オオクニ イクコ
Okuni Ikuko
大国 生幸 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 当科におけるリハビリテーションの現状 |
会議名 | 第21回日本運動器リハビリテーション学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小田部哲夫†, 貫井勇介†, 亀谷 純†, 木村美梨亜†, 大島 力†, 横山葉子†, 坂本貴美子†, 水谷一裕†, 大国生幸†, 牛込伸行†, 鶴岡広† |
発表年月日 | 2009/07/11 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 |
学会抄録 | 運動療法と物理療法 20(2),167 2009 |
概要 | 【目的】われわれの施設は、急性期治療を行う大学病院であるものの、より地域に根ざした医療展開も求められる施設である。当科の施設基準は、運動器1、呼吸器1、脳血管3、心大血管はなしである。今回、当科におけるリハビリテーション(以下リハ)の現状について検討したので報告する。【対象および方法】平成20年4
月から平成21年3月までの当科の新規患者の男女比、平均年齢、年齢分布、入院・外来比、依頼科、疾病別内訳、リハ開始から転帰を迎えるまでの期間とその内訳など診療実態を調査した。なお平成3年度から平成7年度までの調査結果を対象群とした。【結果】リハ科新患数は、対象群965名/対照群712名であった。男性476名/339名、女性489/373名で、男女比は男性49/48%対女性51/52%であった。年齢は1〜100歳/0〜99歳、平均年齢は72.6/56.0歳であった。年齢分布では、対象群のピークは、70代が29%ついで80代が28%であるが、対照群のピークは70代についで60代であった。70代以上の占める割合は、65/45%であった。入院・外来比では、入院855/350名、外来110/362名であった。入院患者の占める割合は、89/49%であった。依頼科別内訳では、整形外科46/67%、脳神経外科19/6%、神経内科18/22%などであり、疾病別内訳では骨関節疾患46/63%、脳血管障害21/17%、神経筋疾患5/11%、廃用症候群23/9%などであった。入院患者の転帰では、自宅退院62/75%、施設を含む他施設転院19/10%、リハ中止および死亡退院9/14%などであり、リハ開始から転帰をむかえるまでの平均期間30/43日の中で、自宅退院群は25/38日、他施設転院群は41/66日、中止および死亡群は35/47日などとなっている。【まとめ】当科における診療実態を調査した。その結果、高齢化が顕著となっている反面、外来での維持的なリハを行うのは困難となり、入院ではリハ期間の短縮と転院が増えていることが知られた。 |