タマル テルヤ
Tamaru Teruya
田丸 輝也 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 時差障害の克服に向けた細胞時計同期振動メカニズムの解明 |
会議名 | 第99回日本生理学会大会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
発表者・共同発表者 | 田丸輝也、重吉康史、河村玄気、小澤岳昌、吉種光、清水貴美子、深田吉孝、高松研 |
発表年月日 | 2022/03/18 |
開催地 (都市, 国名) |
仙台(ハイブリッド方式開催)、日本 |
開催期間 | 2022/03/16~2022/03/18 |
概要 | 全身に存在する体内(細胞)時計は、時計遺伝子BMAL1等による自律振動機構と環境への同期能により、調和した生理機能と環境適応の時間的な基盤となる。一方、昨今の急激な環境変化は、時差ボケ等の時差障害により様々な健康問題・疾患を招くことが解りつつある。その根拠として我々は、多数の適応系と連携した時計の同期応答が適応系を同時に駆動し、これが損なわれると適応能が低下することを示している。本研究は、環境適応の基盤となる細胞時計の同期振動を駆動する初期時計同期蛋白質イベントとその生理的意義を解明することを目的して行なった。本発表では、その解明の鍵となる細胞時計の同期振動に不可欠な役割を担うBMAL1のS領域(BMAL1-S)・日周性リン酸化・環境応答性の局在変化(ISR)について、末梢時計・中枢時計(SCN)の遺伝子操作、ライブセルイメージングや新規時計阻害剤を駆使して得た知見を報告する。本研究から、時差障害の克服による健康問題・疾患(癌・生活習慣病・精神疾患等)の医療への独自の展開が期待される。 |