サイトウ ケイコ   Saito Keiko
  斉藤 敬子
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大森病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 未熟児動脈管開存症治療における イブプロフェン初回投与量減量の効果
会議名 第58回日本周産期・新生児医学会学術集会
学会区分 国内学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎緒方公平†, 増本健一†, 荒井裕香†, 田中章太†, 石嶺里枝†,森谷菜央†,平林将明†,豊田理奈†,日根幸太郎†,斉藤敬子†,水書教雄†,荒井博子†,与田仁志†
発表年月日 2022/07/10
開催地
(都市, 国名)
横浜
開催期間 2022/07/10~2022/07/12
概要 【目的】未熟児動脈管開存症(PDA)の薬物治療において,腎障害や
消化管穿孔などの合併症を防ぐためイブプロフェン(IBU)初回投与
量を10mg/kgから5mg/kgに減量した.IBU初回投与量変更前後の
転帰を評価する.
【方法】2018年11月から2021年10月までに当院NICUに入院し,PDA
に対しIBUを使用した早産児を対象とし,IBU投与法変更前後で腎
障害,消化管穿孔,動脈管閉鎖,結紮術について検討した.
【結果】41例にIBUが使用された.正期産児5例(染色体異常4例,
VSD1例),先天奇形4例,先天性心疾患1例を除外した32例を対象と
した.32例中,25例はIBU初回投与量10mg/kg(10mg群),7例は
5mg/kg(5mg群)であった.在胎週数とSGAを調整変数として重回
帰分析を行い,IBU投与後クレアチニン値は2群間で差を認めなかっ
た(0.99 vs 0.96mg/dL,P=0.406).消化管穿孔は10mg群3例
(12%)にみられ全例手術を要し,5mg群は発症しなかった.動脈管
閉鎖は10mg群21例(84.0%),5mg群6例(85.7%)で,結紮術は10mg
群で2例(8.0%),5mg群で1例(14.3%)であった.
【結論】IBU初回投与量10mg/kgでは消化管穿孔が多い可能性があ
るため5mg/kgに減量したが,腎機能への影響や動脈管に対する効
果は変わらないと推察された.