オバラ ケイスケ
Obara Keisuke
小原 圭将 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | ラット胸部大動脈のフェニレフリンによる収縮反応に対するクロニジンの抑制効果について |
会議名 | 第58回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 第58回日本薬学会関東支部大会組織委員会(昭和薬科大学) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎楢松麻衣†, 茅野大介†, 小原圭将†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2014/10/04 |
開催地 (都市, 国名) |
昭和薬科大学(町田市、東京) |
学会抄録 | 第58回日本薬学会関東支部大会講演要旨集(K-09) |
概要 | 【目的】α2アドレナリン受容体刺激薬に分類されるクロニジンが、血管平滑筋への直接作用を介して収縮反応を抑制する可能性を検討する目的で、各種収縮刺激によるラット胸部大動脈の収縮反応に対する抑制効果を評価した。【方法】ラット胸部大動脈の内皮除去標本を実験に供し、フェニレフリン(Phe)、high-K、PGF2αによる収縮反応に与えるクロニジンの影響を、ヨヒンビン非存在下、存在下で評価した。【結果】クロニジンは、Pheによる収縮反応を濃度依存的に抑制した。その効果は競合的であったが、ヨヒンビンによる影響を受けなかった。また、High-KとPGF2αによる収縮反応は抑制しなかった。【考察】クロニジンは、α1受容体刺激による血管収縮反応をその受容体の競合的拮抗作用により抑制する可能性が示唆された。クロニジンのこの作用は、本薬の降圧効果や副作用として出現する起立性低血圧の一因となるものと推察される。 |