ナガセ ダイスケ
Nagase Daisuke
長瀬 大輔 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 院内講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 第VIII、IX因子インヒビター陽性LAHPS-like syndromeの一例 |
会議名 | 第86回日本血液学会学術集会 |
主催者 | 日本血液学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 長瀬 大輔, 入田 博史, 角 敬善, 新原 純子, 恩田 直輝, 吉川 愛, 石原 晋, 竹林 ちあき |
発表年月日 | 2024/10/11 |
国名 | 日本 |
開催地 (都市, 国名) |
京都市 |
開催期間 | 2024/10/11~2024/10/13 |
学会抄録 | 第86回日本血液学会学術集会 S297 |
概要 | 【症例】 59歳女性、【主訴】APTT延長 【現病歴】高血圧、脂質異常症の診断で他院治療中であった。整形外科での手術前の術前精査にてPTは正常であったが、APTT80.3秒とAPTT延長を指摘され当科紹介となった。経過中の出血症状は認めていなかったが、凝固因子検査ではFⅡ活性94%と正常であったが、FⅧ活性18%、FⅨ活性4%、FⅪ活性6%、FⅫ活性3%未満と低下を認め、第Ⅷ因子インヒビター3BU/ml、第Ⅸ因子インヒビター4BU/ml、ループスアンチコアグラントは陽性であった。APTTクロスミキシング試験を実施したところ、LAパターンであった。PT活性は正常であることよりLLSと診断。免疫抑制療法としてステロイドを開始。凝固因子の回復とAPTTの改善を認めている。【考察】LAHPS ではプロトロンビンに 対する非中和抗体がプロトロンビンと複合体を形成し, その複合体がクリアランスされてしまうため,低プロトロンビン状態に陥るとされている出血性疾患であるが、類似する病態でPT以外の凝固活性の低下を伴うものをLAHPS-like syndrome(LLS)という。本症例ではPT正常でFⅧ、FⅨ、FⅪ、FⅫ活性の低下を伴っていたことよりLLSと診断した。LLSはFⅧ活性低下やインヒビターの出現を認めることもあり、後天性血友病(AHA)との鑑別が問題となる。本症例では第Ⅷ因子インヒビターに加え、第Ⅸ因子インヒビターも検出されたことよりLLSと診断することができた。LAHPS/LLSは出血・血栓症状ともに報告があり、AHAとの鑑別は重要である。 |