コクラ ケンジ   Kokura Kenji
  古倉 健嗣
   所属   東邦大学  理学部 生物分子科学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 肺がん細胞株A549細胞を用いた、骨微小環換の関連の解析境想定因子と間葉上皮転換の関連の解析
会議名 第47回日本分子生物学会年会
主催者 日本分子生物学会
学会区分 国内学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者下川 大翔, 岡田 和樹, 東海林 宝, 奈良井 節, 中山 祐二, 岸本 利彦, 古倉 健嗣
発表年月日 2024/11/29
開催地
(都市, 国名)
福岡
開催期間 2024/11/27~2024/11/29
概要 肺がんなどのがんはEMTを経て運動能を獲得し転移し、転移先ではMETを経て定着する。肺がんや乳がんは骨への転移が頻繁にみられるが、骨転移では骨特有の微小環境や骨芽細胞との接着などが転移に影響を与えていると考えられる。本研究では、骨の微小環境を形成する骨因子としてTGF-β、FGF2、BMP2やIGF-1などを想定した。TGF-βは骨分化や破骨細胞分化を制御する一方で、EMTを誘導する因子でもある。そのため本研究では、TGF-β存在下でも想定した骨因子がMETを促進するかを調べることにした。
具体的には、A549細胞にTGF-βとTNF-αでEMTを誘導後、METの誘導の際に各種骨因子(FGF2、BMP2、IGF-1など)の影響を解析した。その結果、TGF-β単独ではMETは抑制されたが、FGF2との併用でMETが促進された。今後、細胞染色や骨分化誘導上清による影響を解析予定である。