シライ ユウキ
Shirai Yuki
白井 裕貴 所属 東邦大学 医学部 医学科(佐倉病院) 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 胸骨正中切開下に冠動脈バイパス術と右横隔膜縫縮術を同時に施行した1例 |
会議名 | 第192回 日本胸部外科学会関東甲信越地方会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎白井裕貴, 齋藤綾, 田中千陽, 塩屋雅人, 戸張啓太, 佐野厚, 本村昇 |
発表年月日 | 2023/06/10 |
国名 | 日本 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都大田区蒲田南蒲田1-20-20 大田区産業プラザPiO |
開催期間 | 2023/06/10~2023/06/10 |
概要 | 関節リウマチの内服加療中の80歳女性。肺炎を契機にうっ血性心不全を併発し、当院へ転院搬送された。カテーテル検査にて冠動脈3枝病変を認めたが高度な動脈蛇行と石灰化のためにカテーテル治療が不適と判断され心臓血管外科へ紹介となった。術前胸部X線検査にて右横隔膜の挙上を認め、呼吸機能検査にて%肺活量が69%まで低下しており拘束性換気障害を伴う横隔膜弛緩症が併存症として認められた。横隔膜の縫縮により肺活量の改善が見込めたが、40年の長期喫煙に関連する軽度の特発性肺線維症を合併していたため、外科侵襲、長時間手術による急性増悪のリスクから、胸骨正中切開にて心拍動下冠動脈2枝バイパスと右横隔膜縫縮術を行う事となった。術後、心機能は改善傾向を認め、胸部X線検査にて横隔膜挙上は一肋間改善し、POD15に退院となった。冠動脈バイパス術、横隔膜縫縮術の同時手術により良好な結果を得られた1例について報告する。 |