ウラベ ナオヒサ
Urabe Naohisa
卜部 尚久 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 肺Non-tuberculousis mycobacteria症の診断におけるブラシ擦過の有用性の検討 |
会議名 | 第95回 日本結核・非結核性抗酸菌症学会総会・学術講演会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎卜部尚久1), 坂本晋1), 清水宏繁1), 関谷宗之1), 三好嗣臣1), 仲村泰彦1), 黒澤武介1), 一色琢磨1), 磯部和順1), 高井雄二郎1), 本間栄2), 岸一馬1) |
発表年月日 | 2020/10/11 |
開催地 (都市, 国名) |
日本、横浜 |
概要 | 【目的】 肺Non-tuberculousis mycobacteria症 (肺NTM症)の診断のための気管支鏡によるブラシ擦過の有用性を検討する。【対象と方法】 2017年12月から2019年7月の間に臨床的に肺NTM症が疑われ、気管支鏡検査を行った55症例を対象とした。検査は、病変が最も多く存在する領域に、1:生食20mlで洗浄 (Pre検体)し、2:同部位でブラシ擦過を10秒程度行った後、生食20mlで再度洗浄した (Post検体)。ブラシ擦過の前後の気管支洗浄液を別々に培養し、NTMの培養陽性率を比較した。【結果】気管支洗浄液検体からNTMを検出した症例は31例(56.4%)[ M. avium 23例 / M. intracellulare 5例 / M.abscessus 2例 / M. gordonae 1例]であった。Pre検体陽性症例は29例 (52.7%) / Post検体陽性症例は22例 (40%)であった。Post検体のみ陽性症例は2例 (3.6%)であった。ブラシ擦過を追加することで、止血剤使用を必要とする出血を3例 (5.5%)で認めた。【結論】ブラシによる擦過を追加することで肺NTM症の培養陽性率は3.6%上昇した。 |