タナカ ヨシオ
Tanaka Yoshio
田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | イソプレナリンによるラット胸部大動脈の弛緩反応に関わるβ-アドレナリン受容体サブタイプと機序の薬理学的解析 |
会議名 | 第60回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 東京大学大学院薬学研究科(阿部郁郎教授) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎椎名俊介†, 根守桃加†, 橋本瑛里†, 小原圭将†, 茅野大介†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2016/09/17 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都文京区(東京大学大学院薬学系研究科、山上会館) |
学会抄録 | 第60回日本薬学会関東支部大会講演要旨集 140-140 |
概要 | 【目的】β-アドレナリン受容体 (β-ADR) を介した血管弛緩反応に関与するβ-ADRサブタイプと弛緩反応機序を解明する目的で、ラット胸部大動脈のisoprenaline (ISO) による弛緩反応を薬理学的に解析した。【方法】Wistar系雄性ラットの胸部大動脈内皮剥離標本の張力変化を等尺性に記録するとともに組織cAMP量を定量した。【結果】カテコラミンの効力順位、サブタイプ選択的β-ADR拮抗薬の抑制効果より、ISOによる弛緩反応には主としてβ2-ADRとβ3-ADRが関与することが示された。また、弛緩反応とcAMP量の変動との関連性より有意な関与が認められたcAMP非依存性の弛緩成分が、4-APにより有意に抑制されることが示された。【考察】ラット胸部大動脈のISOによる弛緩反応に関与する主たるβ-ADRサブタイプがβ2及びβ3であり、いずれのサブタイプを介した弛緩反応にもcAMP非依存性のKvチャネル活性化機構が関与する可能性が示唆された。 |