| タナカ ヨシオ
            Tanaka Yoshio 田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発表タイトル | Gs蛋白質の活性化を介したラット胸部大動脈平滑筋の弛緩反応におけるcAMPの役割:コレラ毒素(CTX)を用いた検討 | 
| 会議名 | 第61回日本薬学会関東支部大会 | 
| 主催者 | 慶應義塾大学薬学部(杉本芳一教授) | 
| 学会区分 | 国内学会 | 
| 発表形式 | ポスター掲示 | 
| 講演区分 | 一般 | 
| 発表者・共同発表者 | ◎鈴木千尋†, 椎名俊介†, 小原圭将†, 田中芳夫† | 
| 発表年月日 | 2017/09/16 | 
| 開催地 (都市, 国名) | 東京都港区(慶應義塾大学薬学部) | 
| 学会抄録 | 第61回日本薬学会関東支部大会講演要旨集 252-252 | 
| 概要 | 【目的】Gs蛋白質の活性化が組織cAMP量の増加を介さずにKチャネルを直接活性化して血管の弛緩反応を引き起こす可能性を、CTXを用いて検討した。【方法】アデニル酸シクラーゼ阻害薬(SQ 22,536, SQ)存在下において、ラット胸部大動脈内皮除去標本のCTXによる弛緩反応に対するKチャネル抑制薬の影響を検討した。【結果】組織cAMP量の増加を有意に抑制するSQ存在下においても、CTXによりSQ非存在下と同程度の弛緩反応が誘発された。SQ存在下でのCTXによる弛緩反応はKvチャネル抑制薬により強力に抑制され、Kir2チャネル抑制薬により一部抑制された。【考察】Gs蛋白質の活性化を介した大動脈の弛緩反応はcAMP依存性機構のほかにcAMP非依存性機構によっても引き起こされ、後者の機構に、Gs蛋白質を介してKvチャネルとKir2チャネルの2種類のKチャネルを直接活性化する経路が関与する可能性が示唆された。 |