ミズノ フヅキ
Mizuno Fuzuki
水野 文月 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 現代日本人におけるミトコンドリアゲノム系統の再構築 |
会議名 | 第27回日本DNA多型学会学術集会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎水野文月、五條堀淳、石谷孔司、熊谷真彦、植田信太郎、松田文彦、日笠幸一郎、林美千子、長谷川智華、山田孝、黒崎 久仁彦 |
発表年月日 | 2018/12/07 |
開催地 (都市, 国名) |
島根, 日本 |
概要 | 【背景と目的】
PCR-direct sequencing によって東京(373個体)ならびに名古屋(299個体)在住の日本人672個体のミトコンドリアゲノム(ミトゲノム)全塩基配列を決定した田中ら (2004)による研究以降、現代日本人に関する大規模ミトゲノム報告はない。本研究では、近畿地方を中心とする2,142個体のミトゲノム配列をもちいて、日本人ミトゲノムの遺伝的多様性を検討した。 【材料と方法】 次世代シーケンサによって塩基配列決定がなされた現代日本人ゲノムに関する出力データ(BAM ファイル)からミトゲノムにマッピングされるリード配列を抽出の後、ミトゲノム解析ツール(MitoSuite)をもちいてミトゲノム全長の塩基配列を構築した。これらの塩基配列に加えて、Human Genome Diversity Project (HGDP)ならびにKorean Personal Genome Project (KPGP)ゲノムデータから得られた東アジア集団に属する個体のミトゲノム全塩基配列を含めて、分子進化学的解析(MEGA 7をもちいた系統樹作成等の解析)をおこなった。 【結果】 ハプログループ頻度は、今回のデータと田中らのデータとの間に大きな違いは見られなかった。現在、多変量解析の一手法である多次元尺度法をもちいた個体(ミトゲノム塩基配列)間相互の関係を構築中である。 |