オオシマ ヨウコウ
Oshima Yoko
大嶋 陽幸 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 院内講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 胆嚢結石症に対する体外衝撃波による結石破砕(ESWL)の検討 |
会議名 | 第78回日本臨床外科学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 藤尾幸司、大城充†、澤谷哲央、加藤礼、大嶋陽幸†、豊岡正裕、菊地博達、村上雅彦 |
発表年月日 | 2016/11/24 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 |
学会抄録 | 日本臨床外科学会雑誌 77(増刊号),827-827 2016 |
概要 | 胆石症の治療法の1つにESWLがある。直径30mm以下、3個以内、石灰化のないコレス
テロール系結石で胆嚢の収縮が良好などの条件がある。最近、適応の拡大も試みられ ているが、first choiceの治療ではない。結石が小片化し症状が悪化することもある ので術前の評価が重要となる。当院で平成16年10月から28年5月までにESWLを行った2 70症例中、追跡が可能であった138例に対して有効性、破砕回数、合併症などについ て検討を行ったので報告する。内訳は男性96例、女性48例。年齢24歳から90歳、中央 値55,4歳。破砕実施回数の平均は6,2回(1~52回)。破砕後に結石が消失した件数は 84例、61%。破砕後排石を待っている症例が15例、11%。結石が縮小し、現在治療継 続中が12例、9%。遺残結石が確認されている症例が17例、12%。手術移行例が9例、 7%。短期間に再発し、再ESWLを行った症例が1例、0,7%であった。排石待ちの15例 と治療継続中の12例も完全排石が見込めるため80%の有効性と思われる。現在、胆嚢 結石症の治療において腹腔鏡下胆嚢摘出術がfirst choiceであることは間違いないが 、超高度肥満症例や、上腹部の開腹手術歴が頻回な症例など、十分な説明のもとで同 意を得ることが出来れば、本治療法は選択肢の1つとなろう。しかし、経験上level6 での高出力破砕が必要となることが多く、現行の保険診療では全身麻酔が査定される ことも問題点である。 |