オオシロ　タカシ   Ooshiro Takashi   大城　崇司    所属   東邦大学  医学部 医学科（佐倉病院）    職種   准教授
言語種別	日本語
発表タイトル	食道癌術前補助療法適応症例選択における,FDG-PETおよびMD-CTによるリンパ節転移の質的画像評価
会議名	第110回日本外科学会定期学術集会
学会区分	国内学会
発表形式	口頭
講演区分	一般
発表者・共同発表者	◎岡住 慎一†, 首藤潔彦, 長島誠†, 木下敬弘†, 大城充†, 大城崇司†, 二本柳康博, 田中宏†, 杉下雄為, 吉田豊†, 瓜田祐†, 高木隆一†, 北原知晃†, 松原久裕, 加藤 良二†
発表年月日	2010/04/08
開催地 （都市, 国名）	名古屋
学会抄録	日本外科学会雑誌 111(臨時増刊),398 2010
概要	[背景・目的]FDG-PETと造影MD-CTによる質的評価を用いたリンパ節転移診断の術前補助療法適応判定について検討する.[対象]食道癌切除例83例(転移陽性リンパ節124個).[方法]FDG-PET:転移陽性基準SUV≧3.0.MD-CT判定:濃染形態分類(solid,irregular,rim type)施行.切除標本転移リンパ節の割面腫瘍占居率を測定.[成績]FDG-PET:sensitivityは症例別(n=83)40.9%,リンパ節別(n=3434)16.1%.MD-CT濃染型別の転移頻度は,solid:16%,irregular:66,rim:90.FDG集積度はリンパ節径と転移細胞占居率の積に相関(r=0.47,p<0.001).MD-CT濃染型別の転移細胞占居率は,solid　16.7%,irregular 44.0,rim 70.4.n(+)症例のうち,PET陽性群の一年無再発生存率は30.7%と陰性群72.9%に比し不良であり(p<0.05,log-rank),術前補助療法適応が示唆された.[結論]PET集積陽性例またはMD-CT濃染型irregular,rim症例は術前補助療法適応と考えられた