アリタ ミチツネ   Arita Michitsune
  有田 通恒
   所属   東邦大学  医学部 医学科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 上皮性卵巣癌におけるDNAミスマッチ修復異常の解析
会議名 第62回 日本婦人科腫瘍学会学術講演会
学会区分 国内学会
招聘 招聘
発表形式 口頭
発表者・共同発表者有田通恒
発表年月日 2021/01/30
開催地
(都市, 国名)
仙台(Web開催)
概要 DNAミスマッチ修復(MMR)機構の異常は腫瘍の変異蓄積を促進し、発生や進展に寄与する。一腫瘍細胞が有する変異量の増加は、細胞表面に提示される腫瘍抗原のバリエーションにつながることから、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)の標的となりやすいことが期待される。本仮説に基づいた大規模な治験を経て、MMR異常により高度な変異蓄積を有する固形腫瘍が抗PD-1抗体薬の適応となることが2018年12月に国内でも承認された。MMR異常はゲノム上のマイクロサテライト領域の長さの異常(マイクロサテライト不安定性、MSI)としてスクリーニングでき、上記抗体薬の適応となる腫瘍は高度なMSI(MSI-High)とされている。本研究では、婦人科領域の固形腫瘍の中でも予後が不良な上皮性卵巣癌を対象としてMSI-H腫瘍の頻度を調べ、組織型やFIGO進行期との関連性を検討した。