シラガ ノブユキ
Shiraga Nobuyuki
白神 伸之 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Bモード超音波画像のみでは腫瘍と同定できなかった乳房脂肪織内の乳癌の1例. |
会議名 | 第21回日本乳腺甲状腺超音波診断会議 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎澤口悠子†, 緒方秀昭†, 金澤真作†, 馬越俊輔†, 大久保陽一郎†, 三塚幸夫†, 密田亜希†, 羽鳥 努†, 白神伸之†, 澁谷和俊†, 金子弘真† |
発表年月日 | 2008/09 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪,日本 |
学会抄録 | Preceedings of The 21st Meeting of Japan Association of Breast and Thyroid Sonology |
概要 | 通常乳癌は超音波で典型的には低エコーで不整形の腫瘤影として描出される。今回われわれは脂肪織内に限局し周囲と等濃度でほぼ同一な内部構造を呈したためBモード画像のみでは腫瘍として同定できなかった乳癌の1例を経験したので報告する。
症例は60歳、女性。右乳房6時方向約3㎝に直径20mm大の硬く不整な腫瘍を触知した。Bモード超音波では明らかな腫瘍像を示さなかった。パルスドプラでは触知する部位に一致して強い血流像を認め、パルスドプラにて初めて画像上で脂肪様の内部エコーを持つ分葉状の不整な17×14×12mm大の腫瘍が確認できた。ソナゾイド造影超音波では中央に不染部を持つ濃染される腫瘍として確認できた。腫瘤は脂肪織内に限局し周囲の脂肪織と等濃度を示したことから鑑別診断として脂肪腫なども考えられたが、ABCでClassⅤ、針生検でMucinous carcinomaであった。手術検体の病理とBモード及びソナゾイド造影超音波画像の比較を行った。 |