オバラ ケイスケ
Obara Keisuke
小原 圭将 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 各種抗うつ薬の膀胱及び尿道の収縮機能に対する影響の評価 |
会議名 | 第60回日本薬学会関東支部大会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎宇野準二†, 小原圭将†, 今中智子†, 福原央香†, 茅野大介†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2016/09/17 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都文京区(東京大学大学院薬学系研究科、山上会館) |
学会抄録 | 第60回日本薬学会関東支部大会講演要旨集 140-140 |
概要 | 【目的】現在臨床使用されている抗うつ薬が排尿障害を引き起こす可能性を予測する目的で、膀胱標本及び尿道標本の収縮機能に与える影響を検討した。
【方法】モルモット膀胱標本のアセチルコリン(ACh)および ATP 誘発収縮、尿道標本のノルアドレナリン(NA)誘発収縮に対する各種抗うつ薬の効果を検討した。 【結果】膀胱では、6 種の三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬の maplotiline、NaSSA のmirtazapine は、臨床用量範囲において抗コリン作用を示した。また、遠位尿道では、10-6 Mの三環系抗うつ薬のdesipramine、nortriptyline、amoxapine、四環系抗うつ薬のmaprotiline、SSRI の paroxetine、SNRI の duloxetine、milnacipran は、NA 誘発収縮を増強した。 【考察】新規抗うつ薬のなかにも膀胱収縮力の低下や尿道抵抗の増大をもたらすものがあることが明らかとなり、排尿障害を誘発する可能性に留意する必要性が示唆された。 |