タナカ ヨシオ
Tanaka Yoshio
田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | ジスチグミンによるマウス排尿筋の基礎張力上昇効果について |
会議名 | 第59回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 第59回日本薬学会関東支部大会組織委員会(日本大学薬学部) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小原圭将†, 武藤有希子†, 山縣悠美†, 鈴木友華†, 茅野大介†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2015/09/12 |
開催地 (都市, 国名) |
日本大学薬学部(千葉県船橋市) |
概要 | 【目的】長時間作用持続性の性質を示すdistigmine の薬理作用を検討する過程で、本ChE阻害薬がマウス排尿筋の基礎張力を顕著に上昇させることを見出したので、その機序を薬理学的に検討した。【方法】マウス膀胱より三角部を除去した排尿筋標本を作製し、distigmine の基礎張力上昇作用に対する各種阻害薬の影響を検討した。【結果】Distigmine(10-6 M)は、排尿筋の基礎張力を持続的に上昇させた。この作用は、atropine、4-DAMPにより抑制されたが、methoctramine では影響されなかった。また、hemicholinium-3、vesamicol によっても抑制されたが、tetrodotoxin、hexamethonium によっては影響を受けなかった。【考察】Distigmine によるマウス膀胱標本の基礎張力上昇作用はACh 及びM3 受容体を介したものであることが示された。また、本標本では非刺激時でも強力な収縮を誘発しうる非神経性のACh が自発的に遊離される可能性が示唆された。 |