タナカ ヨシオ   Tanaka Yoshio
  田中 芳夫
   所属   東邦大学  薬学部 薬学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル ラット膀胱平滑筋のノルアドレナリン(NA)による弛緩反応に関与するβ-アドレナリン受容体(β-AR)サブタイプの検討
会議名 第61回日本薬学会関東支部大会
主催者 慶應義塾大学薬学部(杉本芳一教授)
学会区分 国内学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎米山尚希†, 柴田寛子†, 小原圭将†, 田中芳夫†
発表年月日 2017/09/16
開催地
(都市, 国名)
東京都港区(慶應義塾大学薬学部)
学会抄録 第61回日本薬学会関東支部大会講演要旨集 253-253
概要 【目的】NAが膀胱平滑筋の3-ARに対する内因性リガンドとなる可能性を検証した。【方法】ラット膀胱平滑筋標本でのNAによる弛緩反応に対する-AR拮抗薬の影響を検討した。【結果】NAによる弛緩反応は、1/2-ARを十分に遮断しうる濃度のプロプラノロール(10-7 M)では抑制されなかったが、高濃度のプロプラノロール(10-6 M)により抑制された。また、プロプラノロール(10-6 M)存在下でのNAによる弛緩反応は、ブプラノロール(3 × 10-7–3 × 10-6 M)により競合的に抑制され、pA2値は6.6付近の値となった。【考察】ラット膀胱平滑筋でのNAによる弛緩反応に1-及び2-ARが関与する可能性は低く、プロプラノロールとブプラノロールの両者に感受性を示す3-ARが関与する可能性が示されたことから、NAは膀胱平滑筋の3-ARを活性化する内因性リガンドとなりうると考えられた。