オオデラ ケイコ
Odera Keiko
大寺 恵子 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 助教 |
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言語種別 | |
発表タイトル | ラット腎糸球体におけるmegalin/cubilin発現. |
会議名 | 第52回日本薬学会関東支部会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
発表者・共同発表者 | ◎大寺恵子†, 高橋良哉† |
発表年月日 | 2008/10/04 |
開催地 (都市, 国名) |
野田 |
概要 | 目的】アルブミン尿症発症の主な原因は糸球体の透過性亢進、近位尿細管再吸収能低下である。近位尿細管におけるアルブミン再吸収にはmegalin、cubilinが関与している。
私達はこれまでにラットの加齢に伴うmegalin発現量低下、cubilin分子断片化、細胞局在異常化などを報告してきた。本大会では、加齢に伴う糸球体におけるmegalin、cubilinの発現量増加および糸球体シアロ糖タンパク量の加齢変化について報告する。 【結果および考察】老若ラット(F344、雄)の腎組織切片のmegalinとcubilinの免疫染色を行ったところ、若齢に比べ老齢で両受容体の染色性の有意な増加が認められた。また、老若ラット腎臓から単離した糸球体のmegalin、cubilinのwestern blot解析でも両受容体は加齢で増加していた。糸球体の主要シアロタンパク質(140kDa)量には老若間に顕著な差は認められなかった。糸球体におけるmegalin、cubilinの生理的役割は明らかではないが、加齢に伴う糸球体ろ過能低下に対する代償的発現かもしれない。 |