タナカ ヨシオ
Tanaka Yoshio
田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 各種抗うつ薬のα2-アドレナリン受容体(α2-AR)拮抗作用の評価(1)-ラット輸精管標本の交感神経電気刺激(EFS)誘発収縮に対するクロニジンの抑制作用の回復効果を指標として- |
会議名 | 第61回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 慶應義塾大学薬学部(杉本芳一教授) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎伊藤政義†, 道野真優美†, 澤田彩乃†, 八巻史子†, 小原圭将†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2017/09/16 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都港区(慶應義塾大学薬学部) |
学会抄録 | 第61回日本薬学会関東支部大会講演要旨集 254-254 |
概要 | 【目的】抗うつ薬の副作用として出現することのある下部尿路機能障害(LUTD)に2-AR拮抗作用が関与する可能性を検討した。【方法】ラット輸精管標本でのEFS誘発収縮に対するクロニジン(10-8 M)の抑制作用に対する10種類の抗うつ薬の影響を検討した。【結果】アミトリプチリン、トリミプラミン、クロミプラミン、ミアンセリン、スルピリド、トラゾドンは、10-5 Mにおいて、クロニジンにより抑制されたEFS誘発収縮を有意に回復させた。【考察】本実験結果と臨床用量で到達しうる血中濃度の推定値から考慮すると、トラゾドンが2-AR拮抗作用に起因したLUTDを誘発する可能性を完全には否定できないが、他の抗うつ薬は仮にLUTDを誘発したとしてもこれに2-AR拮抗作用が関与する可能性は低いものと推察された。 |