シラガ ノブユキ
Shiraga Nobuyuki
白神 伸之 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | Stage IIIB乳癌に対する術前化学療法の経験 造影超音波での観察で異なる経過を示しpCRとなった2症例. |
会議名 | 第46回日本癌治療学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎金澤真作†, 密田亜季†, 羽鳥 努†, 馬越俊輔†, 三塚幸夫†, 丸山憲一†, 八鍬恒芳†, 工藤岳秀†, 安部信行†, 白神伸之†, 緒方秀昭†, 澁谷和俊†, 金子弘真† |
発表年月日 | 2008/10 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋,日本 |
学会抄録 | 日本癌治療学会誌 43(2),428 2008 |
概要 | 【はじめに】我々は、ソナゾイドを用いた造影超音波で乳癌術前化学療法の経過観察を行っている。今回、造影超音波で、異なる経過を示した2例を報告する。
【方法】ソナゾイドは推奨量( 0.015ml/kg )の半量を経静脈投与。診断装置は東芝aplio XG、探触子はPLT-805ATを用いて観察した。 【症例】 1:46才女性。左乳房の硬化、皮膚の浮腫、乳頭の変形あり(T4b)。34x34x22mm, N0, M0, Stage IIIB。CNBで充実腺管癌, ER 0, PgR 0, HER2 score 0。 FEC100→TXT後に、乳房全摘とSNBを施行した。造影超音波では経過とともに不整な腫瘍血管の減少を認めた。最終的にBモードでも観察される血流の無い腫瘍が遺残したが病理診断はpCRであった。 2:36才女性。左乳房の硬化、皮膚の浮腫、乳頭の変形あり(T4b)。74x80x35mm, N1, M0。CNBで硬癌, ER 8, PgR 4, HER2 score 0, Stage IIIB。 FEC100→TXT後に、乳房全摘とSNBを施行した。造影超音波では経過とともに不整な腫瘍血管の減少を認めた。最終的に腫瘍像および不整な腫瘍血管は消失した。病理診断はpCRであった。 【まとめ】 造影超音波は、術前化学療法の効果判定に有用あり、将来的にpCRの予測に役立つ可能性も考えられた。 |