タナカ ヨシオ
Tanaka Yoshio
田中 芳夫 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 不飽和脂肪酸によるTP受容体選択的血管収縮抑制とその機序に関する基礎的検討 |
会議名 | 第57回日本薬学会関東支部大会 |
主催者 | 第57回日本薬学会関東支部大会組織委員会(帝京大学薬学部) |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎佐藤恭輔†, 中村聡妙†, 小原圭将†, 茅野大介†, 田中芳夫† |
発表年月日 | 2013/10/26 |
開催地 (都市, 国名) |
帝京大学板橋キャンパス(板橋、東京) |
学会抄録 | 第57回日本薬学会関東支部大会講演要旨集(K-09) 157-157 |
概要 | 【目的】n-3系多価不飽和脂肪酸であるDHAの循環系に対する保護効果の仕組みを明らかにする目的で、種々の刺激による血管収縮反応に対するDHAの抑制効果を評価するとともに、その機序を薬理学的に追究した。【方法】ラット胸部大動脈の内皮除去標本を作製し、収縮刺激やDHA投与に伴う筋緊張性変化を等尺性に記録した。【結果】① DHAは、TP受容体やFP受容体を介した収縮をより強力に抑制した。② TP受容体を介した収縮に対するDHAの抑制効果は、高濃度TEA、KATPチャネル抑制薬により減弱した。③ CYP阻害薬存在下では、TP受容体を介した収縮に対するDHAの抑制効果は、高濃度TEAやKATPチャネル抑制薬により影響されなかった。【考察】TP受容体などのプロスタノイド受容体を介した血管収縮の抑制がDHAの循環系保護効果の一旦を担い、その機序の一部にDHAのCYP代謝物によりもたらされるKATPチャネルの活性化が関与する可能性が示唆された。 |