アオキ ユウジロウ
Aoki Yujiro
青木 裕次郎 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 3次腎移植後に発症した移植腎結石の治療体験 |
会議名 | 第44回日本臨床腎移植学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎新津 靖雄, 河村 毅, 二瓶 大, 神戸 茂樹, 山辺 史人, 青木 裕次郎, 兵頭 洋二, 高須 二郎, 中野 浩之, 宍戸 清一郎, 相川 厚, 小原 武博, 長谷川 昭 |
発表年月日 | 2011/01/27 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪府 宝塚 |
概要 | 症例は36歳の男性、10歳時に母をドナーとする生体腎移植、献腎移植を経て、20歳時に父をドナーとする3次生体腎移植を受けた。3次腎移植91か月目にUTIと腎後性の腎不全にて移植腎結石の発症が判明し、緊急で尿管ステントを留置した。TUL・ESWL・PNL等の積極的治療も検討されたが、3次移植後であり、現在の移植腎に障害を起こした場合、次の移植は限られており、移植腎機能障害の可能性のある治療は選択したくないとの本人の強い希望もあり、その後、9年間定期的ステント交換にて保存的に経過観察されていた。しかし、移植腎尿管口は徐々に炎症性の硬化が進み、ステント交換の度に、挿入困難を伴うようになり‘10年2月にはステントを抜去するも、再挿入出来なくなった。やむを得ず、移植腎にPNSを造設。結石は1.9×1.0cm大になっていたが、その後も腎瘻管理をしつつ、TUL・ESWL・PNLを併用し、完全排石に持ち込むことが出来た。現在、S-Cr0.98mg/dlと移植腎機能も良好で腎瘻抜去後に水腎症も認めていない。 |