フジイ タカヒロ
Fujii Takahiro
藤井 貴央 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 院内助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 限局性悪性胸膜中皮腫不完全切除例に対し術後化学放射線療法を施行した1例 |
会議名 | 日本放射線腫瘍学会第37回学術大会 |
主催者 | 日本放射線腫瘍学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎藤井貴央†, 吉田匡宏†, 志田晃一†, 大隅千鶴†, 藤井知花†, 桐林孝治†, 横内幸†, 川田礼†, 岸上朋生†, 西本由貴†, 橋本亜希子†, 長谷川誠†, 菊池真理†, 五味達哉† |
発表年月日 | 2024/11/21 |
国名 | 日本 |
開催地 (都市, 国名) |
横浜 |
開催期間 | 2024/11/21~2024/11/23 |
概要 | 【背景】限局性悪性胸膜中皮腫(LMM)は2004年にWHO分類に初めて分類された疾患概念である。LMMの病態はいまだ不明な点が多く、報告数も少ないため標準治療は確立されていない。今回、LMM不完全切除例に対し術後化学放射線療法(CRT)を施行し、奏功した一例を経験したので報告する。【症例】79歳男性。腹部大動脈瘤術後の経過中に右背部痛を自覚し、造影CT、FDG-PET/CTで右上葉胸壁浸潤肺癌(cT3N0M0 StageIIB)が疑われ、右肺上葉切除+胸壁合併切除を予定された。術中所見で腫瘤は胸壁を首座に存在し、悪性胸膜中皮腫(MPM)+肺浸潤も疑われたが、術中迅速病理でMPMと肺腺癌の鑑別は困難であった。いずれにしても胸壁浸潤部の完全切除不能と判断され、術後CRTを考慮し、右肺上葉部分切除+可及的な胸壁切除に留め手術終了となった。最終診断はMPM・胸壁切除断端陽性であった。術後CTで病変の進展がないことからLMMと判断し、残存病変にカルボプラチン+ペメトレキセド+ニボルマブ(Nivo)併用のCRT66 Gy/33回を開始した。62 Gy/31回後に腹部大動脈瘤の切迫破裂をきたし治療中断となった。腹部大動脈瘤術後1ヶ月よりNivo+イピリムマブの維持療法を開始し、4コース目よりNivo単剤へ変更した。6コース後に免疫関連有害事象を疑うGr2の肺炎を認めたが、ステロイド内服で速やかに改善した。CRT後15ヶ月時点で無増悪生存中である。【結語】LMM不完全切除例に対し術後CRTを施行し、奏功した一例を経験したので報告する。 |