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 薬学部 中央機器室
 Instrumental Analysis Center
■ 概要
概要
 中央機器室は薬学部が保有する共同利用機器を管理し、教育・研究の発展に資することを目的としている。それら共同利用機器のうち,核磁気共鳴装置(NMR)、質量分析装置(MS)、元素分析装置(EA)が当機器室内に設置されている主要な機器であり、2名の教員が対応している。現在,NMR機3台(500 MHz x 2,400 MHz:大島講師担当),MS機5台(EIMS x 2,FABMS,ESIMS,MALDITOFMS:満長講師担当)であり,常時フル稼働の状況にある。NMR、MSについては、依頼測定の他に、利用者が免許を得て自ら測定を行う開放制度を導入し、24時間のマシンタイム利用を可能とする円滑な運営が行われている。最近では分離分析技術の進歩も相俟って,たんぱく質をはじめとする高分子化合物の解析など化学系研究教室にとどまらず生物・物理・医療系教室の利用頻度も高くなってきている。物質の構造を明らかにしようとする目的は研究内容により多岐にわたるが,とりわけ薬学分野においては「創薬」を目的とした意味あいが強く、かつ必須の作業工程でもある。年度始めには機器室主催の大学院生等の新規利用者に対する講習会を行い、利用希望者が可能なかぎりいつでも利用できるシステムを構築すると同時に,常に新しい情報提供ができるよう教員自らの研究テーマを展開しながら、教育的視野に立った研究支援も心がけている。そのほか共同利用機器の管理と円滑な運営の遂行上,各利用研究教室および常設の中央機器室運営委員会とも連携し,運用規程,利用規程を決めている。 近年の分子生物学分野における研究の進展は加速度的であり,それが少なからず現在の機器室にも波及していることは疑う余地がない。今後の機器利用目的がますます多様化していくことは想像に難くないが,各々の目的に迅速に対応していくことについて現在の体制ではハードとソフトの両面において必ずしも充分ではない。また薬学教育が6年制に移行しても本来の目的は変わらないが,将来の大学院教育も見据えてより良い教育研究施設にしたいと考えている。
  
NMR 分光法と分子軌道法を用いた芳香族化合物の研究
多核NMR,3DNMR による液体及び固体の分子構造の評価とその動的性質について
バイオセンサーを用いた化学物質とエストロゲン受容体との結合の測定法の開発
水溶性クロロフィルタンパク質の構造とクロロフィル結合活性に関する研究 
発生毒性(奇形発現)を誘発する化学物質の分析ならびに発現機序に関する研究
■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
















大島(坂本) 曜子   講師
博士(薬学)
              1
 
 
 
 
 
満長 克祥   講師
博士(薬学)
              
 
 
 
 
 
 0 0  0 0  0  1
(0)
 0
(0)
 0
(0)
研究者名 刊行論文 著書 その他 学会発表 その他
発表














大島(坂本) 曜子   講師
博士(薬学)
         1
 
 
満長 克祥   講師
博士(薬学)
         
 
 
 0 0  0 0  0  1
(0)
 0
(0)
 0
(0)
(  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会 (  ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
■ 学会発表
国内学会
1. Yohko Sakamoto, and Machiko Ono: The Relative Signs of NMR Proton-Carbon coupling constants in qinolines.  The 55th Pharmaceutical Society of Japan/Kanto Branch,  Chiba, Japan,  2011/10
  :Corresponding Author
  :本学研究者