タナカ ヨシオ
Tanaka Yoshio
田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | アルツハイマー型認知症(AD)患者に推奨できる統合失調症治療薬の探索–放射性リガンドを用いた抗コリン作用の評価– |
会議名 | 第63回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 岡田信彦教授(北里大学薬学部) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎岡本理沙†, 宇佐見有紀†, 堀口早紀†, 島田刀摩†, 五十嵐巧†, 八巻史子†, 小原圭将†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2019/09/14 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都港区(北里大学薬学部) |
概要 | 【目的】ChE阻害薬は脳内のAChを増加させることで、ADに対する治療効果を発揮する。ただし、統合失調症治療薬(AP)が抗コリン作用を有している場合、ChE阻害薬の効果を打ち消してしまう可能性があるため、APの抗コリン作用の効力を検討した。
【方法】マウス大脳皮質に結合した[N-Methyl-3H]scopolamine([3H]NMS)に対する26種類のAPの影響を検討し、その効力と臨床で到達し得る血中濃度範囲を比較した。 【結果】クロルプロマジン、レボメプロマジン、オランザピン、クロザピン、ゾテピンは、臨床で到達し得る血中濃度範囲内で[3H]NMSの結合を抑制した。 【考察】これらのAPは、臨床用量範囲内で抗コリン作用を発揮する可能性が高く、ChE阻害薬によるADに対する治療効果を減弱させてしまう可能性がある。 |