オオデラ ケイコ
Odera Keiko
大寺 恵子 所属 東邦大学 薬学部 薬学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 大寺恵子, 高橋良哉 : ラットの加齢に伴う腎糸球体におけるmegalin/cubilinの発現. |
会議名 | 第31回日本基礎老化学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎大寺恵子†, 高橋良哉† |
発表年月日 | 2008/06/13 |
開催地 (都市, 国名) |
松本 |
学会抄録 | 基礎老化研究 32(2),36 2008 |
概要 | 【目的】アルブミン尿症は、アルブミンの糸球体基底膜の透過性亢進あるいは近位尿細管再吸収能低下により引き起こされると考えられている。これまでに私達は、アルブミン尿症の加齢に伴う発症と食餌制限による改善機構を探る一環として、アルブミン再吸収レセプターであるmegalinやcubilinの量や細胞局在を調べ、両レセプターの量や局在の変化がアルブミン尿症の発症や改善に関わっている可能性を示唆した。本大会では、糸球体上皮の陰性荷電の大部分を担い、足突起やろ過間隙の構造維持に重要な役割を果たしているシアロ糖タンパク質であるpodocalyxin量の加齢変化を調べたので報告する。
【方法】ラット腎podocalyxin量は、若齢(3 mo)、中齢(10 mo)、老齢(31 mo)の腎ホモジネートについてpodocalyxinのN末側のcytoplasmic domainとC末端ポリペプチド鎖の認識抗体を用いたウエスタンブロットにより解析した。 【結果と考察】特異性の異なる2種類のpodocalyxin に対する抗体の反応性から、ラット腎にはC末端の一部を欠落したpodocalyxinの存在が示唆された。未変性体とC末端欠落体の量はどちら場合も若齢に比べ中高齢で低い傾向にあったが、全podocalyxin に対するC末端欠落体の割合は加齢でほぼ一定であった。現在、腎糸球体におけるpodocalyxin結合シアル酸糖鎖構造、megalin/cubilin発現量の加齢変化およびそれらに対する食餌制限の影響について調べている。 |