育学会全国大会発表論文集
(7)
:181
, 2009
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3.
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村瀬嘉代子 、 新保幸洋:
臨床ゼミ 対談 統合的心理援助の話-ふつうのこと・ひろがること・つながること (6)心理療法家の成長と発達-統合的心理療法と熟達化研究の関係性.
臨床心理学
9
(4)
:559-593
, 2009
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その他
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1.
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新保幸洋先生に聞いた「講義評価」 先輩に学ぶ講義法10:
新保幸洋先生に聞いた「講義評価」 先輩に学ぶ講義法10.
看護教育
50
(10)
:942-949
, 2009
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■ 著書
1.
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新保幸洋、乾 吉佑、名取琢自、吉田香里、岡村達也・小林孝雄、日笠摩子、神村栄一、菅沼憲治・佐藤哲康、高良 聖、吉川 悟、宮田敬一、福留留実、松木繁、吉川吉美、中島 央:
第15章 統合的心理療法における工夫.
心理療法がうまくいくための工夫
210-223.
金剛出版,
東京都,
2009
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■ 学会発表
国内学会
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1.
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新保幸洋:
臨床心理士の職業的転機に関する研究.
日本心理臨床学会第28回大会,
東京都,
2009/09
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2.
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畑中敏伸:
フィリピンにおける理科教員の第3国研修-UP-NISMEDにおけるケニア理科教員対象の研修調査より-.
日本理科教育学会,
宮城教育大学,
2009/08
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3.
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内ノ倉真吾,畑中敏伸,出口憲,丹沢哲郎,熊野善介,長洲南海男:
エネルギー環境リテラシー育成のためのカリキュラム開発へのアプローチ(1)−基本的枠組みと教材・実践記録データベースの構築-.
日本エネルギー環境教育学会,
福井大学,
2009/08
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4.
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畑中敏伸,内ノ倉真吾,出口憲,丹沢哲郎,熊野善介,長洲南海男:
エネルギー環境リテラシー育成のためのカリキュラム開発へのアプローチ(2)−エネルギー教育実践校報告書(小・中)よりみたエネルギー教育-.
日本エネルギー環境教育学会,
福井大学,
2009/08
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5.
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畑中敏伸:
フィリピンの南南理科教育協力―フィリピン大学理数科教育研究所におけ(UP-NISMED)におけるケニア理数科教員研修調査より―.
日本比較教育学会,
東京学芸大学,
2009/06
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