コクラ　ケンジ   Kokura Kenji   古倉　健嗣    所属   東邦大学  理学部 生物分子科学科    職種   准教授
言語種別	日本語
発表タイトル	EMTの進行とヒストンH3K9メチル化酵素G9a・GLPの機能変化
会議名	第47回日本分子生物学会年会
主催者	日本分子生物学会
学会区分	国内学会
発表形式	ポスター掲示
講演区分	一般
発表者・共同発表者	浜野 希, 江口 未侑, 川島 美楓, 岸本 利彦, 古倉 健嗣
発表年月日	2024/11/28
開催地 （都市, 国名）	福岡
開催期間	2024/11/27～2024/11/29
概要	EMTはエピジェネティックに制御され、G9aとGLPはその進行に関与するヒストンメチル化酵素である。本研究では、EMTを起こした肺がん細胞A549におけるG9a・GLPの安定性と発現、H3K9メチル化との関係を解析した。EMT前はG9aが不安定、GLPが安定だったが、EMT誘導後は逆の傾向が見られた。EMT途中で両者の発現が一時減少し、その後増加した。GLP阻害によりH3K9me2が減少したことから、GLPの酵素活性がEMT進行に関与すると示唆された。以上のことは、EMT前のG9aとGLPのタンパク質の安定性はこれまで主にES細胞による解析による報告と一致するが、EMT誘導後では、G9a・GLPの挙動は、これまで報告されておらず、新たな制御機構が存在することが示唆された。