オバラ ケイスケ   Obara Keisuke
  小原 圭将
   所属   東邦大学  薬学部 薬学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル マウス血管の弛緩反応に関与するアドレナリンβ受容体の薬理学的性質
会議名 第57回日本薬学会関東支部大会
主催者 第57回日本薬学会関東支部大会組織委員会(帝京大学薬学部)
学会区分 国内学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎上野明恵†, 友松拓哉†, 宇野準二†, 佐藤恭輔†, 小原圭将†, 茅野大介†, 田中芳夫†
発表年月日 2013/10/26
開催地
(都市, 国名)
帝京大学板橋キャンパス(板橋、東京)
学会抄録 第57回日本薬学会関東支部大会講演要旨集(P-246) 285-285
概要 【目的】マウスの血管のプロプラノロール(Prop)感受性b-受容体(b-AR)の薬理学的性質を調べた。【方法】マウス胸部大動脈標本をa-AR刺激薬で収縮させ、非選択的b-AR刺激薬であるイソプレナリン(Iso)の弛緩作用に対する各種b-AR拮抗薬の抑制効果を解析した。【結果】Isoによる弛緩反応に対するb-AR拮抗薬の影響は下記の通りであった。① 反応の一部はProp感受性であった。② b2-ARを抑制する濃度範囲のICI-118,551で抑制されなかった。③ 比較的高濃度のアテノロールで競合的に抑制された。④ b1-ARを抑制する濃度範囲のブトキサミン、ICI-118,551で競合的に抑制され、算出されたpA2値はb1-ARに対する値と一致した。【考察】マウス胸部大動脈平滑筋では、弛緩反応に関与するProp感受性b-ARはb2-ARではなくb1-ARである可能性が高い。導管動脈に発現しているb-ARがb2-ARであるとする考えは、マウスでは成立しないと思われた。